ゴルフクラブの種類を一覧で紹介！飛距離と使い分けのコツは？

ゴルフクラブにはさまざまな種類や呼び名があり、ゴルフ未経験者からすると頭にクエスチョンマークが浮かぶこともしばしば……。

しかもキャディバッグをよく見てみると、同じ形のクラブがたくさんあったり、番号が入っていたり、これからゴルフを始めたい人にとって、ゴルフクラブを覚えることがゴルフを始めるハードルを高くしているのかもしれません。

この記事ではそんなゴルフに興味をもった人や初心者ゴルファーのために、ゴルフクラブの種類について解説します。ゴルフクラブの一覧やクラブごとに飛ばせる飛距離も表にしているので、一目見ておくだけでもイメージが湧くはず。

ゴルフクラブの種類や特性について理解しておけば、実際のゴルフコースでも冷静にコースマネジメントができるようになれます。ゴルフクラブの種類について知識を深めて、素敵なゴルフライフにしましょう。

ゴルフクラブにどのようなものがあるかを知っておくことは大切。ただし、はじめから14本を使い分けるのは難しいので、初心者の方は最低限の本数から揃えていきましょう！

ゴルフクラブの種類一覧

ゴルフクラブの種類を大きく分類すると、以下の6種類に分けられます。

ゴルフクラブの種類と飛距離

この章ではゴルフクラブの種類と飛距離について解説します。ゴルフでは基本的にゴルフクラブで距離を打ち分けます。

そのため、各ゴルフクラブの飛距離の目安を知っておくことで、実際のゴルフのラウンドがとても楽になりますよ。

飛距離が出にくい人、平均的な人、飛ばせる人の3パターンを男女別でクラブごとに紹介するので、参考になれば幸いです。

ドライバー(1W)

ドライバーは長さによる遠心力と大きなクラブヘッドを利用して、遠くへ飛ばすことに特化したゴルフクラブです。

ほかのクラブと違い、地面から打つことを想定されていないので、ティーアップをしなければ使用できないゴルフクラブです。

フェアウェイウッド(FW)

フェアウェイウッドもドライバーと同様、遠心力と大きなヘッドで飛距離が出しやすいゴルフクラブです。

しかし、ドライバーと違って、フェアウェイから打つことも想定されているので、ドライバーより短くて扱いやすくなっています。フェアウェイウッドは主に3番ウッド、5番ウッド、7番ウッド、9番ウッドが多く使用されていて、数字が小さいほど遠くへ飛ばすことができる仕様となっています。

ユーティリティ(UT)（ハイブリッド）

ユーティリティは、フェアウェイウッドの飛距離の出しやすさとアイアンの方向性を兼ね備えたゴルフクラブです。現在では、「ハイブリッド」とも呼ばれています。

最近ではフェアウェイウッドやロングアイアンの代わりにユーティリティを使う人も多く、最も注目されているゴルフクラブでもあります。

アイアン(Iron)

アイアンは基本的にグリーンを狙って打つゴルフクラブなので、長さによって細かく距離を打ち分ける必要があります。

だいたい1番手ごとに10ヤードから20ヤードを打ち分けるのが平均的です。

ウェッジ(PW、AW、SW、LW)

ウェッジはアイアンに比べて、ボールを打つ面であるフェース面が寝ているため、ボールが高く上がるようになっています。高く上がる分、ボールにスピンもかかりやすくなっています。

パター(PT)

パターはフェース面がほぼ真っ直ぐとなっているので、転がすことに特化しています。

パターの種類は大きく分けて以下の3種類。

これらの中でもさまざまな形状のタイプがあります。また、タイプによってパターの優劣はつけられません。ゴルファー一人ひとりの好みやスタイルによって、合うものが異なるからです。

転がせる距離は男女でほぼ変わりません。自分の感覚通りに打ち分けられるものを選びましょう。

ゴルフクラブの種類と用途・使い分け

ここでは、それぞれのゴルフクラブをどのようなシーンで使うのか、それぞれの特性からクラブの使い分けについて解説します。

ドライバー(１W)

ドライバーはティーショット時に、できるだけ遠くへ飛ばすことを目的としたゴルフクラブです。そのため、ティーショット以外では基本的に使用できません。

また、飛距離がだせる反面、打球が曲がりやすくOBになりやすいクラブでもあります。そのため、左右が狭くてOBが出やすいホールや、距離の短いホールでは使用しないのもコースマネジメントとして有効でしょう。

ドライバーは遠くへ飛ばせる反面、プロでもミスショットをしてしまう、難しいゴルフクラブでもあります。

フェアウェイウッド(FW)

フェアウェイウッドはティーショットや、ロングホールの2打目など、飛距離を稼ぎたいときに使用することが多いゴルフクラブです。

ドライバーと同様で距離が出しやすい反面、ミスショットも出しやすいゴルフクラブなので、シチュエーションに気をつけて使用する必要があります。

フェアウェイウッドを打つときは、なるべくフラットなフェアウェイで使用しましょう。

ユーティリティ(UT)（ハイブリッド）

ユーティリティはティーショットから、2打目以降の飛距離をかせぎたい時まで、マルチに利用できるゴルフクラブです。

ダフリなどのミスショットにも強いので、飛距離は落ちますが、フェアウェイウッドより安心して使用できます。初心者にも1本はキャディバッグに入れておいてほしい、便利なゴルフクラブです。

アイアン(Iron)

ロングアイアンはそこそこ飛距離を出すことができるので、ティーショットにも使えるゴルフクラブです。

しかし、ロングアイアンを使用するには筋力と技術が必要なので、体力に自信のない人や初心者がロングアイアンを使用するのはやめておきましょう。

初心者がアイアンでティーショットするときは、5番アイアンがおすすめです。フェアウェイやラフから打つときは、長くても6番アイアンや7番アイアン以降を使って、確実にグリーンを狙っていきましょう。

ウェッジ(PW、AW、SW、LW)

ウェッジは残り100ヤード以内からグリーンやピンを狙うゴルフクラブです。ロブウェッジやサンドウェッジは名前の通り、バンカー(砂)から打つことに特化したウェッジであり、クラブヘッドの背中の部分を利用して打つことで、バンカーから簡単に脱出できるような設計となっています。

ウェッジは残り100ヤード以内から、ピンを狙って打つ重要なゴルフクラブです。

パター(PT)

パターはグリーン上で、ボールをカップに入れる役割のゴルフクラブです。

18ホール全てで使用するゴルフクラブなので、1番重要なゴルフクラブといっても過言ではありません。パターは自分の直感やフィーリングに合うものを使用しましょう。

初心者が揃えたいゴルフクラブの種類

ここまでゴルフクラブについて解説してきましたが、全てのゴルフクラブが初心者におすすめ、というわけではありません。

ロングアイアンやフェアウェイウッドなど、ゴルフ上級者や体力に恵まれた人でないと扱えないゴルフクラブもあります。

初心者が最初に揃えておきたいゴルフクラブは以下の5種類です。

• ドライバー
• 5番ウッド、もしくは4番ユーティリティ
• 6番アイアン〜9番アイアン
• ピッチングウェッジ
• サンドウェッジ

少なく感じるかもしれませんが、これだけあれば意外とそつなくラウンドができるものです。

初心者のうちは最小限のゴルフクラブを揃えて、ゴルフが上達するに連れてゴルフクラブを買い足すことをおすすめします。

初心者が最初に揃えたいおすすめの本数について解説した記事があるので、リンクを貼っておきます。よかったらチェックしてみてください。

関連記事

ゴルフクラブは7本で十分？初心者向けのセッティングも紹介

ゴルフでラウンドするとき、キャディバッグ（ゴルフバッグ）に入れておけるクラブの本数は最大で14本です。14本以下であれば何本でもOK。初心者の場合、ラウンドに何本くらいのクラブが必要なのか、どんなクラブを持っていけばいいのか、悩みま[…]

ゴルフクラブの種類は自然と覚えるので大丈夫！

ここまで記事を読んだうえで、

「ゴルフクラブって思ったより、種類があって覚えられるかな？」

なんて心配になりませんでしたか？

確かに、ゴルフクラブは種類が多いうえに、メーカーごとの違いなど、調べはじめたらキリがありません。

でも安心してください。

ゴルフを趣味として取り組んでいれば、ゴルフクラブの種類はもちろん、ゴルフメーカーの特色や使い勝手など、自然と覚えられます。少しでもゴルフに興味を持ったなら早速、ゴルフに挑戦してみましょう。

この記事を最後まで読んでくれたあなたなら、ゴルフにのめり込んでいくうちに、ゴルフについてもっともっと詳しくなっていくはずですよ。