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ゴルフグローブを両手着用は禁止?ルールやマナー、メリットなど解説

「ゴルフグローブを、両手に着けたら変ですか?」

ときどき、そのような質問を見聞きします。たしかに、ゴルフグローブは片手着用が常識のように広まっているため、両手にグローブを着けるのをためらってしまう人も多いのが現実です。

しかし、プレースタイルや体質によっては、両手着用のほうが快適で実用的というケースもあり、特にアマチュアゴルファーにはあえて両手にグローブをする人も少なくありません。

そこで今回は、ゴルフグローブの両手着用について解説していきます。

STEPGOLF毛利隆彦
監修者 毛利
ゴルフグローブを両手に着けることはルール上問題ありません!メリット・デメリットを踏まえて自分に合ったグローブの着用方法を選んでくださいね。

ゴルフグローブの両手着用に関するルール・マナー

ゴルフグローブを両手に着けることはルール上、禁止されていません。特にアマチュアゴルファーにおいては、自分の快適さや安全性を優先して選ぶことができます。

ただし、ラウンドにおけるマナーや使用するグローブの種類によっては、注意すべきポイントもあります。公式競技では「用具の規定」に適合する必要があり、認定されていない特殊な素材のグローブを使うと失格の対象になることも。

グローブを両手に着用することに関しては「ルール上はOK、ただしマナーと用具規定には注意」と理解しておきましょう。

ゴルフグローブの非公認について

ゴルフの公式競技においては、使用する用具がR&A(全英ゴルフ協会)やUSGA(全米ゴルフ協会)などのルールに準拠しているものでなければなりません。

グローブも例外ではなく、以下のような条件に合致しないものは「非公認」とみなされ、競技での使用が禁止されることがあります。

非公認とみなされることがあるグローブの特徴

特徴内容
パッド付きグローブ握力を補助する目的で手のひらにパッドが入っていると、違反とされる可能性あり
滑り止めが過剰な素材粘着性の高い素材やゴム素材など、グリップの一体感を不正に高めるものはNG
機能性が過度な特殊グローブ振動軽減・スイング補助機能など、プレーに影響を与える設計はルール違反になる可能性あり

日常の練習やカジュアルなラウンドであれば問題ありませんが、公式戦や競技会では「公認グローブ」であることを確認しておくと安心です。

ゴルフグローブを両手に着用するメリット

ゴルフでは片手にグローブを着けるのが一般的とされていますが、実は両手に着用することで得られる実用的なメリットもたくさんあります。

ここでは、両手にグローブを着けることで得られる主なメリットを3つ紹介します。

  • グリップ力の安定
  • マメや擦り傷の予防
  • 日焼け・寒さの防止

グリップ力の安定

両手にグローブを着けるメリットは、両手ともにしっかりとグリップを保持できることです。特に汗や雨などでクラブが滑りやすい環境では、両手グローブのほうが滑りにくく、スイングも安定しやすくなります。

特に、以下のような人にはおすすめです。

  • 汗っかきで手が滑りやすい人
  • ウェットなコンディションでプレーする機会が多い人
  • 握力が弱くグリップが手の中で回りやすい人

一方で、繊細な指先の感覚を重視する上級者にとっては、両手グローブが感覚を鈍らせると感じることも多いようです。

マメや擦り傷の予防

初心者や手の皮が弱い人にとっては、スイングの摩擦による手のひらや指のマメ、擦り傷が悩みのタネ。両手にグローブをすれば、ダメージの分散やクッション効果によって、ケガの予防につながります

特に、長時間のラウンド・練習を行う場合や、手に負担がかかりやすいフルショットでの打ちっぱなしに取り組む場合には有用といえるでしょう。

日焼け・寒さの防止

夏場の紫外線や冬場の冷え込みなど、天候による影響から手を守れるのも両手グローブのメリット。日焼けを気にする女性ゴルファーや、冷え性の方には大きなメリットとなります。

シチュエーション両手グローブのメリット特に向いている人
夏(強い日差し)日焼け防止。手の甲までしっかりカバーできる紫外線対策をしたいゴルファー(女性ゴルファーに多い)
雨や湿度の高い日グリップが滑りにくくなり、安定したスイングを維持できる汗をかきやすい人、雨の日のラウンドが多い人
冬(寒冷時)手の冷えを防ぎ、握力の低下を防ぐ冷え性の人、シニアゴルファー
強風や乾燥した気候手の乾燥・ひび割れを防げる乾燥肌の人、長時間プレーする人

ゴルフグローブを両手に着用するプロゴルファーはいる?

両手にグローブを着用するスタイルはプロの世界でも主流とは言えませんが、一部のプロゴルファーはそのスタイルで結果を残しており、実際に両手着用を選択している選手も存在します。

例えば、1998年生まれの小滝水音(こたきみお)選手は、国内女子ツアーで活躍するプロゴルファーです。中学時代から両手にグローブを着けており、手汗によるクラブの滑りを防ぐためにこのスタイルを取り入れているそうです。

また、イングランドのアーロン・ライ選手も、少年時代から両手にグローブを着用していることで知られています。両手にグローブをすることでグリップ力が上がり、手に余計な力を入れずに済むという理由から、グローブを両手に着用するスタイルが定着したそうです。

アメリカのトミー・ゲイニー選手は「Two Gloves(ツーグローブス)」の愛称で親しまれるほどで、両手にグローブを着けるスタイルがトレードマーク。PGAツアーでもそのユニークなスタイルで話題を集めています。

このように、トッププロでもプレースタイルや感覚を重視して両手グローブを選んでいる例が存在します。

ゴルフスキル以外にもマナーやコースマネジメントなど幅広くゴルフを学べるのがステップゴルフ!

両手着用したい場合のゴルフグローブの選び方

両手にゴルフグローブを着ける場合、片手用とは違った視点で選ぶことが大切です。

快適性・グリップ力・フィーリングを両立させるために、以下の3つのポイントに注目しましょう。

フィット感を重視して選ぶ

両手にグローブを着けると、少しのズレや違和感でもスイング全体に影響が出ます。そのため、特にサイズ感やフィット感は重要です。

素材は柔らかく、手の動きに自然に沿うタイプがおすすめ。左右どちらも指先・手のひらまでぴったりフィットしているかを確認しましょう。

特に、大きすぎるグローブは手が滑りやすく、十分な力をクラブに伝えられません。小さすぎても窮屈になりますが、使っていくうちに少し伸びることが多いので、サイズ選びに迷ったら若干きつめのものを選ぶとよいでしょう。

試着ができる場合は、両手に着けてスイングの感覚をチェックするのが理想です。

使用目的に合わせた素材選びを

グローブに使われる素材にはいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なるため、、用途に応じた素材選びが快適さにつながります。

素材特徴とおすすめシーン
天然皮革(羊革など)柔らかく手に馴染みやすい/フィーリング重視のラウンド向け
合成皮革耐久性が高くコスパも◎/練習や打ちっぱなしにおすすめ
全天候タイプ雨・汗に強く、グリップ力を維持/夏や雨の日のラウンドに最適

特に、雨の日や手に汗をかきやすい夏場のプレー時では、グローブが濡れてグリップ力が低下しがちです。

予備を用意するか、水に強い素材のグローブを使うことで、両手に着用するメリットを活かせるでしょう。

左右のバランスを意識する

両手グローブでは、左右で違うシリーズやブランドを使うと感触にズレが出ることがあります。ポイントは、以下のとおりです。

  • できるだけ同じブランド・同じシリーズでそろえるのが理想
  • デザインや厚み、質感に違いがあると、グリップ感に差が出るので注意
  • 特に利き手側はスイングの感覚に直結するため、より慎重に選ぶことが大切

ただし、左右で異なるグローブを選ぶのが有効なこともあります。

例えば、利き手側はフィーリング重視、逆手側は耐久性重視といった使い分けです。余裕がある方は試してみましょう。

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ゴルフグローブとボール

禁止ではないのに、なぜ両手より片手着用が多いのか

ゴルフグローブを両手に着けることはルール上まったく問題ありませんが、実際のラウンドでは「片手グローブ」が主流です。

その背景には、長年培われてきたゴルフ文化や、プレイヤーの感覚的な好みなど、いくつかの要因が絡んでいます。

ゴルフ=片手グローブという「慣習」がある

まず最も大きいのが、「ゴルフグローブは片手で着けるもの」という固定観念です。テレビ中継や雑誌などで目にするプロゴルファーのほとんどが片手着用でプレーしていることから、「それが普通」というイメージが強く根づいています。

初心者向けのレッスンでも片手用が基本として紹介されており、ゴルフショップに並ぶグローブもほとんどが左手用(右利きの場合)。このように、知らず知らずのうちに片手グローブが標準となっているのです。

フィーリングを重視するゴルファーが多い

片手着用が好まれる理由の1つに、「クラブとの一体感を保ちたい」というプレイヤー心理もあります。特に利き手側を素手にしておくことで、打感やフェースの向きなどを繊細に感じ取れるという声は多く、上級者ほどこの点にこだわる傾向があります。

パッティングのような繊細なタッチが求められる場面でグローブを外すゴルファーが多いのは、まさに「手の感覚を最大限活かしたい」という気持ちの表れといえるでしょう。

両手にグローブを着けると、滑りにくくなる半面、グリップのフィーリングがやや分厚く感じられることも。こうした感覚の違いが、片手派を選ぶ大きな理由のひとつとなっています。

両手用グローブの選択肢が少ない

もう1つ、現実的な理由として無視できないのが、両手グローブの流通量の少なさです。市販されているゴルフグローブの多くは片手用で、特に右手用(右利きの場合)を単品で販売しているケースは少数派です。

「ちょっと両手グローブを試してみたい」と思っても、実際に手に取れる機会が少ないため、試す前に選択肢から外れてしまうことも珍しくありません。こうした市場の状況も、両手着用が一般的になりにくい理由のひとつといえるでしょう。

【初心者向け】片手に着用するなら、どっちの手に付けるべき?

ゴルフグローブを片手だけに着用する場合、「利き手とは反対の手」に着けるのが基本です。例えば右利きのゴルファーであれば左手に、左利きのゴルファーであれば右手にグローブを着けることになります。

これは、クラブを振る際の構造と関係しています。

スイングでは利き手側よりも、反対の手がクラブを安定して支える「主導の役割」を担います。反対の手はグリップを強く保持する必要があるため、滑り止めや保護の意味でグローブを着けるのが理にかなっているのです。

ただし、これはあくまで「基本」。手汗がひどい人や、手の皮が弱くてマメができやすい人など、状況によっては利き手にもグローブを着けるケースもあります。

プレースタイルや体質に合わせて、柔軟に選ぶのが1番です。

【FAQ】ゴルフグローブの両手着用に関するよくある質問

両手にグローブを着けるスタイルは一般的ではない分、さまざまな疑問や誤解がつきものです。ここでは、両手着用に関してよく聞かれる質問にお答えします。

むしろ両手着用を推奨する意見もある?

はい、実際にあります。特に初心者や女性ゴルファー、シニア層には両手グローブを推奨する声も多く聞かれます。得られるメリットは、前述のとおりです。

特にアマチュアゴルファーにとっては、見た目より快適性と安全性を優先してよいと考える人が増えています。

両手着用の場合、「ダサい」の声もある?

一部では「両手にグローブ着用は初心者がするもの」といった声があるのも事実です。ただし、それは「慣れ」の問題や、既成概念による印象が大きいといえるでしょう。

例えば、両手グローブでツアー優勝を果たした選手や、個性的なスタイルを貫くプロも存在していますが、そうした選手の活躍により、両手着用に対する見方も変わりつつあります。

むしろ最近では、「自分に合ったスタイルを選ぶ」ことが重視される傾向にあり、ダサいかどうかより、プレーの質や快適性を大切にする人が増えているのが現状です。

両手用グローブはどうやって手に入れる?

市販のゴルフグローブは、基本的に片手用(右利きなら左手用)が主流ですが、以下の方法で両手用をそろえることができます。

  • 同じシリーズの左右用を個別に購入する
  • オンラインショップで「両手用」や「右手用」を検索する

実店舗では両手用グローブの選択肢が少ないため、サイズがわかっている場合はオンラインショップを活用するのがおすすめです。

メーカーによっては、左右同一モデルをセット販売していることもあります。

また、ネイルを楽しみたい女性向けに、指先がカットされた両手用グローブも販売されているので、デザインや素材など好みに合わせて選びましょう。

ステップゴルフなら、グローブ着用などの細かなルールやマナーも学べる◎

「グローブは片手?両手?」「そもそもマナー的に大丈夫?」など、ゴルフにまつわるルールや習慣は、初心者には分かりづらいグレーゾーンがたくさんあります。特にビジネスゴルフや接待の場では、こうした細かいポイントが印象を左右することも。

そこでおすすめしたいのが、インドアゴルフの「ステップゴルフ」です。

ステップゴルフには、専門知識を持ったコーチが常駐しており、グローブの着用マナーやルールといった基本的な部分から、実際のプレー中の振る舞いまでしっかり教えてもらえます

また、ステップゴルフでは実際のゴルフ場で行う「コースレッスン」も月に70企画以上実施しているため、コースに出る前に必要なマナーやエチケットを、実践的に身に付けられます。

「細かいルールに不安がある」「自己流の癖を直したい」という方は、ぜひステップゴルフで安心して学びながら、ゴルフをもっと楽しんでみてくださいね。

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