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ザンダー・シャウフェレのスイングを解説!持ち玉やクラブセッティングも

力強くスムーズなスイングで注目を集めるザンダー・シャウフェレ。世界のトップ選手のひとりでありながら、そのフォームはアマチュアでも真似しやすい要素が多く含まれています。

本記事では、彼のスイングやクラブセッティングを詳しく解説します。

ザンダー・シャウフェレとは

メジャー初制覇とともに世界ランキング上位に定着したザンダー・シャウフェレ。堅実なスイングとメンタルの強さで注目される存在です。

ここでは、彼のプロフィールやプレースタイルなどの基本情報を紹介します。

シャウフェレの基本情報

ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)は、カリフォルニア州出身のプロゴルファーで、ドイツ系と日系のルーツを持ちます。2020年の東京五輪では金メダルを獲得し、国際的な評価を高めました。

ザンダー・シャウフェレの基本情報

ザンダー・シャウフェレの基本情報
項目内容
氏名ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)
生年月日1993年10月25日(31歳)
出身アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ
プロ転向2015年
身長・体重約178cm・79kg
主な戦績PGAツアー9勝/2021年東京五輪 金メダル/2024年全米プロ 優勝

参照:
ザンダー・シャウフェレ|Wikipedia
ザンダー・シャウフェレ公式ウェブサイト

シャウフェレのプレースタイル

安定感のあるショットメイキングが持ち味で、特にアイアンの精度に定評があります。派手さは控えめですが、プレッシャーのかかる場面でも淡々とプレーできるのが強みです。

フェアウェイキープ率やパーオン率の高さからも、着実にスコアを組み立てるプレースタイルがうかがえます。

また、飛距離においても世界のトッププロレベルです。身長は178cmとPGAツアー選手の中では小柄なほうですが、ドライバーの平均飛距離は300ヤード越え。効率良く力を伝えるスイングと強靭な体幹を持ち、世界でも上位に入る飛距離の持ち主でもあります。

シャウフェレの持ち球

シャウフェレは、緩やかなドロー系の弾道が基本。インサイドアウトのスイング軌道で、自然なつかまりと強い球筋を両立しています。

ただし、場面によってはフェードも使い分けるなど、操作性の高さも魅力です。風に強い中弾道を好み、安定感を重視するアマチュアにとっても参考になる持ち球といえるでしょう。

ザンダー・シャウフェレのスイングの特徴

シャウフェレのスイングは、無駄な動きが少なく、バランスのとれた構えと再現性の高さが特徴です。トッププレーヤーとして安定した成績を出し続ける背景には、基本に忠実で、かつ体の使い方をうまく活かしたスイングがあります。

ここでは、彼のスイングの要点を5つの観点から紹介します。

ウィーク寄りのニュートラルグリップとコンパクトなアドレス

シャウフェレのグリップは、一般的なニュートラルグリップよりややウィーク寄り(左手の甲がターゲット方向を向くような握り)です。

バックスイングでフェースが開きやすい握り方ですが、トップでは左手首を手のひら側に折り、ややレイドオフの形をとっています。こうすることで、クラブフェースの開閉が抑えられ、スイング中のフェース向きを安定させているのです。

アドレスでは構えが非常にコンパクトで、体と手元の距離が近く、クラブと体の一体感を感じさせます。無理のない自然な姿勢は、アマチュアにも真似しやすいポイントです。

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スムーズなテークバックとリズム感

シャウフェレのスイングは、全体を通してリズムが滑らかです。テークバックでは急な動きや無理な力みがなく、ゆっくりとクラブが円を描くように動きます。テンポが一定のため、タイミングが狂いにくく、ショットの精度にもつながっています

初心者がリズムに悩むときは、シャウフェレのように「一定のスピードで振る」ことを意識すると良い参考になります。

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インパクトゾーンの強い押し込み

インパクトの瞬間、シャウフェレは体の正面でボールをとらえ、左腕とクラブが一直線に伸びた状態で強く押し込むような動きが特徴的です。この「押し込み」は、ボールに力をしっかり伝えるためのポイントで、再現性の高い打球にもつながっています。

インパクトゾーンが長くなることで方向性とスピン量が安定し、中弾道の強い球で飛距離を伸ばしているのです。

下半身主導のシャローな切り返し

切り返しでは、下半身が先行して動き出し、上半身がそれに引っ張られるようにスイングが始まります。この「下半身主導」によって、ダウンスイングではクラブが寝た角度(=シャロー)で下りてくるため、力強いインパクトが生まれやすくなります。

シャローな軌道は、スライス防止にもつながる動きで、多くのアマチュアにとって参考になる部分です。

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フィニッシュまでブレない体幹の強さ

シャウフェレのフィニッシュは、最後までピタッと静止しているのが印象的です。これは体幹が強く、スイング中に軸がブレていない証拠。体重移動や体の回転がスムーズで、バランスがとれたフィニッシュにつながっています。

スイングの最後まで姿勢が崩れないことは、ショットの安定性を支える土台でもあります。アマチュアも「最後まで振り切って止まる」ことを意識するだけで、ミスの減少につながるはずです。

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ザンダー・シャウフェレのスイング改造とは

シャウフェレはこれまで安定感のあるスイングで知られていましたが、さらに精度と再現性を追求するため、近年スイング改造に取り組んでいます。特に大きな変化が見られるのは、テークバックと切り返しの動きです。

従来よりも腕を体に近づける意識を強め、クラブをややインサイドに上げることで、フェースコントロールのしやすさが増しました

以前はトップでシャフトがターゲットの左を向く「レイドオフ」の形になっていましたが、現在は「ややクロスシャフト気味」のトップの形に変更しています。これは、ダウンスイングで正しいスイングプレーンにクラブを乗せやすくするためです。

その結果、強く振っても曲がり幅が抑えられ、球筋に安定感が出ています。

さらに、切り返しでは上半身の開きを抑え、下半身主導でシャローな軌道を作るようになった点も注目すべきポイントです。ドロー系の強い球を安定して打てるようになり、飛距離と方向性のバランスが向上しています。

このように、細部の調整を積み重ねることで、シャウフェレはスイングの完成度をさらに高めつつあります。

参考:ザンダー・シャウフェレが語る スイング改造セルフ解説「クラブの上げ方をガラッと変えた」(前編)|GDO

ザンダー・シャウフェレのクラブセッティング

2025年の全米プロゴルフ選手権におけるシャウフェレのクラブセッティングは、操作性と安定性を重視した構成となっています。ドライバーやアイアンはキャロウェイの最新モデルを中心に揃え、パターは彼が長年信頼するオデッセイを使用。セッティング全体にシャウフェレらしい堅実さが表れています。

ザンダー・シャウフェレのクラブセッティング

番手モデル名シャフト
ドライバーキャロウェイ パラダイム Ai スモーク トリプルダイヤモンド(10.5°)三菱ケミカル ディアマナ PD 7TX
フェアウェイウッドキャロウェイ ELYTE(エリート) トリプルダイヤモンド(3HL)三菱ケミカル ディアマナ PD 8X
ユーティリティキャロウェイ APEX UW(21°)三菱ケミカル ディアマナ D+ 9TX
アイアンキャロウェイ APEX TCB(4I〜10I)トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー X100
ウェッジキャロウェイ オーパスウェッジ(52°)、タイトリスト ボーケイSM10(57°、61°)トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー X100
パターオデッセイ トゥーロンパター ラスベガスプロトタイプ 7CH
ボールキャロウェイ クロムツアー

シャウフェレは常に自分のスイングにフィットするクラブを追求しており、過去にもフェース面の見え方や打感の微調整にこだわる場面が多く見られます。シンプルながら完成度の高いセッティングは、多くのアマチュアにも参考になるはずです。

参考:ザンダー・シャウフェレ クラブセッティング 2025年 全米プロゴルフ選手権|GDO

【クラブ・状況別】ザンダー・シャウフェレのスイングの特徴

シャウフェレのスイングはクラブごとに微調整があり、それぞれのクラブの特性を活かす工夫が見られます。

ここではドライバーからパターまで、代表的なクラブ別に構えや打ち方の特徴を解説します。

ドライバー

シャウフェレのドライバーショットは、コンパクトなトップからの力強い押し込みが特徴です。アドレスでは体をやや右に傾け、アッパー軌道でボールをとらえやすい姿勢を作っています。

切り返しでは下半身が先行し、クラブは自然とシャローな軌道へ。スピン量を抑えた強弾道でフェアウェイを確実にとらえるのが彼の武器といえるでしょう。

アイアン

アイアンショットは、ダウンブロー気味のインパクトでスピンの効いた高弾道を打ち分けます

特にミドル〜ショートアイアンでは、振り幅を抑えたコンパクトなスイングで方向性を重視。インパクトからフォローにかけても手元が体から離れず、インパクトゾーンを長くすることで打球を安定させています。

フェースの乗り感を活かし、ピンを正確に狙うショットが持ち味です。

パター

ストロークは非常に安定しており、体と腕の動きを一体化させた直線的な軌道が印象的です。視線のブレが少なく、フェース面をしっかりスクエアに保つことで、距離感と方向性の精度を両立しています。構えもシンプルで、再現性の高さが強みです。

また、一定のリズムでストロークしている点も特徴。テンポを意識することでグリップに力が入りすぎるのを防ぎ、正確なパッティングを実現しています。

アプローチ

アプローチでは球の高さとスピン量を自在にコントロールできるのが特徴です。フェースを開きすぎず、インパクトで手元を止めないことで、芝の状況に左右されにくい安定感ある打ち方を実現。状況に応じてスイングの幅やスピードを巧みに調整し、寄せの精度を高めています。

ザンダー・シャウフェレの練習について

シャウフェレは、「再現性の高いスイング」をテーマに、地道でロジカルな練習を積み重ねることで知られています。特別な動きに頼るのではなく、基本の型を徹底的に体に染み込ませるスタイルです。

シャウフェレが取り組む練習

シャウフェレは、意外にも私たちアマチュアゴルファーが行う基本的なドリルも練習に取り入れています

例えば、スイング時に左脇が開かないような練習ドリル。グローブを左脇に挟んでスイングし、バックスイングやフォローで肘を引かないように意識しています。

ほかにも、矯正グリップ付きのクラブを使用し、グリップの握り方がズレていないかも日々確認しているとのこと。こうした基礎的なドリルが、シャウフェレの精度の高いショットを実現しているのです。

さらに、厚みのあるインパクトを目指すために、ウェッジを使ったハーフショットドリルも行っています。ロフトをしっかり立てて打ち込むことで、体幹を使った力強い弾道となり、すべてのショットのミート率を上げる練習となるそうです。

また、父であるステファン氏のコーチングにより、精神面での集中力維持にも意識的に取り組んでいます。調子の良し悪しは誰にでもありますが、普段から地道な練習を積み重ねることが試合での活躍につながっているといえるでしょう。

シャウフェレが使用している練習器具

練習器具も合理的に選ばれています。シャウフェレは「ストロークテンポ」や「フェース管理」に効果的なツールを好み、例えばパターマットやミラー板、スイングテンポ確認用のトレーニング器具などを使用しています。

シャウフェレは元々パッティングに苦手意識を持っていましたが、一定のリズムを刻むストロークテンポを使用したことで、スムーズなストロークでパッティングできるようになりました。

また、前述した通り、グリップ矯正付きのアイアンを使い、フックに握りすぎないことも意識しています。

ザンダー・シャウフェレがブランドアンバサダーを務めるステップゴルフで練習してみよう!

ザンダー・シャウフェレのスイングは、リズムの良さと下半身主導の切り返し、体幹の安定感が光ります。こうした技術を参考にするのは上達への近道ですが、見よう見まねの独学では誤った癖が付くことも……。

だからこそ、経験豊富なコーチから正しく学ぶ環境が重要です。

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