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ゴルフの三角形とは?崩さない方法やキープに役立つ練習器具を紹介

ゴルフ初心者にとって、スイングの再現性や安定感を高めるうえで見落とされがちなのが「腕の三角形」です。

この三角形とは、アドレス時に肩と両腕でつくられる構えの基本形のこと。スイング中にこの形が崩れてしまうと、クラブの軌道がブレやすくなり、スライスや手打ちといったミスショットにつながりやすくなります。

そこで今回は、スイングにおける三角形の役割や崩れやすい原因、さらにキープするための具体的な方法や練習法について、わかりやすく解説していきます。

ステップゴルフ野口コーチ
監修者 野口
「腕の三角形」について正しく理解しスイングで活かすことが、安定したショットを打つために必要な要素です。

ゴルフスイングの三角形の意味

まずはゴルフスイングにおける「三角形」の基礎知識と、その重要性についてわかりやすく解説していきます。

三角形は肩のラインと両腕でできる

ゴルフにおける「三角形」とは、構えたときに肩のラインと両腕でつくられる基本の形を指します。

この形を保つことで、腕だけで振る手打ちを防ぎ、体全体を使ったスムーズな回転がしやすくなります。構えたときの手元の位置や腕の角度を一定に保つことが、安定したスイングの第1歩といえるでしょう。

ゴルフスイングで腕の三角形をキープするメリット

三角形をキープすることで、スイングに安定感が生まれます。腕と肩の形を保ったままバックスイングできれば、体の回転も深まり、大きなスイングアークにつながるでしょう。これが飛距離アップやスライスの防止にも効果を発揮します。

また、三角形を崩さずに振ることでクラブの軌道が安定し、毎回同じスイング動作を再現しやすくなる点もメリットです。その結果、打点のズレが減り、方向性やショット精度の向上にもつながります。

特に、傾斜のある場所やライの悪い状態などのミスしやすい場面でもショットが安定します。

ゴルフスイングで三角形はどこまでキープする?

スイングでは三角形をキープすることが重要とされていますが、スイングの最中ずっと保ち続けるのは現実的ではありません。

一般的には、クラブが腰の高さにくるまで、おおよそ時計の8時から4時の範囲までが、三角形を維持できる目安とされています。

そこから先は体の回転や腕の動きに合わせて形が崩れていきますが、代わりに意識したいのが「小さな三角形」です。これは両肘の間を底辺にし、肘から手首までのラインで構成される形。トップからフォローにかけては、この小さな三角形を保つ意識が安定した動作につながります。

両肘の間隔をキープし、腕が体の幅から外に出ないように振ることで、クラブ軌道のブレを抑えることができるでしょう。

【スイング動作別】腕の三角形の状態と面の向き

ゴルフスイングでは、各動作に応じて腕の三角形や面の向きが少しずつ変化していきます。

ここではアドレスからフォローまでの流れを追いながら、それぞれのフェーズで意識すべき三角形の保ち方や面の向きをわかりやすく解説します。

アドレス(正面)

アドレスでは、肩のラインと両腕でつくる大きな三角形を意識しましょう。両肘は伸ばしきらず、軽く余裕をもたせた自然な構えが理想です。この三角形が整っていると、腕とクラブが体と一体になりやすく、スムーズな始動につながります。

グリップ位置は体の中心にくるよう調整し、手首を必要以上に折らないよう注意しましょう。構えが不自然だとスイングの途中で三角形が崩れやすくなってしまいます。

テークバック

テークバックでは、アドレスでつくった三角形をできるだけ保ちながら、体の回転を使ってクラブを引き上げていきます。

腕だけでクラブを動かすと手首がこねられやすくなり、アドレス時につくった三角形をキープできません。フェースの向きも不安定になるため、ミスショットの原因にもなります。

クラブが腰の高さまで上がった段階で、フェース面が時計の11時方向を指しているのが理想的です。

バックスイング

バックスイングでは、右肘が自然に曲がりながら、肩と腕でつくる三角形がやや変形します。無理に三角形を維持しようとすると、動きが硬くなり、スイングにぎこちなさが出てしまいます。

体の回転に合わせてクラブを振り上げ、フェース面が背骨の角度と平行になるよう意識しましょう。

トップ

トップの位置では、大きな三角形がほどけ、小さな三角形(両肘と手首で構成)が主になります。自分から見て、小さな三角形の面が体の右側を向く形になるはずです。

右肘は自然に曲がった状態で問題ありませんが、手首を強く折ったり、肘が外に広がったりすると、フェースが開きやすくなります。

腕を体に引きつけすぎず、適度な距離感を保ちながら、クラブが体の正面に収まるよう意識しましょう。

ダウンスイング

ダウンスイングでは、小さな三角形をキープしたまま、体の回転と連動させてクラブを振り下ろします。両肘の間隔が広がったり、手首の角度が崩れたりすると、スイング軌道が安定しません。

体の正面でクラブを扱う意識をもちながら、胸と腰を同調させて振ることが大切です。

インパクト

インパクトでは、小さな三角形を保った状態で、クラブがボールにスクエアに当たるよう導くのがポイントです。手元が体から離れすぎると、フェース面が不安定になりやすく、方向性のブレにもつながります。

左肘が突っ張らず自然に伸びる形が理想で、腕の動きと体の回転が連動していると再現性が高くなります。

フォロー

フォロースルーでは、インパクト時の小さな三角形を可能な限り保ったまま、体の正面でクラブを振り抜きます。左肘が外側に抜けてしまうと、いわゆるチキンウィングの形になり、フェースの向きがズレやすくなります。

理想的な形は、両腕が自然に伸びた状態で、再び大きな三角形ができるような振り抜き方です。体の回転を止めずにフィニッシュまでスムーズに動かしましょう。

フォローからフィニッシュにかけては、左肘が自然に折りたたまれ、小さな三角形の面が体の左を向く形が正解です。

ゴルフで腕の三角形が崩れるとどうなる?

スイング中に腕の三角形が崩れると、クラブの軌道やフェースの向きが不安定になりやすく、ミスショットの原因になります。

特に注意したいのが、両肘の間隔が広がったり手首が過度に折れたりすること。フェースの開閉が大きくなり、スライスやフックが出やすくなります。

さらに、手打ちの形になりやすく、体の回転がうまく使えなくなる点も問題です。その結果スイングの再現性が落ち、方向性や飛距離にバラつきが出てしまいます。

ゴルフで腕の三角形が崩れる原因

ここでは、スイング中に腕の三角形が崩れてしまう主な原因を3つ取り上げ、それぞれの特徴と影響を解説します。

手打ちになっている

三角形が崩れる原因として最も多いのが、手打ちによるスイングです。体の回転が使えておらず、腕だけでクラブを振っていると三角形は崩れやすくなります。特に、バックスイングやダウンスイングで腕が体から離れる動きが出ると、肘の間隔が広がって形が乱れやすくなるので注意しましょう。

この状態では、手首や肘が安定せずスイングの軌道もブレやすくなるため、再現性の低いショットにつながります。

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グリップ圧が強すぎる

クラブを必要以上に強く握ると、腕全体が力み手首や肘の動きが硬くなります。その結果、腕の柔軟な動きが妨げられ、三角形が崩れやすくなります。

また、過度な力みは体全体のスムーズな動きも妨げ、クラブをスムーズに振ることが困難に。こうした状態では、スイングの流れが乱れやすくなります。

姿勢や前傾角度が崩れている

スイング中に上体が起き上がったり、前傾姿勢が緩んだりすることも、アドレス時に保っていた三角形の形を崩す原因です。

特に、腰や肩の軸がズレることで、クラブが体の正面から外れやすくなり、腕で調整しようとする動きが出てしまいます。こうなると、インパクトで三角形の形に戻すのが難しくなるため、再現性の低いスイングになりがちです。

動画や文章だけではわかりにくいゴルフスイングでの身体の動かし方は、プロのコーチから直接学ぶのがおすすめです。

ゴルフで腕の三角形を崩さない・キープする方法

スイング中に腕の三角形を保つためには、体全体の使い方や基本動作への意識が欠かせません。ここでは、キープのための具体的な方法を3つ紹介します。

腕ではなく体幹主導で振る

三角形を維持するには、腕の力でクラブを動かすのではなく、体幹を軸にしたスイングを意識することが重要です。肩・胸・腰を連動させて回転し、腕が常に体の正面にある状態を保ちましょう

特にテークバックからダウンスイングにかけては、体の動きと腕の動きを同調させることで、スイングの再現性が高まります。腕任せにならず、体の回転でクラブを導くことが、三角形を崩さずに振るための基本です。

グリッププレッシャーを適度に保つ

握る力が強すぎると、肘や手首が硬直し、スムーズな動きが妨げられます。反対に、緩すぎてもインパクトでクラブがブレ、スイングを安定させることができません。

「落とさず、力まず」が理想のグリップ圧。指先で軽く包み込むように握ると、腕や肩に余分な力が入りにくくなり、自然な三角形を保ちやすくなります。

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両腕の距離感と三角形を意識して素振りする

日頃の素振りでも、肩と両腕でつくる三角形を意識しておくことが大切です。構えたときの両肘の間隔や高さをキープし、体の回転と連動させてクラブを振る練習を繰り返しましょう。

はじめは小さな振り幅で、クラブと胸の距離を一定に保つように意識することが大切です。三角形の感覚を体に覚えさせることで、フルスイングしたときにもインパクトで形が崩れにくくなります。

ゴルフスイングの三角形キープの練習方法・ドリル

スイング中に腕の三角形を崩さずに保つには、意識と反復練習が不可欠です。

ここでは、自宅や練習場でも手軽にできる練習方法として、「タオル挟み素振り」と「三角形意識の鏡スイング」の2つを紹介します。

タオル挟み素振り

このドリルは、腕と体を一体で動かす感覚を養うのに効果的です。両脇にタオルを挟むことで、三角形を保ったままスイングする意識が自然と身につきます。

やり方は以下の通りです。

  1. スポーツタオルを軽く折りたたむ
  2. 両脇にタオルを挟む
  3. フルスイングは避け、9時〜3時のハーフスイングでゆっくり素振り
  4. 慣れてきたら、スイング幅を少しずつ広げる

タオルが途中で落ちてしまう場合は、脇が開いてしまっているサインです。ただし、締めすぎて動きがぎこちなくならないよう、力まず自然な振りを心がけましょう。

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三角形意識の鏡スイング

自分のスイング中のフォームを確認したい方におすすめなのが、鏡を使ったスロースイングです。視覚的にチェックしながら行うことで、誤った感覚に気づきやすくなります。

  1. 全身が映る鏡の前に立ち、クラブか棒状のものを持ってアドレスの構えをとる
  2. 正面から見て、肩と両腕でつくる三角形が左右対称になっているか確認する
  3. テークバックからフォローまで、通常の1.5倍ほどゆっくり動かし、三角形が崩れていないかをチェックする
  4. 両肘の間隔や高さが変わらないよう意識して、何度も繰り返す

三角形をキープしながら振る感覚を身につけるには、毎日少しずつでも続けることが重要です。動作に慣れてきたら、スイングスピードを徐々に上げていくと実践でも活かしやすくなります。

ゴルフスイングの三角形キープに役立つ練習器具

腕の三角形をキープしたスイングを身につけるには、補助器具を使った練習が効果的です。

まずおすすめなのが「両肘の間に挟むタイプ」の器具です。柔らかいボール状の道具や専用パッドを両肘で軽く挟んだ状態でスイングすると、肘が離れにくくなり、自然と三角形を維持できます。手首の余計な動きも抑えられ、フェースの開閉が最小限に。

もうひとつは「肩にストラップをかけて両腕を固定するタイプ」の器具です。肩と手首をバンドでつなぐことで手打ちを防ぎ、体の回転と腕の動きを連動させる感覚を養えます。

どちらの器具も、「アドレス時にできた三角形を、スイング中もできるだけ保つ」という基本を体で覚えるために効果的なアイテムです。

さらに、ステップゴルフオリジナル練習器具の「90°KEEPER」も有効です。

右肘が90〜110°以内で収まるようサポートすることで、オーバースイングを防ぎ、正しい軌道スイングを自然に身につけられます。装着するだけで支点となる右肘の動きが安定し、打点のバラつきやショットの不安定さを改善する効果が期待できます。

三角形の維持と同時に右肘の正しい動きを習得できるので、より安定したスイング作りに役立つでしょう。

90°KEEPERの詳細はこちら

正しいフォームを最短で身につけるならステップゴルフ!

ゴルフスイングを安定させるには、肩と両腕でつくる「三角形」を意識し、その形を保ったまま振ることが基本です。しかし、自己流や独学では誤ったクセが定着しやすく、思うように上達できないケースも少なくありません。

そこでおすすめなのが、専門知識と指導経験が豊富なコーチから直接学べるレッスン環境です。

ステップゴルフでは、1人ひとりのフォームを丁寧にチェックし、カルテを作成。それをもとに、完全オーダーメイドのカリキュラムでレッスンを進めます。コーチによるレッスンだけでなく、打ち放題の練習スペースも自由に使えるため、レッスン+自主練で上達スピードが格段にアップします。

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