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フェアウェイバンカーの打ち方と番手の選び方を徹底解説

フェアウェイバンカーは、ゴルファーにとって気を抜けない場面の1つです。まだ距離が残る中で砂の上から正確なショットが求められるため、いつものフェアウェイショットとは違った考え方と打ち方が必要になります。

この記事では、フェアウェイバンカーの基本やグリーンサイドバンカーとの違い、スイングのコツ、よくあるミスと対策、クラブ選びのポイントまでわかりやすくまとめました。実戦で役立つ対応法も紹介しています。

苦手意識をなくしたい方は、ぜひ読んでみてください。

ステップゴルフ野口コーチ
監修者 野口
フェアウェイバンカーはグリーンまで距離があるのが特徴であり、バンカーの状況を見て飛距離を狙うか脱出を優先するかを判断する必要があります。

フェアウェイバンカーとは

フェアウェイバンカーとは、グリーンの周りではなく、フェアウェイの途中に設けられたバンカーのことを指します。ティーショットやセカンドショットが落ちやすい位置に置かれており、ミスを誘う目的で設計された「ハザード(障害物)」の1つです。

特に、パー4やパー5のホールではよく見かけるバンカーで、飛距離が出るゴルファーにとっては、越えるべき大きな壁になることもあります。狙い所や番手選びによって、リスクを避けるか攻めるかの判断が問われる場面でもあります。

参考:バンカーの種類とフェアウェイバンカーとの違い

ゴルフコースには、フェアウェイバンカー以外にもいくつかの種類のバンカーがあります。

ここでは代表的な3種類との違いを整理し、それぞれの特徴と攻略ポイントをまとめました。

バンカーの種類設置場所特徴攻略のポイントフェアウェイバンカーとの違い
フェアウェイバンカーフェアウェイ左右・中央距離が残る状況でのショットが多い砂に刺さらず打つ、クラブ選びが重要ライやアゴの高さで難度が変わる
クロスバンカーフェアウェイを横切る形硬めの砂、距離ありクリーンヒット、体の回転を意識横長の形状で通過を妨げる設計
ガードバンカーグリーン周りアゴが高く、距離は短いエクスプロージョンショットが基本繊細なコントロールが必要
グラスバンカーグリーン周辺(芝地)砂ではなく芝、ラフ扱い芝の抵抗を考慮、短く持つハザードではなく脱出しづらい地形

クロスバンカー

クロスバンカーは、フェアウェイを横切るように配置されたバンカーで、主にパー4・パー5の中間地点にあります。距離が残る場面での正確なショットが求められるのが特徴です。

砂は締まっていることが多く、ややトップ気味に打つのが基本。アゴが低ければフェアウェイウッドやユーティリティも使えますが、高い場合は確実に出す判断が大切です。体の回転を意識し、ボール位置をやや右寄りにするとミスを減らせます。

ガードバンカー

ガードバンカーはグリーン周りにあるバンカーで、アゴが高く距離は短めです。ピンを狙う場面で登場し難易度の高いアプローチが求められます。

ガードバンカーからのショットは、ボール手前の砂を叩くエクスプロージョンショットが基本。フェースを開いて砂ごとボールを飛ばす打ち方で、ライや砂質に合わせた判断が大切です。

グラスバンカー

グラスバンカーはグリーン周りの芝の窪地で、砂はなくルール上はラフ扱いです。クラブをソールしても問題ありませんが、芝が深いため脱出は意外と難しくなります。

フェースが芝に絡みやすく無理にグリーンを狙うとミスしやすいので、まずは確実に出すのが基本です。短く持ち、コンパクトに振るのがコツ。クラブはライやピンまでの距離に合わせて選びましょう。

フェアウェイバンカーの特徴

フェアウェイバンカーの特徴は、グリーンまで距離がある状況で打たなければならない点です。ティーショットやセカンドショットの落下地点に配置されており、グリーンまで長い距離が残りやすいことから、飛距離の出るクラブを使うことが多くなります。

しかし、アゴの高さやボールの位置・砂への沈み具合によって、使用できるクラブが限られることも少なくありません。無理に狙うとリスクが高くなるため、状況に応じたクラブ選択や打ち方が求められます。

砂は比較的締まっていて、ボールをクリーンにとらえるのが基本です。ガードバンカーのようなエクスプロージョンショットは不向きで、ヘッドが深く入ると飛距離が出にくくなるため注意しましょう。

【スイング編】フェアウェイバンカーの打ち方

ここでは、フェアウェイバンカー特有のスイングのコツや意識すべき動作を3つの観点から解説します。

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バンカーに入ったボール

ボール位置は中央〜やや右寄り

フェアウェイバンカーでは、ボールの位置を「スタンスの中央からやや右寄り」にセットするのが基本です。この位置に置くことで、クラブが地面に最も近づく前にボールをとらえやすくなり、自然とハンドファーストの形も作りやすくなります。

フェアウェイバンカーの砂は比較的締まっていることが多く、ヘッドが深く入りすぎると飛距離が出ません。グリーン周りのバンカーのように砂を爆発させて打つのではなく、なるべく砂に触れず、ボールだけをクリーンに打つイメージを持ちましょう。

ボールを左に置きすぎるとダフリやすく、右に寄せすぎるとトップしやすくなるため、位置の微調整はとても大切です。毎回同じ場所にボールを置く習慣がつけば、安定したスイングもしやすくなります。

ハーフトップ気味に打つ

フェアウェイバンカーからのショットは、基本的に通常の芝から打つときと同じような感覚で構いません。ただし、ヘッドが深く入りすぎると砂の抵抗で飛距離が落ちてしまいます。そこで意識したいのが「ハーフトップ気味」にボールをとらえる打ち方です。

ボールはやや右足寄りに置き、グリップは短めに持ちます。体重は左右均等にかけ、体全体でコンパクトにスイングすることで、クラブが必要以上に砂に潜りにくくなります。ボールのやや上側をとらえるつもりで振ると、クリーンに当たりやすくなります。

また、グリップがゆるまないようしっかり握ることも大切です。手元が不安定になるとヘッド軌道がブレやすく、ミスにつながってしまいます。下半身の重心がブレないよう注意しながら、安定した振り抜きを意識しましょう。

万が一トップ気味になっても、フェアウェイバンカーではランが出やすくなるため、アゴが低くてライが良い場面では特に効果的な打ち方です。

体重配分とフォロースルーで飛距離をコントロールする

フェアウェイバンカーから安定した飛距離を出すには、体重のかけ方とスイングの振り抜き方がポイントになります。

アドレスでは、体重を左右均等にかけるのが基本です。どちらかに偏っているとスイング中にバランスを崩しやすくなり、ダフリやトップの原因になります。スイング中も軸をぶらさず、重心をキープする意識を持ちましょう。

そして、フォロースルーではクラブを低く長く振り抜くことが大切です。ボールを上げようとすくい打ちになると、インパクトが弱くなり距離が出ません。最後までしっかり振り切ることで、ヘッドがボールにエネルギーを伝えやすくなり、飛距離にもつながります

注意したいのは、途中でスイングを止めてしまったり、左肘が引けたりするような動きです。これがあると方向性も乱れやすくなります。

ステップゴルフのコースレッスンなら、インドアや打ちっぱなしでは対策できない特定の状況における実践練習が可能です。

【クラブ選び編】フェアウェイバンカーの打ち方

フェアウェイバンカーでは、状況に合ったクラブ選びが大切です。アゴの高さやライの状態によって、使えるクラブや避けたいクラブが変わってきます。

ここでは、場面ごとの適切なクラブの選び方を紹介します。

ウッドは基本的に避ける

フェアウェイバンカーでは、フェアウェイウッドの使用はあまりおすすめできません。シャフトが長くソールも広いため砂の上では操作が難しく、ダフリやトップなどのミスにつながりやすくなります。

特にボールが砂に少しでも沈んでいる場合はクリーンに当てるのが難しく、無理に使うとバンカーから出せないこともあります。さらに、ウッドはロフトが立っているため、打ち出しが低くなりやすく、アゴに当たるリスクも高まります。

ライが悪いときは無理をせず、まずは確実にバンカーを脱出することを優先しましょう。

ユーティリティは条件付きで使える

フェアウェイバンカーでは、状況が良ければユーティリティも使えます。アゴが低く、ボールが沈んでいない平らなライで150ヤード以上の距離が残っている場合などは、グリーンを狙うクラブとして有効です。

打ち方のポイントは、芝の上と同じように滑らせるのではなく、ハーフトップ気味にボールをとらえること。インパクトゾーンを低く長く保ちながら、コンパクトに振り抜く意識が大切です。

ロフトが立っているため球はやや低めに出ますが、アゴがヒザより低ければ十分に越えられます。ランも出やすく、距離をしっかり稼ぎたい場面で効果を発揮します。

ただし、ライが悪い場合やアゴが高い場面では無理をせず、アイアンやウェッジで確実に脱出する判断が安全です。

安定を重視するならショートアイアンがベター

アゴが高かったりライが悪かったりする場面では、無理に距離を狙わずショートアイアンで確実に脱出するのが賢明です。

ロフトが大きくボールを高く上げやすいため、アゴを越えやすいのが強み。また、クラブが短くて操作しやすくスイングも安定しやすいため、ミスのリスクも抑えられます。

実際にプロでも、難しい状況ではショートアイアンを選び、次の1打につなげる戦略をとることがよくあるため、安全にバンカーから脱出したい場合におすすめです。

フェアウェイバンカーで出やすいミスと対処法

ここでは、フェアウェイバンカーで出やすい代表的なミスと、その対処法について具体的に解説します。

シャンク

フェアウェイバンカーでは、普段は出ない人でもシャンクが出ることがあります。足元が不安定なため、クラブの入射角がズレてしまうのが原因です。

特に、力んで距離を出そうとしたり、無理にグリーンを狙ったりすると起こりやすくなります。また、ボールを上げようとしてアイアンのフェースを開くことも、シャンクが出る原因の1つです。

防ぐには、スタンスを広めにして下半身を安定させ、手先に頼らず体全体で振るのがポイント。グリップは短めに持ち、ボール位置はやや右寄りにすると、芯に当たりやすくなります。

トップ

フェアウェイバンカーでよくあるミスが「トップ」です。足場が不安定で体の軸がブレたり、砂を避けようとスイングが浅くなったりすることが主な原因です。

また、「ボールを上げたい」と意識しすぎて、すくい打ちになると、最下点がズレてトップを招きやすくなります。

防ぐには、ボールをスタンスの中央〜やや右寄りに置き、上からしっかり振り抜くこと。インパクトゾーンを低く長く保ち、最後まで振り切るのがコツです。

インパクトで体が起き上がることもトップの原因になるため、アドレス時の前傾姿勢を保つことも意識しましょう。

ダフリ

フェアウェイバンカーで最も避けたいのが「ダフリ」です。芝より抵抗が大きい砂の上では、少し手前を叩いただけでもクラブが減速し、飛距離が出ません。

原因は「ボールを上げよう」としたり、「強く打とう」と意識しすぎること。こうした動きは入射角が鋭くなりすぎて、クラブが深く砂に入ってしまいます。

対策としては、ボールをスタンスのやや右に置き、クラブを短めに持つのがおすすめ。左足に体重をかけて体の回転で打てば、自然なダウンブローになってダフリを防げます。

「砂を叩く」のではなく、「ボールを拾う」ような感覚で振るのがポイントです。

【FAQ】フェアウェイバンカーの打ち方でよくある質問

フェアウェイバンカーの打ち方に関してよくある質問を集め、ここではその中でも特に重要なポイントを詳しく解説します。

フェアウェイバンカーからのショットは飛距離を出すべき?

フェアウェイバンカーから飛距離を狙うかどうかは、状況次第です。

アゴが低くライが良ければ、ユーティリティやウッドで距離を稼げます。フェースをややかぶせて振ることで、ヘッドが砂に潜りすぎるのを防ぎやすくなるでしょう。

一方、アゴが高い・ライが悪いといった状況では、無理をせずショートアイアンなどでの脱出が無難です。プロでも安全策をとる場面は多く、確実に出す判断がスコアを守るポイントになります。

飛距離を狙うか脱出を優先するかは、状況と次打の選択肢を冷静に見て判断しましょう。

フェアウェイバンカーでのソールのルールは?

フェアウェイバンカーでは、アドレス時にクラブを砂にソールするのは禁止されています。

バックスイングや素振りでクラブが砂に触れると、「砂の状態をテストした」と見なされ、2罰打のペナルティになることがあります。

ただし、近年のルール改正で、いくつかの行為は無罰になりました。たとえば、クラブを体の支えに使ったり、バンカー内に不要なクラブを置いたりするのは問題ありません。ルースインペディメント(小石や葉など)を取り除く際に砂に触れてもペナルティにはなりません。

ポイントは、「砂の状態を確認しようとしたかどうか」。意図的でない限り触れても問題にならないケースもありますが、紛らわしい行動は避けたほうが安全です。

バンカーの実践練習ができるのはコースレッスンだけ!

フェアウェイバンカーは、ライの状態やアゴの高さ、残り距離に応じて判断力と技術の両方が求められるショットです。打ち方のポイントを知っていても、実際の砂の上で打ってみないと感覚がつかめないことも多く、インドア練習だけでは限界があります。

ステップゴルフでは、そうした“実戦ならではの難しさ”に対応するため、毎月70件以上のコースレッスンイベントを開催しています。実際のコースでのショットをテーマにしたレッスンも多数ご用意しており、初心者から中上級者までご自身に合ったプランを選べます。

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