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ゴルフで手元が浮く原因とは?デメリットやスライス・シャンクの対策も紹介

手元が浮く現象は、多くのゴルファーが無意識のうちに抱えている課題の1つです。

スイング中にクラブのグリップが本来の位置より高くなると、スライスやトップ、シャンクなどのミスショットを引き起こす原因になります。

今回は、手元が浮く仕組みやそのデメリット、起こりやすいミスショットの特徴を解説し、具体的な改善方法や効果的な練習ドリルまで網羅的に紹介します。

ステップゴルフ野口コーチ
監修者 野口
手元の浮きはさまざまなミスをはじめスイングのブレを誘発します。原因を見つけて矯正しておきましょう!

ゴルフの手元が浮くとは?

ここでは、手元が浮く状態の具体的な意味や動作の違いについて詳しく解説します。

一般的にはインパクト時に手元が浮くことを指す

「手元が浮く」とは、インパクトの瞬間にクラブのグリップが、本来あるべき位置よりも高く上がってしまうことをいいます。

この動きが起きやすいのは、腕だけでクラブを振ってしまう「手打ち」のスイングになっているときです。本来なら骨盤を回転させながら振るべきところを、腕だけで振ろうとすると、クラブヘッドの通り道が狭くなり、手元を無意識に持ち上げる形になってしまいます。

さらに、スイングの途中で左側の体が伸び上がるような動きが入ると、上半身が起き上がってしまい、結果的に手元も一緒に浮きやすくなります。

手元が浮くことと、起き上がりの違いについて

手元が浮く動きは、あくまでもインパクトのときにクラブのグリップが上がってしまうことを指します。

一方、「起き上がり」はスイング中に上半身が立ち上がり、前傾姿勢が崩れてしまうことです。前傾が浅くなると、体の動きが不安定になり、手元も自然と浮きやすくなります。

つまり、手元が浮く動きと起き上がりは別々のエラーですが、お互いに影響を与えやすい関係にあります。どちらか一方が起こると、もう一方も引き起こされることが多いため、セットで注意しておくとよいでしょう。

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ゴルフで手元が浮く理由・原因は?

ここでは、手元が浮く主な原因について詳しく解説します。

骨盤の回転が足りない

スイング中に骨盤の回転がうまくできていないと、上半身ばかりでクラブを振る「手打ち」になりやすくなります。

本来、バックスイングでは上半身と下半身の間にねじれ(捻転差)をつくり、切り返しでは下半身から先に動き出すのが理想です。

この動きができないと、手元がスイング軌道から外れやすくなり、結果的に手元が浮いてしまう形になります。

上体の起き上がり

アドレスの姿勢をキープできず、スイング中に上体が起き上がってしまうと、手元も一緒に浮いてしまう傾向があります。特に、前傾姿勢が崩れるとクラブとボールの距離感がずれやすくなり、ミスショットの原因にもなります。

たとえば、ダウンスイングで右膝が前に出たり、地面を蹴る力が真上に抜けてしまったりすると、体が反るように立ち上がってしまうことがあります。飛ばそうとする意識が強すぎると、下半身よりも腕に頼った動きになりやすく、それが前傾の崩れにつながるのです。

手元が浮く動きと起き上がりが同時に出てしまうと、スライスやトップなどのミスが出やすくなります。

クラブを「当てにいく」意識が強すぎる

スイング中に「しっかり当てたい」という気持ちが強すぎると、無意識のうちに手元を持ち上げてしまうことがあります。

本来は、体の回転によってクラブが自然に振られるのが理想です。しかし、ボールにクラブを無理に当てようとする意識が強くなると、腕だけでクラブを操作する「手打ち」になり、結果として手元が浮いてしまいます。

この状態では、ミート率が下がり、シャンクやトップといったミスが増えがちです。しっかり当てたいという気持ちが、かえって当たらない原因になることもあるのです。

ゴルフで手元が浮くとどうなるのか、デメリットはあるのか

スイング中に手元が浮いてしまうと、インパクトの瞬間にクラブフェースが開きやすくなります。その結果、ボールにうまく当たらず、スライスやトップといったミスが起きやすくなります。方向性や飛距離が安定せず、狙った場所に運ぶことが難しくなるでしょう。

さらに、スイングの途中で体が伸び上がると、手元もより浮きやすくなります。この動きが加わると、スイングプレーン(クラブが通るべき軌道)をキープしづらくなり、再現性のあるスイングが崩れてしまいます。

プロや上級者は、スイング中も手元の高さを一定に保つことができるため、プレッシャーのかかる場面でも安定したショットを打ち続けることができます。

手元の浮きを防ぐことは、まっすぐ飛ばす・狙い通りに運ぶといった基本的なショットの精度にも直結します。初心者にとっても、スイングの質を上げるうえで見直す価値のあるポイントといえるでしょう。

ゴルフで手元が浮くことで出やすいミスショット

手元が浮いてしまうと、スイング全体のバランスが崩れやすくなり、さまざまなミスショットを引き起こします。

ここでは、特に出やすい3つのミスと、それぞれの特徴を紹介します。

シャンク

手元が浮いたままインパクトを迎えると、クラブフェースの根元(ネック)にボールが当たりやすくなり、シャンクの原因になります。これは、フェースの向きが管理できていない状態で、スイング軌道がアウトサイド・インに傾いているときに起こりやすいミスです。

手元が浮くと、フェースが自然に開いてしまい、その影響でヘッドが外側から下りてきやすくなります。シャンクは一度出ると続けて発生しやすく、メンタルにも影響するため、早めの修正が大切です。

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スライス

スライスも、手元の浮きによって発生しやすいミスの1つです。インパクトの瞬間にグリップが高い位置にあると、フェースが開いてボールに右回転のスピンがかかります。これにより、ボールが大きく右へ曲がってしまいます。

さらに、手元の浮きとともにアウトサイド・インの軌道が加わると、スライスの回転が強くなります。軽いスライスはフェードボールとして使えますが、度を越すとコントロールが難しくなり、スコアにも影響してきます。

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チーピン

一見スライスとは逆のミスに思えるチーピン(左に大きく曲がる球)も、手元の浮きが原因となることがあります。インパクト時に手元が浮いた状態でフェースを過剰に返してしまうと、フェースが急激に閉じてチーピンにつながります

スライスを嫌がるあまり、手首を強く返そうとする動きもこのエラーを助長します。特に中級者になると、インサイドアウト軌道を意識するあまり、返しすぎてしまうケースも多く見られます。

チーピンは一発で大きく左に外れるリスクがあるため、フォームのバランスを早急に整える必要があります。

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ゴルフで手元が浮かない方法は?

手元の浮きを防ぐためには、ただ腕の動きを直すだけでは不十分です。スイング全体のバランスを見直し、体の正しい使い方を身につけることが大切です。

ここでは、具体的に意識したい3つのポイントを紹介します。

アドレスの姿勢と前傾角度を整える

手元が浮く原因の1つに、アドレスの姿勢が崩れていることがあります。前傾姿勢が浅すぎたり、背中が丸まっていたりすると、スイング中に上体が起き上がりやすくなります。

正しいアドレスをつくるには、背筋を自然に伸ばし、骨盤から体を前に傾けるように構えます。太ももの付け根から折りたたむようなイメージが近いでしょう。膝は軽く曲げる程度で、体重は足裏全体に均等にかけるのが理想です。

腕は肩から真下に垂らし、グリップと体の間に握りこぶし1つ分ほどのすき間を空けると、クラブをスムーズに振りやすくなります。リラックスした構えができると、スイング中も前傾を保ちやすくなり、手元が浮きにくくなります。

骨盤の回転を使って手打ちを防ぐ

手元が浮いてしまう大きな原因の1つが、腕だけで振ろうとする「手打ち」の動きです。腕主導のスイングは、姿勢が崩れやすく、クラブの軌道も安定しません。

この動きを防ぐには、下半身からスイングをスタートさせる意識が重要です。たとえば、ダウンスイングでは右足から左足へ体重を移動させながら、腰、そして肩の順に回転させていきます。骨盤の回転がうまく使えると、クラブが自然な軌道を描き、手元が浮きづらくなります。

腰を回すときは、前傾姿勢を崩さないように注意が必要です。骨盤がしっかり使えるようになると、腕の力に頼らないスムーズなスイングが身につきます。

左手リードとグリップエンドの意識を持つ

手元のブレを防ぐには、スイング中に左手主導の動きを意識することも効果的です。右利きのゴルファーは、特に右手に力が入りやすく、グリップが浮いてしまう傾向があります。

左手でクラブを引っ張るようにリードし、グリップエンドが常に体の正面を指すよう意識すると、上体と腕が連動しやすくなります。ダウンスイングでは、左手でロープを引くような感覚でグリップエンドを引き下ろすと、自然にハンドファーストの形がつくれます。

グリップエンドの動きはクラブフェースの向きにも関わるため、安定したスイングとミスの防止につながります。左手主導の感覚を身につけることが、手元の浮きを防ぐ近道になります。

【実践練習】ゴルフで手元が浮くのを矯正するドリル・器具

手元の浮きを改善するには、実際の動きの中で正しい感覚を身につけることが重要です。ここでは、スイング中の動きを整えるために役立つドリルや矯正器具を3つ紹介します。

クラブ引きずりドリルで手元の軌道を整える

クラブヘッドを地面につけたままボール方向にゆっくり動かしていくこのドリルは、手元が高く上がるクセを改善するのに効果的です。

地面に接触させたままクラブを引きずることで、自然と低い位置からインパクトへ向かう動きが身につきます。この感覚がつかめると、フェースが長くボールに触れる「厚いインパクト」になり、方向性と飛距離の安定につながります。

最初はヘッドを転がすようにゆっくりと動かしながら、クラブと地面の接触を感じ取る練習から始めてみましょう。

リストブレースで手首の動きをコントロール

リストブレースは、スイング中の手首の角度を保つための矯正器具です。手首が余計に動くと、スイング軌道が不安定になり、手元も浮きやすくなります。

この器具を使うと、手首を固定した状態で体の回転を使う必要があるため、自然と腕だけで打つ動きが抑えられます。素振りから実際の練習まで幅広く使えるうえ、サイズ調整が可能で、左右どちらの手にも装着できます。

体主導のスイングを身につけたい方には、試してみる価値のあるアイテムです。

スプリットハンドドリルで腕と体の連動を意識

左右の手を拳1つ分ほど離してグリップを握る「スプリットハンドドリル」は、腕と体の動きが一致していない部分を視覚的に確認できる練習法です。

このグリップでスイングすると、腕だけで振ると違和感があり、逆に体と連動して動かしたときにはスムーズな感触が得られます。特に、インパクトのタイミングや右ひじの使い方に注意しながら行うと、まっすぐ飛ばす感覚も養われていきます。

手元の浮きがなぜ起きているかを実感しながら修正できるドリルなので、繰り返し練習することでスイング全体の一体感も高まっていくでしょう。

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どうしても手元が浮く……ショットを安定させたい方はステップゴルフがおすすめ

手元が浮く動きは、スイング中のわずかな体の使い方や力の入れ方で、誰にでも起こりやすいミスです。頭ではわかっていても、自分だけで修正するのはなかなか難しいもの。正しい知識や感覚を身につけるには、第三者からのフィードバックがとても有効です。

インドアゴルフのステップゴルフでは、経験豊富な認定コーチが、一人ひとりのスイングを丁寧にチェックしながら指導しています。手元の浮きや体の動きのクセも、スイング解析機などを使って“見える化”することで、感覚だけに頼らずに改善できます。

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