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ゴルフのドッグレッグとは?意味や由来をはじめ、左右の攻め方を解説

ゴルフコースを回っていると、「ドッグレッグ」と呼ばれるホールに出くわすことがあります。直線ではなく途中で右や左に曲がっている形状が特徴で、攻め方にも工夫が求められます。

初めて見たときは「どう打てばいいのか分からない」と感じた方もいるかもしれません。

この記事では、ドッグレッグの意味や由来から、左右それぞれの特徴、基本的な攻略法までを分かりやすく解説していきます。

ステップゴルフ野口コーチ
監修者 野口
ドッグレッグは戦略性が求められるコースなので、コース全体の形状を理解してからプレーすることが攻略のカギです!

ゴルフのドッグレッグとは

ゴルフコースには、ティーからグリーンまでまっすぐなホールだけでなく、途中で大きく曲がっているホールもあります。そうしたホールのことを「ドッグレッグ」と呼びます。フェアウェイが右や左に折れ曲がっており、見た目も独特な形状をしているのが特徴です。

一見すると難しそうに感じるかもしれませんが、コースの特徴を理解すれば、初心者でも冷静に対処できます。直線的なホールと比べて、どこにボールを落とすかを意識する必要があり、戦略性が求められる点がドッグレッグの面白さでもあります。

ドッグレッグの意味と由来

ドッグレッグは英語の「dog leg(犬の足)」に由来します。犬の後ろ足のように曲がった形状に似ていることから、ドッグレッグという表現が使われるようになりました。

ゴルフコースに古くから存在するレイアウトの1つで、特に戦略性を高めたい設計で多く採用されています。

右ドッグレッグと左ドッグレッグ

ドッグレッグには、フェアウェイの曲がる方向によって「右ドッグレッグ」と「左ドッグレッグ」があります。ティーから見て右に曲がっていれば右ドッグレッグ、左なら左ドッグレッグです。

右と左では、ティーショットの狙いどころや球筋の選択、さらには使うクラブも変わってきます。例えば右ドッグレッグではフェード気味の球が狙いやすく、左ドッグレッグではドロー系のショットが効果を発揮する場面が増えるでしょう。

ただし、ボールの落ちどころやピンの位置によっては、次のショットで直接グリーンを狙いにくくなることがあります。左右どちらであっても、無理に近道を狙わず、コース全体の形状を理解してからプレーすることが大切です。

ドッグレッグホールのメリット・デメリット

フェアウェイが途中で折れるドッグレッグホールは、ほかのホールとは違った工夫が必要です。まっすぐ打つだけではうまくいかないぶん、プレー中の戦略がスコアに大きく関わります。

メリット

ドッグレッグでは、ティーショットをどこに置くか、次の1打をどの角度から打つかを考えるため、戦略性を楽しめるのが魅力です。状況によって最適なルートが変わるため、ルーティン通りのプレーだけでは済まない面白さがあります。

また、コースが曲がっていることで、弾道の曲がり幅が大きくなってもボールがコースに残りやすい点もメリットの1つ。例えば、ドライバーが大きくスライスする人の場合、右ドッグレッグのホールであれば右のラフで止まる可能性があります。

むしろ、飛びすぎると突き抜けてトラブルになることもあるため、持ち球とドッグレッグの相性が合えば、OBなどを回避しやすくなるでしょう。

さらに、ティーグラウンドからグリーンが見えないことが多く、「次どう攻めようか」と考える楽しさも出てきます。単調になりにくく、ホール全体の組み立てを考える練習にもなるレイアウトです。

デメリット

一方で、ドッグレッグは初心者にとってはやや難易度が高いホールでもあります。狙いどころやOBゾーンまでの距離が特殊なため、1つのミスショットで大きくスコアを崩しやすいのがデメリットです。

フェアウェイの先が見えないと、どこを狙えばいいのか迷いやすく、狙いどころを決めきれないまま打ってしまうケースも少なくありません。どのあたりでどの程度曲がるのかを見極めなければならないため、特に初めて回るコースでは苦戦することが多いです。

また、角をショートカットしようとして林に入れてしまったり、逆に安全を見すぎて遠回りになったりと、リスクとリターンの判断が難しい場面も多々あるでしょう。

さらに、ホールの曲がる向きによって相性の差が出やすいのも特徴です。例えばドローが持ち球の人は左ドッグレッグを攻めやすいですが、右に曲がるホールだと無理に球筋を変えたり、番手を落として飛距離を調整したりする必要も出てきます。

ドッグレッグの基本の攻め方・攻略法

ドッグレッグホールは、見た目や構造に惑わされず冷静に戦略を立てることがスコアメイクの鍵です。

ここでは、ドッグレッグでプレーするときの基本的な攻め方・心得を解説します。

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コース全体の形をつかんでから打つ

ドッグレッグでは、ティーグラウンドから見える範囲が限られていることが多く、グリーン方向の視界が遮られているケースも少なくありません。そのため、最初の1打を打つ前に、全体のレイアウトを頭に入れておくことが重要です。

ティーマークから見える範囲だけで判断してしまうと、突き抜けや林への打ち込みといったミスにつながりやすくなります。

スタート前にコースガイドを確認したり、同伴者の助言を参考にしたりして、ホール全体の形を把握しておきましょう。

無理にショートカットを狙わない

ドッグレッグでよくあるのが、コーナーを無理に狙いすぎてトラブルになるケースです。林の上を越そうとしたり、曲がり角の内側ギリギリを通そうとしたりすると、想定よりも浅く入ったり引っかけたりして逆に遠回りになることがあります。

また、ドッグレッグの曲がり角付近にはハザードがあることが多く、ギリギリのラインを攻めた結果バンカーなどにつかまるケースも少なくありません。

基本的には、コーナーを無理なく回せるポジションにボールを置く意識を持つほうが安定します。特にティーショットでは、欲張らずにセカンドが打ちやすい位置を確保することが、スコアを崩さないコツです。

もちろん、コースや自分の球筋によってはショートカットが最適なこともありますが、それはリスクとリターンを天秤にかけたうえでの判断。無理に狙うよりも、「刻んで次で勝負」の選択肢も忘れないようにしましょう。

セカンド地点を逆算してティーショットを打つ

ドッグレッグでは、ティーショットが終わってからも重要です。セカンド地点からグリーンをしっかり狙えるかどうかで、そのホールの難易度が大きく変わってきます。

そのため、あらかじめ「どこからセカンドを打ちたいか」を想定しておくことが大切です。場合によってはクラブの番手を下げ、あえて飛距離を落とすことで無理のないコースマネジメントがしやすくなります。

例えば、セカンドで得意な距離を残す、障害物が視界に入らない角度から攻めるなど、自分のプレースタイルに合ったルートを設計しておくのがおすすめです。

「ドッグレッグだから難しい」と構えるのではなく、「どう打てば次がラクになるか」を基準に考えることで、冷静にホール全体を組み立てられます。

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ステップゴルフのコースレッスンではコーチ帯同のもと、ラウンドをしながらアドバイスいたします。

【種類別】ドッグレッグの特徴と攻め方

ドッグレッグホールは右に曲がるか左に曲がるかで、プレーの組み立て方が大きく変わります。特に持ち球の傾向や利き手によって攻めやすさも違ってくるため、自分の特性を把握したうえで対応したいところです。

ここでは、左右のドッグレッグの攻略法を解説します。

右ドッグレッグ

フェアウェイが右に曲がっている右ドッグレッグでは、右方向へ曲がるフェードボールが打てると有利です。特に右利きのゴルファーにとっては、自然なアウトサイドイン軌道からのフェードを使いやすく、ティーショットで曲がり角に沿って狙いやすくなります。

ただし、フェードを狙いすぎてスライスになると、林やラフに入りやすいため注意が必要です。逆にドロー系の持ち球の人は、フェアウェイの外側から大きく回すルートになるため、少し距離が長くなる傾向があります。

また、ティーアップする位置も重要です。フェードが出やすい人はティーイングエリアの右寄りにセットし、やや左に打ち出すことでコースを広く使うことができます。ドローしやすい人は、反対にやや左寄りにティーアップするとセカンドショットが打ちやすくなるでしょう。

ティーショットでは無理に曲げようとせず、自然に打てる範囲の球筋で「曲がり角の手前」や「見通しのいい位置」に置ければ十分です。攻めるよりも整える意識が大切です。

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左ドッグレッグ

左に曲がる左ドッグレッグでは、左方向へ曲がるドローボールが有利に働きます。右利きのプレーヤーがインサイドアウト軌道で振ったときに出る球筋なので、意図的にドローを打てる人にとっては、カーブを使ってフェアウェイの内側を狙いやすくなります。

一方、フェードが持ち球の人にとっては、フェアウェイの曲がりに逆らう形になりやすく、広く使うルートを選ばなければなりません。必要以上に大回りになるとセカンドが遠くなってしまうため、ティーショットの位置取りには慎重さが求められます。

また、左ドッグレッグは視界が広がりやすいため、つい距離を稼ぎたくなる場面もありますが、無理をせず次のショットが打ちやすいところに置くのが基本です。

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【FAQ】ドッグレッグに関するよくある質問

初心者の方から寄せられることの多い、ドッグレッグに関する疑問を2つ取り上げて解説します。

ドッグレッグの距離表示の基準は?

多くのゴルフコースでは、ドッグレッグホールの距離表示は「フェアウェイのルートに沿った長さ」で計測されています。

厳密にはコース上に「IPポイント」と呼ばれる分岐点を設け、ティーイングエリアから分岐点・分岐点からグリーンまでを合計したものが総距離となるのが一般的です。つまり、表示されている距離は、ティーイングエリアからグリーンまでの最短距離を計測したものではないということになります。

見た目の直線距離よりも、実際の距離が長くなる点に注意が必要です。

また、ゴルフ場によっては距離表示の基準がやや異なることもあるため、スコアカードや案内図は必ずチェックしましょう。

どこを狙うのがベストかを判断するためにも、距離の表示だけでなく、実際の地形や角度もあわせて確認することが大切です。

ダブルドッグレッグとは?

ダブルドッグレッグは、1つのホールの中で2回以上フェアウェイが曲がるレイアウトのことを指します。最初に右、次に左といったように、2段階の方向転換がある構造です。

このようなホールは、主にパー5で採用されることが多く、ティーショット、セカンド、サードとそれぞれの位置取りを丁寧に考える必要があります。単に飛ばすだけでは対応しきれず、距離感や球筋、障害物の配置まで含めて慎重に組み立てる力が必要です。

攻め方に正解が1つとは限らないため、自分の飛距離や得意な番手に合わせて無理のないルートを選ぶことがポイント。左右のOBが浅い場合も多いので、飛距離よりもフェアウェイに残すことを優先するとスコアが安定しやすくなります。

ドッグレッグの攻略にはコースレッスンの活用が◎

ドッグレッグのような戦略性の高いホールは、打ちっぱなしだけではなかなか対応力が身につきません。実際のコースでしか得られない判断力や距離感、ライの変化への対応など、習得すべきスキルは多岐にわたります。

そうした実践的な感覚を学ぶには、コースレッスンが最適です。

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