ゴルフを始めてみたいけれど、道具をそろえる前にまずは練習してみたい。そんなときに思い浮かぶのが打ちっぱなしです。しかし「クラブを持っていないのに行っていいのかな?」と不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
結論からいえば、打ちっぱなしは手ぶらでも利用できる場所が多く、初心者の第1歩にぴったりの環境です。
本記事では、手ぶらで行く際のポイントやレンタルできるもの、料金の目安などをわかりやすく解説します。

ゴルフの打ちっぱなしは手ぶらでもOK?
手ぶらでも利用できる打ちっぱなし練習場は多く、初心者でも気軽に足を運べます。
クラブやシューズのレンタルがある施設であれば、特別な準備をしなくてもその日から練習を始めることができます。動きやすい服装さえあれば、まずはゴルフの雰囲気を体験してみるという目的でも十分です。
手ぶらでも楽しめる打ちっぱなし練習場は多い?
最近は初心者や女性ゴルファーの利用も増えており、レンタル設備が整った打ちっぱなし練習場が増えています。
たとえば、有料レンタルの施設では最新クラブを貸し出している場合もあり、上級者でも試し打ちで利用する方もいます。一方、無料レンタルの施設では、比較的古いものの、コストをかけずにゴルフを体験できる点がメリットです。
さらに、グローブやシューズの貸し出しがある施設もあり、手ぶらでもゴルフの練習ができる環境が整っています。
施設によりレンタルの充実度が異なるため、自身に合う施設を事前にリサーチすると楽しめるでしょう。
ゴルフの打ちっぱなし練習場に手ぶらで行くのはどんな人?
さまざまな目的や事情で、手ぶらで打ちっぱなしを利用する人がいます。ここでは、よくあるパターンを紹介します。
ゴルフ道具をまだ持っていない人
ニーズとしてぴったりなのが、これからゴルフを始めようとしている人です。まだクラブやグローブなどの道具をそろえていない段階では、レンタルできる環境があるだけでハードルがぐっと下がります。
まずは気軽に打ってみて、続けられそうか確かめたい。そんな「最初の1歩」として、手ぶらでの利用はぴったりです。
打ちっぱなしデートを楽しみたい人
最近では、アクティブなデートの1つとして打ちっぱなしを選ぶカップルも増えています。2人とも初心者というケースも多く、道具がそろっていなくても問題なく楽しめるのが打ちっぱなしの魅力です。
また、デートプランの1部として打ちっぱなしに行く場合は、道具が荷物なのであえて手ぶらで行く、というケースもあるでしょう。
「一緒に始めてみようか」という軽い気持ちで訪れる際には、手ぶらで行けるのは便利です。
仕事帰りや用事のついでに寄りたい人
会社帰りにふらっと立ち寄ってリフレッシュしたいという人も、手ぶら派として多く見られます。レンタルありの練習場ではクラブとシューズをその場で借りられるため、荷物を持ち歩く必要がありません。
時間を効率良く使いたい人には、レンタルクラブも1つの選択肢となります。
参考:クラブケースがない人は手ぶらで行くことがある?
中にはクラブは持っていても、「クラブケース(キャディバッグ)がなくて持ち運びが面倒」という理由から、あえて道具を持たずに練習場のレンタルを活用する人もいます。
短時間の練習や出先での利用なら「レンタルのほうがラク」と感じるケースもあり、必ずしも“クラブを持っていない人”だけが手ぶらで訪れているわけではありません。状況に応じて使い分けている人も多いようです。
手ぶらの打ちっぱなしでレンタルできるもの
打ちっぱなし練習場では、ゴルフクラブだけでなく、練習に必要なさまざまなアイテムをレンタルできる場合があります。
「会社の人にゴルフに誘われたけど、道具を持っていないから困っている」「ゴルフに慣れる前に、道具をすべて揃えるのはちょっと……」このように、ゴルフをやってみたい気持ちはあっても、道具がネックでなかなか始められないという方は意外と多[…]
クラブ
クラブのレンタルは、多くの練習場で提供されている基本的なサービスです。
1本ずつ借りるスタイルが主流で、ドライバー、7番アイアン、サンドウェッジなど、よく使う番手がそろっています。
施設によっては、女性用クラブやジュニア向けの軽量モデル、左利き用なども用意されており、体格やレベルに合わせたクラブ選びが可能です。
どのクラブを選べばよいかわからない場合でも、スタッフに相談すれば目的に合ったものを案内してもらえるため、初心者の方でも気軽に利用できるでしょう。
ゴルフシューズ
練習場によっては、ゴルフシューズのレンタルを行っている場合もあります。レンタルではスパイクレス(ソール面に小さな凸凹があり、履きやすさと滑りにくさが両立れている)のタイプが一般的で、気軽に足元の安定感を得られます。
ただし、シューズのレンタルがない施設もあるため、滑りにくいスニーカーなどを履いていくと安心です。
グローブ
グローブは滑り止めや手の保護のために重要なアイテムですが、練習場によっては貸し出しを行っていないケースもあります。ただし、フロントで販売している施設が多いため、手ぶらで訪れても問題ありません。一般的には500円~2,000円前後で購入できるため、複数回利用するなら購入したほうがよいでしょう。
サイズの合ったグローブを使うことで、クラブをしっかり握れるようになり、余計な力みを抑える効果も期待できます。初めての練習でも、できればグローブを着用しましょう。
打ちっぱなし練習場のゴルフ道具レンタル料金
手ぶらで打ちっぱなしに行く場合、クラブやシューズなどのレンタル料金が気になるところです。実際の料金は施設によって異なりますが、おおむね以下のような価格帯が一般的です。
レンタル品目 | 料金の目安(1回あたり) |
---|---|
クラブ(1本) | 無料~500円 |
ゴルフシューズ | 無料~500円 |
グローブ(販売) | レンタル:無料~300円 購入:500円~2,000円 |
クラブは1本単位で借りられる施設が多く、7番アイアンやドライバーなど用途に応じて選べます。一方、セット貸しを行っている施設は少なく、必要な本数だけ借りるスタイルが主流です。
グローブは衛生面の観点からレンタルではなく、販売対応の施設が多い傾向にあります。シューズはスパイクレスのレンタルが中心です。
最初からすべて買いそろえるよりも、必要なものをその都度レンタルすることでコストを抑えながら練習を始められます。
ステップゴルフでは、無料でクラブ・シューズをレンタルしております。手ぶらでご参加ください。
【あれば】打ちっぱなしに持っていくとよいクラブ
打ちっぱなし練習場ではレンタルクラブを利用できますが、もし自分のクラブを持っているなら、できるだけ持参して練習するのがおすすめです。
自分のクラブに慣れていくことで、スイングの再現性や感覚が安定し、実際のラウンドでも成果が出やすくなります。
ここでは、特に打ちっぱなしに持っていくと効果的なクラブを3本紹介します。
初心者が打ちっぱなしの練習場に行く時に迷うポイントの1つが、持ち込むクラブ。どのような練習をするかイメージできていない方は、クラブ選びで迷ってしまいますよね。この記事では、打ちっぱなしの練習に持っていくクラブの種類や、打ちっぱなしで[…]
7番アイアン
7番アイアンはスイング作りの基本となるクラブであり、練習場では常に練習したい番手です。
打球の高さや飛距離もほどよく出るため、フォームの確認や球筋の安定に役立ちます。
初心者の方は、まず7番アイアンで「当てる感覚」「まっすぐ飛ばす感覚」を身につけておくと、ほかの番手への移行がスムーズになります。
自分が7番アイアンで打つ距離を、同伴メンバーが何番で打つのかをついつい比べてしまう方も多いのではないでしょうか。特に初心者の方は、ゴルファーの平均よりも飛ぶのか飛ばないのか気にしがちです。この記事では、7番アイアンの平均飛距[…]
ドライバー
スコアを左右しやすいティーショットを安定させるには、ドライバーの練習が欠かせません。
レンタルクラブでも練習は可能ですが、シャフトの硬さや長さ、グリップの太さなど、自分のドライバーとは異なるため、実戦で使うモデルで慣れておくほうが安心です。
打ちっぱなしでは飛距離がわかりやすく、球のつかまり具合や打点位置のチェックにも適しています。
サンドウェッジ(SW)
グリーン周りのプレーを想定した練習をするなら、サンドウェッジの持参がおすすめです。
バンカー越えやアプローチでよく使われるクラブで、ボールの高さやスピン量、距離感を調整する感覚が必要になります。
練習場のマットでは芝とは違った打ちごたえになりますが、インパクトの感触をつかむ練習には十分です。練習場ではキャリー(打ったボールが地面に着弾するまでの距離)の感覚を養うことで、実際のコースに出た際に、イメージを持ちやすくなります。
バンカーに入ってしまったときに活躍する「サンドウェッジ」。打ちっぱなしなどで練習できる機会も少なく、特に初心者の中には苦手意識を持っている人が多いのではないでしょうか。サンドウェッジはバンカーのミスをスムーズに挽回できるだけ[…]
ゴルフの打ちっぱなしに手ぶらで行くときの注意点
打ちっぱなしは手ぶらでも気軽に行ける反面、いくつか注意しておきたいポイントがあります。特に初めて行く場合は、現地で戸惑わないように最低限の準備やマナーを押さえておきましょう。
ゴルフを始めると、遅かれ早かれ練習場でボールを打つ練習もしますよね。この記事では、初めての方が安心して打ちっぱなしの練習場にいけるように、打ちっぱなしの流れや練習方法、練習場でのマナーなどを解説します。監修者 野口初めて[…]
動きやすくて安全な服装を選ぶ
ゴルフウェアである必要はありませんが、動きやすく、スイングの妨げにならない服装が望ましいです。ジーンズやスカートなど動きにくいもの、ヒールや革靴は避けましょう。
靴に関しては、滑りにくく足元が安定するスニーカーがおすすめです。サンダルやクロックスなどでは施設によっては利用を断られることもあります。夏場でもノースリーブやサンダルでの入場は避け、最低限のドレスコードを意識しましょう。
「友人や恋人、会社の先輩から打ちっぱなしに誘われたけれど、どんな服装をしていけばいいかわからない!」と悩む方は多いのではないでしょうか。ゴルフはマナーに厳しいから、変な恰好をして行くと恥ずかしい思いをするかも…と不安になりますよね。[…]
周囲への配慮を忘れない
打ちっぱなしはのほか利用者とスペースを共有する施設です。クラブを振る際は、左右の打席との距離を確認し、隣の人に迷惑がかからないよう気を配る必要があります。
また、無断で他人のクラブを触ったり、大きな声で騒いだりするのもマナー違反にあたります。初めての場所でも、周囲の人の振る舞いを見て空気を読みながら行動すると安心です。
手ぶらでも最低限の持ち物を考える
完全な手ぶらでも練習は可能ですが、タオルや飲み物、必要に応じてシューズやグローブを持っていくとより快適に過ごせます。
特に夏場や屋外の練習場では、こまめな水分補給が必要です。また、グローブを購入して使うとクラブの握りやすさが安定し、マメや擦れを防ぐ効果も期待できます。
練習に集中するためにも、最低限の準備はしておくと安心です。必要なものがわからない場合は、事前に施設のホームページをチェックしておくとスムーズです。
打ちっぱなし以外に手ぶらでゴルフの練習ができる場所
ゴルフの練習といえば屋外の打ちっぱなしを思い浮かべる方が多いですが、手ぶらで通える練習場所はほかにもあります。
ここでは、インドア型の練習施設を2種類紹介します。
インドアゴルフスクール
インドアゴルフスクールは、天候や季節に関係なく快適な環境で練習ができる屋内施設です。多くのスクールではクラブやシューズを無料または低価格でレンタルできるため、手ぶらで通えます。
特徴的なのは、インドアゴルフ施設の多くはレッスンだけでなく自主練習の時間が設けられている点です。レッスンを受けながら自分のペースでも練習できるため、スキルアップを目指す初心者にはとてもおすすめです。
また、天候や時間に左右されないので、仕事帰りなどにも通いやすいでしょう。
シミュレーションゴルフ
シミュレーションゴルフは、屋内で大型モニターを使ってゴルフができる施設です。実際のコースが再現されたモードで楽しめるアミューズメント性の高い施設や、最新型カメラと弾道測定器を用いたスイングチェックができる施設の2通りがあります。
前者はゴルフバーなど飲食を伴う店舗が多く、練習目的には向かないケースがほとんどです。
ゲーム感覚で楽しめる反面、静かにフォームを見直すといった練習環境としては不向きなこともあり、1人で集中したい方にはあまりおすすめできません。
一方、後者はインドアゴルフスクール的な色が強いので、充実した練習ができるでしょう。
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打ちっぱなしは気軽に練習できる反面、夏は暑く、冬は寒いなど環境に左右される面があります。そんな悩みを解消してくれるのが、天候を気にせず快適に通えるインドアゴルフスクールです。
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