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ゴルフのツイスト打法とは?メリット・デメリット、やり方を解説

ゴルフの飛距離を伸ばしたいと考えると、どのような体の使い方やスイングの工夫が効果的なのか、気になるものです。

近年注目されている「ツイスト打法」は、従来の打ち方とは異なる体のひねりを活用した、効率的にパワーをボールへ伝える打ち方です。独特なフォームに最初は戸惑うかもしれませんが、正しく理解すれば大きな武器となります。

本記事ではツイスト打法の特徴やメリット・デメリット、実践のコツまで解説します。

ステップゴルフ野口コーチ
監修者 野口
ツイスト打法は爆発的なパワーを生み出せる一方で腰への負担も大きくなりますので、小さな動作から無理をせずに始めていきましょう!

ゴルフのツイスト打法とは

ゴルフのツイスト打法とは、体の回転に加えてインパクトの直前で腰を打ちたい方向と逆の方向へ素早く切り返すことで、クラブヘッドの加速を高めるスイング方法です。

通常のスイングでは体の回転を大きく使って力を伝えますが、ツイスト打法ではあえて「ひねり戻し」を強調することで、より爆発的なパワーを生み出せる点が特徴です。

近年は一部のプロゴルファーが採用し、飛距離を求めるアマチュアからも注目を集めています。

野球のツイスト打法とはどう違う?

野球のツイスト打法は、バットを振る際に腰や足を逆方向にねじり、体の開きを防ぎ腰が固定され瞬間的にひねりを解放して打球に力を伝える打ち方です。ゴルフの場合も似た要素を持ちますが、ゴルフクラブは長さやしなりが大きく影響するため、動作のタイミングや体重移動の感覚はまったく異なります

つまり名前は同じでも、スポーツ特性に合わせて発展した別の技術だと考えると理解しやすいでしょう。

ゴルフのツイスト打法の特徴

ここでは、ツイスト打法の3つの特徴について解説します。

腰の切り返し

ツイスト打法の最大の特徴は、ダウンスイングの途中で腰を一瞬逆方向に切り返す動きです。

通常のスイングではバックスイングからインパクトまで同じ方向に体を回しますが、この打法ではあえて逆方向の動きを挟みます。スイング中に遠心力が強く働き、腰を反対に動かそうとしても遠心力に引っ張られてしまいます。イメージとしては、ゴムを軽くねじって一気に戻すような感覚です。その反動でクラブが大きくしなり、ヘッドスピードが加速します。飛距離アップの大きな要因となる部分です。

上下のねじれ

もう1つの特徴は、上半身と下半身の動きにわずかなズレを作ることです。ゴルフではよく「捻転差」といわれますが、この上下の回転量に差をつけることです。

腰を先に回すと上半身は遅れてついてくるため、体に強いねじれが発生します。この「ねじれ差」はバネのような力を生み出し、解放される瞬間にクラブを一気に振り抜く推進力となります。

通常のスイングでも「タメ」は重要ですが、ツイスト打法ではより明確に大きなタメを作るのが特徴です。

大きな回転

ツイスト打法による「大きな回転」は、体のツイスト(ねじり)によって生まれるパワーのことです。ツイスト打法ではインパクトの瞬間にためていた力を解放するため、自然とフォローやフィニッシュが大きくなります。結果として体全体を大きく使ったダイナミックなフォームになりやすく、ボールは高い初速と伸びのある弾道で飛び出します。

通常のスイングよりも見た目に迫力があり、打球も力強く感じられるでしょう。

ゴルフのツイスト打法のメリット・デメリット

ツイスト打法は飛距離を伸ばすための独特なスイングですが、当然ながら長所と短所の両面があります。

ここではメリットとデメリットを整理し、腰への負担を和らげる工夫についても触れていきます。

メリット

最大のメリットは飛距離が伸びやすいことです。腰の切り返しでクラブがしなり、解放の瞬間にヘッドスピードが増すため、同じ力でもボールを遠くに飛ばしやすくなります。ドライバーの飛距離に悩むゴルファーは試してみる価値があるでしょう。

もう1つは打球の強さです。体のひねりを活用して効率良くエネルギーを伝えるため、インパクトでの衝撃が強く、風に負けにくい弾道を打ちやすくなります。

スイング全体で体幹を使う意識が高まる点もメリットといえるでしょう。

デメリット

一方で、ツイスト打法は再現性の難しさが課題です。腰を切り返す動作はタイミングが一瞬しかなく、わずかにずれるとミスショットに直結します。安定させるには繰り返しの練習を通じて感覚をつかむ必要があります。

また、腰への負担も見逃せません。通常のスイングよりもねじれが強いため、無理をすると腰痛や故障のリスクが高まります。特に柔軟性に乏しい人や基礎体力が不足している人は注意が必要です。

腰を痛めないようにするには?

腰への負担を抑えるには、まず柔軟性を高めることが基本です。股関節や背中のストレッチを習慣にすると動作がスムーズになり負担が分散されます。

さらに、下半身主導の意識も重要です。腰だけで切り返そうとすると過度な負担がかかるため、足や骨盤の動きと連動させることがポイントです。

加えて、小さな動作から始めることも有効です。いきなり大きなスイングをすると体が耐えられないので、コンパクトな振り幅で感覚をつかみ、徐々に強度を上げていきましょう。

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腰に手を当てる中年ゴルファー

ツイスト打法を取り入れているプロゴルファー

ツイスト打法を提唱したのは、雑巾王子ことティーチングプロの武市悦宏氏です。自身のスイングを見直す中で、腰を逆方向に切り返す動きに着目し、この動作を取り入れることで、1年間で飛距離を100ヤード伸ばした経験を持ちます。筋力に頼らず体幹のひねりや遠心力を使ってヘッドを加速させる理論は、多くのアマチュアにも応用されています。

また、YouTubeチャンネル「ゴルフTV山本道場」の山本誠二氏は、ツイスト打法では「ボールを体の正面で捉え、“フラットな軌道”になり、曲がりにくく強いスイングが得られる」と語っており、「ツイスト打法」を強いスイング軌道と安定感をもたらす効果的な打法、と高く評価しています。

さらにはローリー・マキロイやチェ・ナヨンなどのトッププロにも、名称こそ違えどツイスト打法に近い動きが見られます。

ダウンスイングで腰を鋭く切り返し、インパクトに爆発的な力を集める動きは、飛距離を伸ばすうえで共通する重要な要素といえるでしょう。

ゴルフのツイスト打法のやり方・コツ

ここでは、ツイスト打法を実際に試してみたい方向けに、基本的な動作や意識すべきポイントを3つに分けて紹介します。

腰は逆にひねる意識を持つ

ツイスト打法の最も大きな特徴は、腰を通常とは逆方向にひねる意識でスイングする点です。バックスイングではクラブと反対側、つまり飛球線方向へ腰を先に動かすことで、上半身との間に強い捻転差が生まれます。このねじれがトップの位置で最大になり、そこから腰を右方向に切り返すことで上半身が自然と左に回転し、インパクトへとつながります。

実際の動作では腰も左に回っていきますが、「右に回す」のを意識することで、体の力が連動しやすくなります。

 腕は積極的に使わない

ツイスト打法では腕でクラブを操作しようとすると動きが崩れやすくなります。

腕は「トップの位置に置いたまま」という意識を持ち、動かすのではなく体の回転に引っ張られて自然に振り下ろされる感覚が理想です。腕の力を抜き、体幹の動きだけでスイングを始動させることが、タイミングのズレを防ぐコツにもなります。

腕に力が入っているとクラブのしなりを活かせず、ツイスト打法本来の加速感を引き出すのが難しくなります。

小さなスイングから始める

ツイスト打法はタイミングや体の連動が重要なため、最初は大きなスイングで行わずハーフスイングやクォータースイング程度から始めるのがおすすめです。

慣れないうちはクローズドスタンスで構え、あらかじめお腹を右に向けておくと、腰を右に切り返す感覚をつかみやすくなります。打球の方向性を気にしすぎず、動作の流れや感覚を覚えることを優先すると少しずつ安定して振れるようになるでしょう。

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ゴルフのツイスト打法の練習方法

ここでは、ツイスト打法の動きに慣れるための具体的な練習方法を2つ紹介します。どちらも道具や特別な設備は必要なく、誰でも取り組めるメニューです。

クローズドスタンス素振りドリル

ツイスト動作のきっかけをつかむには、スイング中に腰を逆方向に回す感覚を体で覚える必要があります。以下の手順で行いましょう。

  1. 右足を軽く後ろに引いたクローズドスタンスで構える
  2. お腹を目標の右側へ向けるようにセットする
  3. バックスイングでは、腰を目標方向にねじる意識で引く
  4. トップで腕を固定し、腰を右に切り返すように素振りする

このドリルでは腕を使わず、体幹主導でクラブを振る意識が自然に身につきます。スイング幅は小さくても問題ないので、力まず動作の流れを覚えることが大切です。

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回転イスドリル

このドリルでは、ツイストの原理である「下半身の逆回転によって上半身が自然に動く」感覚を体験できます。特に初心者におすすめの練習です。

やり方は以下のとおりです。

  1. 回転式のイスに座り、両足を地面につける
  2. 上半身だけを右にひねり、腕は脱力する
  3. 下半身を使ってイスを右へ回すように力を加える

このとき、上半身は反射的に左へ動こうとします。これがスイング中にクラブを走らせるツイスト動作と同じ原理です。理屈だけでなく体の反応として体感することで、動きへの理解が深まるでしょう。

ゴルフを正しく学びレベルアップできるのはステップゴルフ◎

ツイスト打法のように体の使い方が独特なスイングは、自己流で覚えると間違った形が定着してしまい、スイングの修正に時間がかかることもあります。

上達を目指すなら、正しい体の使い方をプロに見てもらいながら習得していくのが近道です。

ステップゴルフは、店舗打席数・累計会員数ともに全国トップクラスのインドアゴルフスクールとして、多くのゴルファーの上達をサポートしてきました。1人ひとりの課題やレベルに合わせたオーダーメイドレッスンなので初心者の方でも安心して通える環境が整っており、コーチ陣もスイング理論に精通しています。

ツイスト打法を含め、正確にゴルフを学びたい方は、ぜひ全店舗で開催している無料の体験レッスンをご活用ください。

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