体を動かす趣味としてゴルフとテニスを比較検討する方もいるでしょう。
どちらも大人の趣味として根強い人気がありますが、かかる費用や運動量、プレースタイルなどには大きな違いがあります。
この記事では複数の視点で両者を比較し、自分がどちらに合うかを判断できるポイントをお伝えします。


趣味としてゴルフとテニスはどう違う?
ゴルフとテニスは「屋外で道具を使うスポーツ」という共通点がある一方、運動量も費用感もプレースタイルも大きく異なります。
まずは主な比較項目を表でまとめたので、どちらが自分の生活スタイルに合うかをみてみましょう。
| 比較項目 | ゴルフ | テニス |
|---|---|---|
| 運動強度(METs目安) | 約4.3〜4.5(歩行時) | 約7.3(シングルス) |
| 1回のプレー人数 | 1〜4人程度 | 2人〜4人 |
| 勝敗の形式 | 自己ベストやスコア重視 | 対戦形式が中心 |
| 天候の影響 | 雨天でも実施されることが多い | 屋外コートは天候の影響を受けやすい |
| ビジネスでの活用機会 | 比較的多い | 比較的少ない |
| 初期費用の目安 | 比較的高め | 比較的始めやすい |
運動量の面では、テニス(シングルス)のほうがゴルフよりも心拍数が上がりやすく、短時間でしっかり体を動かしたい方向きです。
一方でゴルフは仕事上の付き合いや交流の場所として活用されることも多く、趣味と実益を兼ねやすいスポーツです。
費用や上達のしやすさなど、それぞれの違いについては次章以降で順に解説します。
ゴルフとテニスの費用の違い
どちらも「お金がかかるスポーツ」というイメージがありますが、実際の費用は始め方によって大きく変わります。
まずは初期費用と継続費用に分けて、それぞれの目安を確認しておきましょう。
ゴルフにかかる費用
ゴルフは用具代の幅が広く、新品か中古かで初期費用が大きく変わります。まずは下記の目安を参考にしてください。
| 費用の種類 | 項目 | 目安 |
|---|---|---|
| 初期費用 | クラブセット(中古) | 1〜3万円 |
| 初期費用 | クラブセット(新品) | 5〜15万円 |
| 初期費用 | シューズ・グローブ・ボールなど | 1〜3万円 |
| 継続費用 | 打ちっぱなし練習 | 1,000〜2,000円/回 |
| 継続費用 | コースプレー | 8,000〜2万円/回 |
| 継続費用 | レッスン料 | 5,000〜1万円/回 |
費用を抑えるなら、まず中古クラブセットから始めるのがおすすめです。慣れてきたら少しずつ買い替えるスタイルで、初期投資を2〜4万円程度に収めることもできます。
レッスンも月額定額制のインドアスクールを選ぶと、練習代込みで費用を管理しやすくなりますよ。
店舗打席数、累計会員数ともに業界ナンバーワンのステップゴルフ
テニスにかかる費用
テニスはゴルフと比べて初期費用が低く、必要な道具も比較的少ないスポーツです。
ラケット・シューズ・ウェアを揃える費用は、合計で2〜5万円ほどが目安になります。
| 費用の種類 | 項目 | 目安 |
|---|---|---|
| 初期費用 | ラケット | 5,000〜3万円 |
| 初期費用 | シューズ・ウェア | 1〜2万円 |
| 継続費用 | コート代(公営) | 200〜500円/時間 |
| 継続費用 | コート代(民間・屋内) | 1,000〜3,000円/時間 |
| 継続費用 | スクール月謝 | 5,000〜1万円/月 |
市区町村が管理する公営コートを使えば、コート代を比較的安く抑えられます。
ただし人気施設は抽選制のところも多く、希望通りに予約が取れないケースもあります。スクールに通う場合は、月謝に施設利用料が含まれているかどうかも確認しておきましょう。
ゴルフとテニスの運動量の違い
「ゴルフはのんびり」「テニスは運動量が多い」というイメージは、概ねその通りです。
ただし、ゴルフもプレースタイルによっては十分な運動量になります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
ゴルフの運動量
ゴルフの運動量は、カートを使うかどうかで大きく変わります。
カートなしで18ホールを歩いてプレーした場合、コース内の移動距離は一般的に約7〜10kmにのぼるとされており、長距離のウォーキングに近い有酸素運動になります。
また、国立健康・栄養研究所が公開するMETs表によると、打ちっぱなし練習場のMETs値は3.0、クラブを担いで歩くゴルフは4.3〜5.3の運動強度として示されています。
体重60kgの人が18ホールを4時間かけて歩いてプレーした場合、計算上の消費カロリーは条件によって800〜1,000kcal前後になるケースもあります。
一方で、カートに乗る時間が長くなるほど運動量は比較的少なくなります。
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テニスの運動量
テニスはゴルフより運動強度が高く、コート内を素早く動き回るため、短時間でも心拍数が上がりやすいスポーツです。
前述のMETs表でも、一般的なテニスは歩いて行うゴルフより高い運動強度に分類されています。
また、週2回程度のペースでも一定の消費カロリーが期待できるため、食事管理と組み合わせることで体重管理にも役立てやすいでしょう。
ただし、初心者のうちはラリーが続かず、思ったより動けない時間も出てきます。上達するにつれて動く量も増えるので、継続することで運動効果を実感しやすいスポーツです。
ゴルフとテニスの服装・アイテムの違い
ゴルフとテニスでは、服装のルールや使用する道具にも違いがあります。
「どちらかのアイテムを流用できそう」と期待する方もいますが、兼用できるものとそうでないものははっきり分かれます。
ゴルフの服装・アイテム

ゴルフ場の多くはドレスコードを設けており、襟付きシャツ(ポロシャツなど)の着用が基本です。
Tシャツ、デニム素材のボトムス、サンダルなどは利用を制限される場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。
女性向けにはゴルフ専用のスカートやパンツが人気で、デザイン性の高いウェアが多いのもゴルフの特徴です。
また、プレーには、ゴルフシューズが必要です。
芝に対応したスパイク付きまたはスパイクレスタイプがあり、コースによってはランニングシューズではプレーできない場合もあります。
そのほか、利き手と逆の手につけるゴルフグローブ、日差しを避けるキャップやサンバイザーが定番アイテムです。クラブセットはレンタルから始めることもできます。
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テニスの服装・アイテム

テニスは一般的なコートやスクールであれば服装の規定が比較的少なく、動きやすいスポーツウェアであれば問題なくプレーできます。
ポロシャツや機能性Tシャツ、テニス用スカートやショートパンツが定番です。
ゴルフほどドレスコードに縛られないぶん、手持ちのスポーツウェアをそのまま使えるケースも少なくありません。
ただし、シューズはテニス専用を用意するのがおすすめです。コートにはハードコート・クレーコート・芝コートなどの種類があり、それぞれ適したソール形状が異なります。
ランニングシューズで代用するとコートを傷めたり、横への急な動きで足首を痛めたりするリスクがあります。通うコートの種類を確認してから選ぶと安心です。
どちらでも使えるアイテムはある?
兼用しやすいアイテムとして代表的なのはポロシャツやサンバイザーです。
ポロシャツはゴルフ・テニスのどちらでも定番のウェアで、一方のスポーツ用に購入したものをそのまま使いまわせます。
サンバイザーやキャップも両スポーツで広く使われており、デザインが近い製品も多くあります。
一方で、シューズはどちらのスポーツでも専用品を用意するのが基本です。
ゴルフシューズは芝でのグリップ性能を重視しており、テニスシューズは横方向の激しい動きに対応した構造になっています。用途に合わないシューズを使うとケガやコートへの負担につながる場合があります。
ゴルフとテニスの習熟度・難易度の違い
初心者が「趣味として楽しめる」と感じるまでの期間には、ゴルフとテニスでやや差があります。
ゴルフは、まずボールに安定して当てること自体が難しく、スイングの基礎を身につけるまでに時間がかかりやすいスポーツです。
一般的には、数カ月ほど練習場に通ってから初めてコースに出る、というのが典型的な流れです。コースデビューを果たしても、スコア100を切るには1年以上かかる人も少なくありません。
一方で、初心者向けスクールを活用しながら継続的に練習すれば、比較的早い段階でラウンドデビューを目指すこともできます。
一方テニスは、基本的なラリーであれば数回のレッスンでも体験しやすく、友人同士で打ち合いを楽しむレベルなら2〜3カ月で慣れてくる人もいます。
サーブや試合形式になると難易度は上がりますが、比較的上達を実感しやすいため、楽しみながら続けやすいスポーツといえるでしょう。
「早く楽しみたい」ならテニス、「じっくり技術を磨いていく過程を楽しみたい」ならゴルフが向いています。
どちらにも違った魅力があるため、自分がどんな楽しみ方をしたいかで選ぶことが大切です。
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ゴルフとテニスのスイングについて
ゴルフとテニスは、スイングの根本的な構造がまったく異なります。「止まっているボールを打つか、動くボールを打つか」
この一点が、体の使い方を大きく変えます。

ゴルフのスイングの特徴
ゴルフの最大の特徴は、静止したボールを自分のタイミングで打てる点にあります。そのぶん、毎回できるだけ同じ動きを再現できるかが、ショットの安定性やスコアに大きく影響します。
基本的には、アドレス(構え)で姿勢とバランスを整え、クラブを大きくテイクバックしたあと、体の回転を使ってインパクトにつなげていきます。
腕だけで振ろうとすると当たりが安定しないため、下半身や体幹も使いながらスイングする感覚を身につけることが大切です。
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テニスのスイングの特徴
テニスは動くボールを打つため、スイングだけでなく、素早い判断と足の動きが重要になります。
また、フォアハンドとバックハンドでは体の使い方やフォームも異なり、状況に応じた対応力も求められます。
感覚的には「ラケットを大きく振る」というより、ボールの軌道に合わせてラケット面でコントロールするイメージに近く、手首を柔軟に使う場面も多くあります。
インパクトの瞬間だけでなく、振り抜き(フォロースルー)の方向もショットの質に影響します。
テニスの動きをゴルフに活かすことも可能?
テニス経験者がゴルフを始めると、バックハンドの動きがゴルフスイングに近いと感じることがあります。
利き腕と反対側の手でクラブ(ラケット)を引っ張るような動作や、体の回転を使って力を伝える点には共通する部分があります。
ただし、テニスで身についた手首の使い方をそのままゴルフに持ち込むと手打ち気味になり、ショットが安定しにくくなる場合があります。
ゴルフでは、手首を積極的に使わず、体の回転で力を伝えることが重要です。そのため、テニス経験者は動きの共通点を活かしつつ、ゴルフ特有の体の使い方に慣れていくことが大切です。
ゴルフとテニスの共通点は?両立もあり?
一見すると異なるスポーツに見えても、ゴルフとテニスには共通する特徴があります。
まず、どちらも激しい接触プレーが少なく、生涯スポーツとして長く続けやすい点が挙げられます。
運動量を調整しながら年齢を重ねても楽しめるため、20代で始めて50代・60代になっても続けているプレーヤーが多いのは両スポーツに共通した魅力といえるでしょう。
また、ビジネスや社交の場として活用されやすい点も似ています。
ゴルフは接待の定番として知られていますが、テニスも職場やコミュニティのサークルを通じて人間関係が広がりやすいスポーツです。
さらに集中力やメンタル面が結果に影響しやすい点も共通しています。
両方を掛け持ちすること自体は問題ありません。ただし、両方を同時に始めると、費用や練習時間の負担が大きくなる場合があります。
まずはどちらか一方を生活の中で習慣化してから、もう一方を取り入れるほうが無理なく続けやすいでしょう。
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