ゴルフの試打、恥ずかしくてもすべき？メリットや購入用クラブとの違いを解説

ゴルフクラブを買おうとお店に入ると、だいたいのお店では試打ができるようになっています。

ゴルフ初心者にとって、店員さんの前でスイングを披露する試打はちょっとハードルが高いように感じますよね。

ゴルフクラブを買う際に、試打は必要なのでしょうか？

今回の記事では、ゴルフクラブを買う際に試打が必要なのか、試打が恥ずかしいと感じる人のためにレンタルクラブについて解説していきます。

ゴルフクラブを買う際は必ず試打をしましょう！クラブ選びはプレーにも大きな影響を与えます！

ゴルフの試打をする必要はある？

まず、ゴルフクラブを買う際に試打は必要なのでしょうか。

結論から言うと、なるべく試打はおこなったほうが良いです。

試打をおこなわずに買ったクラブが、自分のスイングと合わないと、買い直しの必要がある場合もあります。ゴルフクラブは高いので、なるべく慎重に選びたいですよね。

ここからは、ゴルフクラブの試打について、メリットやお金がかかるのかどうかなどについて解説していきます。

ゴルフの試打とは

ゴルフの「試打」とはその名前の通り、試しに打つことです。

ゴルフクラブを購入する前に、試し打ちをすることで、自分のスイングに合っているかどうかやイメージと違うところはないかなどを確認できます。

基本的に、ゴルフクラブを扱っているお店であれば試打用のスペースと試打用クラブがあるのでそれを使います。

店員さんに見られながらおこなうことも多く、初心者の方はもちろん、ある程度慣れている方でも緊張したり恥ずかしいと感じてしまうこともあります。

しかし、決して安くないクラブを購入するので、失敗しないためにも試打はできる限り行うことをおすすめします。

試打をするメリット

ゴルフで試打のはハードルが高いと思われがちですが、試打には以下のようなメリットがあります。

• 自分に合ったクラブを見つけることができる
• 自分のショットを把握することができる
• 思わぬクラブとの出会いの可能性がある

自分に合ったクラブを見つけることができる

試打をする一番のメリットは、自分に合ったクラブを見つけられることです。

ゴルフショップに行くと、数え切れないほどの種類のクラブがあります。たくさんのクラブの中から、自分に合ったクラブを見つけるのは簡単ではありません。

しかし、試打をすることで、購入を検討しているクラブが自分に合っているかどうかを確かめられます。実際に打ってみることで、スペック表や口コミだけではわからない部分を確認できます。

自分に合ったクラブを見つけるためには、試打が必要です。

自分のショットを把握することができる

多くの試打スペースでは、店員さんがスイングの計測を行ってくれます。

個人ではなかなか買えないような測定器を使って計測してくれることもあります。計測により、その人にあったクラブを提案するためです。

スイング計測によって、スイングスピードやインパクト時のシャフトの傾き、打ち出し角度などを把握できます。

今まで計測をしたことがなくても、試打をすることで自分のスイングを把握することが可能です。

自分のスイングをしっかり把握しておくことは、クラブ選びだけでなく今後の練習にも活かせそうですね。

思わぬクラブとの出会いの可能性がある

ゴルフクラブを試打することで、思わぬクラブと出会う可能性もあります。

店員さんが計測したデータやスイングの癖などを見て、おすすめのクラブを提案してくれるためです。

「購入を考えていなかったようなクラブをおすすめされて、試打してみると理想通りだった・・・」という話もよく聞きます。もちろん、店員さんの質にもよりますが、クラブへの知識やたくさんのゴルファーを見てきた経験は信頼するには十分だと思います。

試打は有料？無料？

ゴルフクラブの試打は基本的に無料でできます。たくさんある試打クラブの中から選んで、試打することが可能です。しかし、なかには有料で試打するようなプランを用意している店舗もあります。

無料で試打する場合は、お客さん側が使ってみたいクラブを選んで試打をおこないます。

有料で試打する場合には、店員さんがつきっきりで、悩みに合わせたクラブ選びを手伝ってもらうことができます。

ある程度買いたいクラブが決まっている場合は無料の試打、悩みに合わせて選んでもらいたい場合は有料の試打を検討するのもありですよ。

ゴルフの試打が恥ずかしい場合

先述の通り、試打は店員さんの前でスイングを披露する必要があります。スイングに自信がない方や、ゴルフ初心者の方にとっては「恥ずかしい」と感じてしまいますよね。

しかし、試打にはメリットもあるので、できるなら試打をして購入したいところです。

ここからは、クラブを買うときに試打は必須なのか、試打が恥ずかしい場合はどうしたら良いのかについて解説していきます。

試打をしないで購入するのはあり？

試打をしなくてもゴルフクラブの購入は可能です。カタログ上のスペックや口コミ、ブランドやデザインの好みによって選ぶこともできます。

しかし、試打なしで買うと「自分のスイングと合わない可能性がある」という大きなデメリットがあります。

どうしても、カタログ上のスペックや使用者のレビューだけではわからないことも多いです。

例えば、実際に振ってみるとおもすぎて上手く振ることができない、シャフトが思ったより柔らかくて自分のヘッドスピードだと振りづらい、口コミで読んでたより球の捕まりが悪い、などがあります。

これらは、実際にクラブを振って、ボールを打ってみないとなかなかわかりません。

試打は恥ずかしいと感じるかもしれませんが、できる限り試打をしてから購入を決めることをおすすめします。

試打が恥ずかしい理由

試打をするのは、なぜ恥ずかしいと感じるのでしょうか。

理由は2つ考えられます。

• 試打独特の空気に慣れていないこと
• 店員さんに見られていること

試打をする際には、まず店員さんに試打をしたい旨を伝える必要があります。その後、試打をするスペースへ移動します。

試打スペースでは、店員さんに見守れらながら準備運動などをおこなうのですが、真後ろにいるのでなんとなく気まずい感じがします。このような、試打独特の微妙な空気が恥ずかしくなる理由の一つです。

もう一つは、店員さんにスイングを見られる点です。

人前でスイングを見せるというのは、スイングに自信が無いと恥ずかしいものです。特に、ミスをしてしまったり、空振ってしまったりすることを考えると緊張してしまいます。

このように、試打独特の空気と店員さんに見られているという感覚が試打が恥ずかしいと感じる理由です。

試打を恥ずかしがる必要はない！

試打が恥ずかしくなる理由について解説しましたが、実際には恥ずかしがる必要はありません。

試打の独特な空気にはある程度慣れは必要ですが、店員さんに見られているという点については気にする必要がないためです。

店員さんは思ったよりもお客さんの上手い下手は見ていません。お客さんが上手いか下手かよりも、その人のスイングを見ておすすめできるクラブがあるかという点を考えています。

そのため、スイングに自信がなくても恥ずかしがる必要はありません。

また、予め店員さんに自分のレベルを伝えておくという手もあります。

初心者であれば、まだ始めて間もないことやスイングに自信がないことを伝えてから試打に入ることで、緊張を和らげることができます。

ゴルフの試打ができる場所

ここまでの解説で、試打について、恥ずかしがらずにやってみようと思った方もいるでしょう。

ここからは、実際に試打できる場所にはどのような場所があるのか、特徴とともに解説していきます。

ゴルフショップ

試打できる場所としてもっとも一般的なのはゴルフショップです。

ゴルフクラブを取り扱うゴルフショップであれば、ほとんどのお店で試打することができます。

ゴルフショップでの試打には以下の特徴があります。

• さまざまなクラブを試すことができる
• 計測結果によって店員さんからおすすめを提案してもらえる
• 試打スペースの限られた空間でしか試すことができない

ゴルフショップでは、さまざまなメーカーのクラブを取り扱っているため、試打できるクラブが豊富にあることが特徴です。

また、先述したとおり豊富な知識を持った店員さんが、自分にあったクラブを提案してくれる場合もあります。

一方で、試打スペースはあまり広くない場合が多いです。ボールを打つことができるものの、実際にどのように飛んでいるのかは見れません。

また、室内で平らな人工芝の上で打つので、本番とは違った環境になります。

「試打では良かったけど、本番で使ったら微妙だった・・・」ということにもなりかねないので注意が必要です。

ゴルフ練習場

練習場でも試打クラブを用意している場所があります。

特に、ゴルフショップが併設されている場所では、さまざまなクラブを選べます。

また、練習場によっては試打会を開いている場合もあり、気になるクラブの試打会があったら参加してみるのも良いでしょう。

練習場での試打には以下の特徴があります。

• ゴルフショップよりも本番に近い環境で試打できる
• 店員さんに見られずに試打できる
• 計測はできないことが多い

練習場では、ゴルフショップのような室内ではなく、外でそれなりのレンジがある場所で打つことができます。そのため、本番に近い環境で試すことが可能です。

店員さんから見られながら打つ必要もないため、のびのびと試せることが特徴です。

一方で、ゴルフショップでの試打のように計測ができないことが多いです。そのため、おすすめのクラブを提案してもらいたい方や、試打を通して自分のスイングを把握したい人には不向きです。

ゴルフ場

ゴルフ場でも試打ができる場合があります。ゴルフ場での試打は、自分でクラブをレンタルして持っていく方法とゴルフ場で試打クラブを借りる方法があります。

クラブのレンタルについては、後述するのでここではゴルフ場で試打クラブを借りる場合で解説します。

ゴルフ場での試打には以下の特徴があります。

• 本番と同じ環境で試打できる
• 店員さんに見られることがない
• 普段と違うクラブでラウンドする必要がある

ゴルフ場での試打は、本番と同じ環境でできることが大きなポイントです。

練習場やゴルフショップでの試打ではなかなか気づけないようなクラブの性能に気がつく可能性があります。

また、練習場での試打と同じく店員さんに見られることがないので、店員さんに見られながらの試打が苦手な方にもおすすめです。

一方で、ラウンド時に持っていけるクラブの本数には限りがあるため、試打クラブを使う際にはいつもと違うクラブで回る必要があります。

また、ゴルフショップや練習場に比べて試打できるクラブが少ないこともデメリットとなります。

ゴルフの試打をする際に気をつけたいポイント

次に、ゴルフクラブを試打する際に気をつけたいポイントについて解説します。

試打は購入前におこなったほうが良いですが、注意点もあるので一緒に覚えておきましょう。

スイングだけに気を取られないように

先述したように、試打をする際にはさまざまな数値を計測することが多いです。

そのため、ついつい「良い値」を出したいと思ってしまい、普段よりスイングに気を取られがちです。

試打の目的は良い値を出すことではなく自分に合ったクラブを見つけることなので、見栄をはらずに等身大のスイングを心がけましょう。

試打の環境でいつもどおりのスイングをする、というのは難しいかもしれませんが、なるべく気を張りすぎないで試すことを意識しましょう。

いつもどおりのスイングをするコツとして、準備運動をしっかりすることや、服装や靴をゴルフ用のものを身につけること、スイング前のルーティンがあればちゃんとおこなうことなどがあります。

試打をする際には、良い値を目指しすぎないようにしてみてくださいね。

試打用と購入用クラブが違う場合がある

もう一つの注意点として、試打用のクラブと購入用のクラブに違いがある場合があります。

基本的に、試打用のクラブも購入用のクラブも性能は同じです。しかし、ものづくりの性質上どうしてもクラブごとに多少のばらつきが生じます。そのため、ばらつきの中でも試打したクラブと購入したクラブが両極端に位置する場合もありえます。

また、試打用のクラブはすでにさまざまな人がたくさん打った後である可能性もあり、経年劣化している場合があります。

劣化具合でも打ち心地は変わってくるので、違うクラブのように感じてしまうことがあるのです。

試打をしたら買わなければいけない？

試打をした後、「クラブを買わないといけないのではないか」という気持ちになってしまう方も多いのではないでしょうか。

しかし、試打をしたからといって必ずそのクラブを買わないといけないということはありません。自分に合わなかった可能性もありますし、もっと自分に合ったクラブが隠れている可能性もあります。

また、試打したからと言って買わないといけない圧力をかけられることもほとんどないので、気軽に試打してみて大丈夫です。

店頭での試打が恥ずかしいならクラブレンタルがおすすめ

ここまで、ゴルフクラブの試打について解説してきました。

試打はしたほうが良いんだな、と思った方でもやはり店頭で試打するのは恥ずかしいという方も多くいらっしゃるかと思います。

そんな方には試打クラブのレンタルもおすすめです。

試打用クラブのレンタルとは

試打用のクラブのレンタルとは、その名の通り試打クラブをレンタルできるサービスのことです。

各メーカーから試打用のクラブの貸し出しをおこなっています。

利用する場合はレンタル料金と送料を支払う必要がありますが、普段の練習場や実際のラウンドにも持っていくことが可能です。

各メーカーからの試打用クラブの貸し出し以外にも、レンタルクラブを提供しているサービスはいくつかあるので、自分の借りたいクラブがあるか調べてみましょう。

ゴルフの初心者もフィッティングをしてみよう

ゴルフクラブのフィッティングとは、豊富な知識を持ったクラブのプロに、自分に合ったクラブを選んでもらうことができるサービスのことです。

上級者向けなイメージを持たれるかもしれませんが、初心者の方でも利用することが可能です。

初心者のうちからフィッティングを行うことで、自分に合ったクラブで上達を早めることも可能です。

インドアゴルフスクールなら一石二鳥

本来ゴルフスクールは、ゴルフの上達のための施設です。しかし、クラブをレンタルできるスクールなら、自分にあったクラブを探すことにも役立ちます。

また、専門のコーチとコミュニケーションを取りながら自分に合う道具選びができるので、初心者でも安心です。ある程度の期間を使うこともできるので、「購入したけど少し使ってみたらやっぱり違ったかも……」という失敗を防げますよね。

さらにインドアのゴルフスクールなら、駅近であることが多く仕事帰りに気軽に利用できます。天候に左右されないのも嬉しいポイント。ぜひ試打について悩んでいる方は、インドアゴルフスクールを活用してみてくださいね。