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グリーン周りのアプローチを攻略!打ち方やクラブ選択のポイント

グリーン周りのアプローチは、スコアを左右する重要な場面でありながら、多くのアマチュアゴルファーが苦手意識を抱える部分です。せっかくフェアウェイまでは順調に運べても、寄せでミスをすると一気にスコアを崩しかねません。

今回は、そんなグリーン周辺でのアプローチに自信が持てない方に向けて、状況に応じた打ち方やクラブ選びのコツ、そして具体的な練習方法までを丁寧に解説します。アプローチの精度を高めたいと感じている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

ステップゴルフ野口コーチ
監修者 野口
初心者の方の多くは、ついついドライバーの飛距離ばかりに目が行きがちですが、グリーン周りのアプローチスキルはスコアメイクに大きく影響します!

グリーン周りのアプローチショットの重要性

グリーン周辺でのアプローチショットは、スコアメイクに直結する重要なショットです。たとえティーショットやセカンドショットがうまくいっても、アプローチでミスをすれば、あっさりとボギーやダブルボギーにつながってしまいます。

18ホールを通して考えると、グリーン周りでの1打1打が積み重なり、大きなスコア差となって表れるのは明らかです。特にラフからのアプローチでは、ライの状況や芝の抵抗を正確に見極め、適切なクラブ選びと打ち方が求められます。

また、アプローチで「寄せ」が成功すれば、パターでの負担が軽くなり、パーやバーディーのチャンスが広がります。アプローチショットは目立ちにくいものの、安定したスコアを支えるうえで欠かせない技術といえるでしょう。

グリーン周りのアプローチの打ち方は5種類

グリーン周りのアプローチには、状況に応じて使い分けるべき基本的な打ち方が複数あります。それぞれの特性を理解しておくことで、シチュエーションに合わせてアプローチショットを使い分けられるようになります。

以下に、それぞれの概要と使うクラブ、向いている状況を比較表にまとめました。

打ち方概要向いている状況使用クラブ
ランニングアプローチ低く出して転がすシンプルな寄せ花道やフラットな地面、障害物がない場面7〜9番アイアン
ピッチエンドラン軽く上げてから転がすバランス型ラフやバンカー越え後にグリーンが広がっている場面ピッチングウェッジ、AW
ピッチショット高く上げてピンに近く止める転がせない場面、ピン位置が手前サンドウェッジ、ロブウェッジ
ロブショット真上に高く上げて急停止させる難易度の高い寄せバンカー越えやピンがすぐ手前にある場面ロブウェッジ、SW(フェース開き)
チップショット短い距離をパターのように転がす簡易アプローチピンが近く、地面が平坦で障害がない場面9番アイアン、PWなど

ランニングアプローチ

ランニングアプローチは、ボールを低く転がしてピンに寄せるシンプルな打ち方です。ボールを高く上げず、地面を這うように転がすため、グリーン周りの花道やフェアウェイなど、障害物の少ない場面で効果を発揮します。

打ち方のポイントは、パターのように手首を使わず、振り幅で距離を調整すること。クラブは7番から9番アイアンがおすすめです。ロフトが少ない分、キャリーよりもランの割合が大きくなります。

スピンの影響を受けにくく、ミスも起きにくいため、アプローチに自信がない初心者でも扱いやすいのが特長です。

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ピッチエンドラン

ピッチエンドランは、ボールをやや高く上げたあとに転がす、バランスの取れたアプローチショットです。空中を飛ぶ距離と地面を転がる距離がほぼ同じになるのが特徴で、バンカーやラフを越えた先に、グリーン上のスペースがある場面で活躍します。

使用クラブはピッチングウェッジやアプローチウェッジが一般的で、適度な高さと転がりを両立したショットが可能です。

打ち方のコツは、フェースをやや開き、手首を使わず体の回転を活かしてスイングすること。着弾後にボールが転がるため、ランの距離を計算し、カップより手前にボールを落とす必要があります。

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ピッチショット

ピッチショットは、ボールを高く上げてグリーンに落とし、着地後の転がりを抑えるアプローチショットです。ピンが手前に切られていてランの余裕がない場面や、バンカーなどの障害物を越える必要がある状況で効果を発揮します。

使用するクラブは、ロフト角の大きいサンドウェッジやアプローチウェッジが基本。フェースを開かず、ややコンパクトなスイングで、上体の回転を使って打ちます。インパクトではスイングが緩まないよう、しっかり振り抜くのがポイントです。

ミスが出やすく初心者にはやや難しい打ち方ではありますが、ピンそばでしっかり止められるようになれば、アプローチの幅が大きく広がります。

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ロブショット

ロブショットは、ボールを高く大きく上げて落下させ、その後の転がりを最小限に抑える高度なアプローチショットです。主にピンがグリーンの手前に切られている場面や、手前にバンカーや深いラフがある状況でのショットに向いています。

また、ボールが高く上がるため、顎の高いバンカーから脱出するのにも効果的なショットです。

使用するクラブは、ロフト角の大きいサンドウェッジやロブウェッジが一般的。フェースを大きく開き、ややしゃくるような感覚で打つのがコツです。ただし、スイングは小さくまとめず、しっかりと振り幅を確保して最後まで振り抜くことが大切です。

ロブショットはスイングアークが大きくなることから飛距離の調整が難しく、トップやダフリなどのミスも出やすいため、難易度は高めです。しかし、成功すればピンの近くにボールを止められる強力な武器になります。

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チップショット

チップショットは、グリーン周りのごく短い距離をシンプルに寄せるアプローチショットです。転がしを主体とした打ち方で、ピンまでの距離が近く、地面が比較的フラットな場面で使えます。

ボールを高く上げる必要がないため、使用するクラブは9番アイアンやピッチングウェッジが一般的。パターに近い感覚で打つのがポイントです。構えはコンパクトにし、手首を使わず肩の動きだけでスイングすると、ショットの安定感が増します。

チップショットは難易度が低く、パター感覚でショットできるのが強みです。逆目のライなど難しいシチュエーションにも対応可能なので、グリーン周りでのミスが多い人は積極的に活用するとよいでしょう。

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グリーン周りのアプローチの打ち方のコツ

グリーン周りのアプローチを安定させるには、単に打ち方を知るだけでは不十分です。ここでは、ミスを減らし、状況に応じた対応力を高めるために意識したい3つのポイントを紹介します。

「振り幅=飛距離」の感覚をつかむ

グリーン周りのアプローチでは、スイングの振り幅で飛距離を調整することが重要です。そのためには、どれくらいの振り幅でどれだけ飛ぶかを把握しておく必要があります。

例えば、10ヤードのアプローチではスタンスの幅におさまる小さなスイング、30ヤードでは膝から膝までのスイングなど、距離に対する振り幅の基準をもち、感覚をつかんでおくことが大切です。

ただし、使用するクラブや打ち方によって距離感は変わるので要注意です。

手首を使わず、三角形をキープ

アプローチショットで安定したインパクトを生み出すには、構えた際にできる腕と肩の三角形をスイング中も崩さず保つことが大切です。手首を使ってしまうと、インパクトの再現性が下がり、ダフリやトップなどのミスが起きやすくなります。

特にグリーン周りでは、距離感と方向性の精度が求められるため、余計な動きを排除する意識が重要です。スイング中は肩を軸にして腕全体を振るイメージを持ち、三角形をキープしたまま振り抜きましょう。

どの打ち方であっても、この基本のフォームを守ることでスピンのばらつきや距離の誤差を抑えやすくなります。

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体重は左足、ボールは右寄り

グリーン周りで安定したアプローチショットを打つには、重心の取り方とボールの位置が非常に重要です。アドレスでは「体重は左足、ボールは右寄り」を心がけて構えましょう。

体重を左足にかけることでスイング軸が安定し、ボールをクリーンにとらえやすくなります。また、ボールを右寄りに置くことで、自然とダウンブローの軌道が生まれ、芝の上からでもしっかりと拾えるようになります。

特にラフや傾斜など不安定なライでは、バランスよく構えることでミスを防げます。アプローチの失敗の多くは、インパクトのズレや体の上下動によって起こるため、この基本姿勢を守ることが成功への第1歩といえるでしょう。

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【状況別】グリーン周りのアプローチの打ち方

ここでは「逆目」「左足上がり」「左足下がり」といった代表的なシチュエーションごとに、成功率を高める具体的な打ち方を解説します。

逆目のアプローチ

逆目のライでは、芝の抵抗が強くなるため、クラブヘッドが抜けにくくなり、ダフリやざっくりといったミスが起きやすくなります。こうした状況では、ソールが滑りやすいロフト角の少ないクラブ(ピッチングウェッジや9番アイアンなど)の使用が効果的です。

打ち方のポイントは、フェースを開かず、ボールを右寄りに置き、体重を左足にかけて構えること。スイングはコンパクトかつ鋭く振り抜き、芝に負けないイメージを持つと安定します。無理にボールを上げようとせず、確実にミートして転がしで寄せる意識が重要です。

また、逆目でのざっくりを防ぐには、ややアップライトに構えることもポイント。トゥ側(ヘッドの先端側)を地面につけるように構えることで芝の抵抗が減り、クラブヘッドの抜けがスムーズになります。

左足上がりのアプローチ

左足上がりの傾斜では、自然とボールが高く上がりやすくなるため、飛距離が落ちます。無理に力を入れて打つとミスの原因となるため、振り幅を大きくするかクラブの番手を上げて調整しましょう。ポイントは、傾斜に逆らわずスイングすることです。

体のバランスを保つには、重心をやや右足寄りに置き、クラブはサンドウェッジやアプローチウェッジなど、ロフトのあるものを選ぶと安心です。ボールの位置はやや左寄りにセットし、スイング軸が傾斜に沿うように構えることで、地面に沿ったスムーズな動きが生まれます。

ただし、左足上がりはフックやひっかけが出やすいため、出球が左へ行く傾向のある人はボール位置を中央ややや右寄りに調整しましょう。

ミスを防ぐには、インパクトで無理に打ち込まず、一定のリズムで振り抜くことが大切です。

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左足下がりのアプローチ

左足下がりのライでは、ボールが低く出て転がりやすくなるため、無理に上げようとする意識は禁物です。ボールを上げようとすると、ダフリやトップといったミスにつながりやすくなります。

構えは傾斜に沿うようにし、体重はしっかり左足に乗せましょう。ボールの位置はやや右寄りにセットし、クラブはロフト角のあるサンドウェッジやアプローチウェッジを選ぶと、高さが自然に出やすくなります。

スイングは上体の回転を意識し、コンパクトに振り抜くのが基本です。打ち込むのではなく、“払い打ち”のイメージでヘッドを滑らせるように振ると安定します。

左足下がりのアプローチは難しいショットのため、無理にカップに寄せることよりも「グリーンに乗ればOK」くらいの気持ちで挑むとよいでしょう。

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グリーン周りのアプローチでやりがちなミスと対策

グリーン周りのアプローチでは、ほんの少しのズレが大きなミスにつながります。

ここでは、アマチュアゴルファーが陥りやすい代表的な3つの失敗例と、それぞれの対処法を詳しく解説します。

シャンク

シャンクとは、アプローチショットでボールが意図せず右方向へ飛び出すミスのことです。「シャンク病」とも呼ばれるほど繰り返しやすく、精神的にも厄介な現象といえます。

シャンクは、クラブフェースのトゥ側ではなく、ネック付近(ヒール側)にボールが当たることで発生します。特に30〜60ヤードの中距離ショットで頻出しやすく、体が前に突っ込んだり、手元が浮いたりすることが主な原因です。

対策としては、アドレス時に体とボールの距離を安定させ、手打ちにならないよう体幹を使ったスイングを心がけることが大切です。また、インパクトではクラブの「トゥ」でボールをとらえる意識を持ち、体の軸が左に流れないよう注意しましょう。

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トップ

トップとは、クラブのリーディングエッジでボールの上半分を打ってしまい、ボールが低く強く飛びすぎてしまうミスのことです。スイング中に体が起き上がる、手元が浮く、目線が先に動いてしまうことなどが原因です。

対策としては、基本の構えである「体重は左足に乗せる」「ボール位置は右寄り」を意識し、インパクトの瞬間までボールをしっかり見続けることが重要です。さらに、手首を使わず、肩の回転でスイングすることでスイング軸のブレを防げます。

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ダフリ・ざっくり

ダフリやざっくりとは、クラブヘッドがボールの手前の地面に当たってしまい、うまく飛ばないミスのこと。体重が右足に残ったままスイングしたり、手首を使って打ちにいったりすることで起こりやすくなります。

防ぐためには、体重をしっかり左足に乗せた構えを意識し、腕と肩でつくる三角形をキープしたまま、体の回転でスイングすることが重要です。

さらに、クラブヘッドを芝の上で滑らせる「払い打ち」の感覚を身につけることも、ミスを減らすポイント。グリーン周りではクラブ選びも大切で、バウンスの効いたウェッジを使えば、地面に刺さりにくくなり、ダフリのリスクを抑えやすくなるでしょう。

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グリーン周りのアプローチでのクラブ選択

グリーン周りでのアプローチを成功させるには、クラブの選び方も重要です。ここでは、おすすめのクラブ選びとその考え方を解説します。

ロフト角

ロフト角とは、クラブフェースの傾きのことを指し、この角度が大きいほどボールは高く上がり、スピンもかかりやすくなります。

例えば、50度のウェッジは高さと転がりのバランスに優れており、ピッチエンドランのような状況でカップを狙う際に効果的です。対して、56度以上のウェッジは、ボールをしっかり止めたい場面に適しており、グリーン上でのスピンコントロールに向いています。反対に、45度前後のクラブは、できるだけ転がして寄せたいときに使いやすいクラブです。

ロフト角の使い分けは、ライの状態やグリーンの傾斜、そして求める弾道によって判断するのが基本です。感覚だけに頼らず、ロフト角の特性を理解して選べるようになることで、アプローチの精度は格段に高まります。

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ウェッジの使い分け

グリーン周りで安定したアプローチをするには、残りの距離やグリーンの状態に応じてウェッジを使い分けることが重要です。ウェッジには、ピッチングウェッジ(PW)、アプローチウェッジ(AW)、サンドウェッジ(SW)などがあり、それぞれロフト角や弾道の特性が異なります。

例えば、転がして寄せたい場面では、ロフト角が小さめのPWが適しています。反対に、ボールを高く上げてグリーン上でしっかり止めたいときには、SWが効果的です。AWはその中間にあたる50〜52度程度のロフトを持ち、弾道やスピンのバランスがよいため、さまざまな状況に対応しやすい万能型のクラブです。

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距離別に見る番手の選び方

グリーン周りのアプローチでは、距離に応じた番手の選択がスコアに大きく影響します。

例えば、10ヤードほどの短い距離では、9番アイアンやピッチングウェッジを使って転がすアプローチが効果的です。芝の状態が安定していれば、シンプルな転がしで距離感を合わせやすくなります。

30ヤード前後では、ピッチングウェッジやアプローチウェッジを使い、ややボールを浮かせてから転がす「ピッチエンドラン」が安定した結果につながりやすい場面です。落としどころと転がりのバランスをイメージしやすく、グリーンにやさしく着地させることができます。

50ヤード前後の中距離になると、サンドウェッジでしっかり高さを出し、スピンをかけてグリーン上で止めるショットが有効です。特に、ピン位置が手前や傾斜の途中にある場合など、ランを抑えたい場面で力を発揮します。

番手選びで大切なのは、単に「飛ぶ距離」ではなく、「どこに落として、どれくらい転がすか」というイメージを持つことです。状況に応じてクラブと打ち方を使い分けることで、ミスを減らし、寄せワンの成功率を着実に高めることができます。

グリーン周りのアプローチの練習方法

グリーン周りのアプローチで安定した成果を出すには、実践的な練習が欠かせません。ここでは、初心者でも取り組みやすく、効果の高い練習法を3つ紹介します。

1ヤード刻みで距離感を養う「打ち分け練習」

アプローチの距離感を高めるうえで効果的なのが、1ヤード刻みでの打ち分け練習です。やり方はシンプルで、例えば10ヤードから20ヤードまでを1ヤードごとに目標を設定し、それぞれに対して振り幅を変えながら打っていきます。

この練習のポイントは、使用するクラブは1本(例えばアプローチウェッジ)に固定し、体の動きやスイングのリズムは変えずに、振り幅のみで距離をコントロールすること。

手先の操作に頼らず、肩を支点にしたスイングを意識しながら、インパクトで力が緩まないよう注意してください。

タッチ感覚を研ぎ澄ます「片手アプローチ練習」

アプローチの繊細なタッチを磨くには、片手で行う練習が効果的です。通常の構えから利き手(右打ちの方なら右手)のみでクラブを握り、10ヤード前後の短い距離を狙って打ちます。

片手でスイングすると、手先の力だけではうまく打てず、体全体を使ったスムーズな動きが求められます。フェースの向きやスイング軌道が乱れると結果に直結するため、自然と丁寧なインパクトや安定したリズムが身についていきます

また、この練習を通じて、両手でのスイングでは気づきにくい「芯でとらえる感覚」や「振り幅と飛距離の一致」にも意識が向きやすくなり、アプローチの精度向上に直結します。

芯に当てる感覚を身につける「ウェッジのティー打ち練習」

ウェッジのティー打ち練習は、芯でとらえる感覚を養ううえで効果的なドリルです。ティーにボールを乗せた状態からショットを打つことで、ボールだけをクリーンにとらえる意識が高まります。

この練習の目的は、クラブフェースの芯にしっかりと当てる感覚を養うこと。過度なダウンブローにならないよう注意しながら、滑らかなスイングでインパクトを迎えることが大切です。地面の抵抗がない分、スイング軌道やフェースの当たり方に集中しやすく、ミートの精度が高まりやすくなります。

練習中は、体の上下動を抑え、下半身を安定させたまま体の回転でスイングするのがコツです。繰り返し行うことで、感覚的に芯をとらえる力が磨かれ、実際の芝の上でもミスが減っていきます。

グリーン周りのアプローチはステップゴルフのコースレッスンで実践!

グリーン周りのアプローチは、知識として打ち方を理解していても、実際の場面でうまく再現するのが難しいショットです。だからこそ、実践の場で反復できる環境が重要になります。

ステップゴルフのコースレッスンでは、実際の芝の上やライの変化に応じたアプローチを何度も経験できます。机上の理論ではわかりにくい「状況判断」や「打ち分け」の感覚も、体で覚えることができます。

また、自分では気づきにくいフォームの癖や距離感のズレも、経験豊富な認定コーチがその場で指摘・修正してくれるため、独学よりもはるかに効率良く上達できます。「理屈はわかるけれど、実戦になると不安」という方には、まさにうってつけの環境です。

ステップゴルフでは月に70企画以上のコースレッスンイベントを開催しています。日々のインドアレッスンで反復練習を積み重ね、実際のコースで応用力を鍛える。そんな理想的な学習サイクルで、アプローチ力を最短で磨いてみてはいかがでしょうか。

グリーンに落ちているボール
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