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ゴルフ後半の疲れ対策8選。体力もたない人向けのプレーのコツを解説

ゴルフは18ホールを通して集中力と体力を保ち続けるスポーツですが、後半に差しかかると急にショットが乱れはじめるという人も多いのではないでしょうか。

特に年齢を重ねると、後半の疲れによるスイングの乱れや体力の低下がスコアに直結します。

この記事では、ゴルフ後半の疲れを防ぐための対策や、疲れてきたときのプレーのコツについて詳しく解説します。

STEPGOLF毛利隆彦
監修者 毛利
ゴルフは18ホールの長丁場なので、後半の疲労を意識したプレーを心がけることで全体のスコアアップにつながるはずです!

疲れがゴルフのプレーに及ぼす影響

ゴルフは18ホール、約5時間にわたって歩き続けながらスイングを繰り返すスポーツです。

移動距離は6〜8kmにおよび、アップダウンのあるコースでは体への負担がさらに増します。特に夏場は炎天下でのプレーになるため、気づかないうちに体力を大きく消耗するでしょう。

疲労がたまってくると、スイングのリズムやタイミングもズレやすくなり、集中力の維持も難しくなります。いかに体力を温存し、疲れを最小限に抑えて後半に臨むかがスコアを左右するといえるでしょう。

ゴルフの後半や疲れると出やすくなるミス

ここでは、疲れがたまってくると出やすくなる代表的なミスと、その背景にある体や動きの変化について見ていきましょう。

当たらない(空振り)

クラブがボールにまったく当たらず、空を切るようなミスは、疲労で身体の動きにズレが生じているサインです。とくに足腰の踏ん張りが効かなくなると、下半身と上半身の動きがかみ合わなくなり、タイミングがずれてフェースがボールに届かなくなります。

普段から手打ちの傾向がある人や、トップが速い人ほど後半で空振りが出やすくなります。

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シャンク

シャンクは、フェースの根元(ネック)にボールが当たって右方向へ飛び出すミス。特にウェッジでのアプローチやアイアンのフルショットでよく見られます。

疲れてくると前傾姿勢が保てなくなり、上体が突っ込んだり、ボールとの距離感が曖昧になることが原因です。クラブをインパクトまで正確に戻せない人や、スイング軌道が安定しない人に多く見られる傾向です。

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スライス

スライスはボールが大きく右に曲がるミスで、特にドライバーショットで目立ちます。腕の力に頼ったスイングになってしまうと、クラブフェースが開いたままインパクトを迎えてしまい、ボールが右へと流れてしまいます。

後半の疲れによって下半身主導のスイングができなくなり、体の回転が止まりがちになることで発生しやすくなります。

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トップ

トップは、ボールの上部を叩いてしまい、低く転がるような弾道になるミスです。足の力が落ちてくるとスイングの重心が高くなり、結果としてインパクトの位置も浮いてしまいます。また、前傾姿勢が浅くなることで、クラブがボールにうまく届かなくなるのも一因です。

クラブを上から下に振り下ろせない人ほど、疲れた場面でトップしやすくなります。

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ダフリ

ダフリは、ボールの手前を叩いてしまい、地面にクラブが突き刺さるミスです。疲労により下半身が沈み込んだり、重心が不安定になることでクラブが必要以上に地面に入ってしまいます。体重移動がうまくいかず、フィニッシュが取れなくなるとダフリは連発しやすくなります。

リズムを一定に保つのが苦手な人は、特に後半で多く見られるミスといえます。

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ゴルフの後半で疲れやすい人の特徴

同じようにプレーしていても、後半になると急にスイングが崩れてしまう人がいます。疲労の感じ方には個人差があり、その背景には日頃の習慣や体の使い方が関係しています。

ここでは、後半で特に疲れやすい人の傾向を見ていきましょう。

普段から運動不足の人

日常的にあまり体を動かしていない人は、ゴルフのラウンドで一気に体力を使い切ってしまいがちです。とくに下半身の筋力や体幹が弱いと、長時間の歩行やスイングの繰り返しで姿勢が保てなくなり、後半に入ってから動きが鈍くなりやすくなります。

歩幅が小さくなる、足が上がらないなどのサインが出始めたら、疲労が蓄積してきている証拠です。

スイング効率が悪い人

体を無理に使ったスイングをしている人は、1打ごとの消耗が大きく、後半にかけて疲れが押し寄せます。

たとえば腕だけで振っていたり、体の回転と連動していなかったりすると、クラブを振るたびに余計な力がかかり、筋肉の疲労も早く進んでしまいます。本人は気づいていなくても、スイングの非効率さが体力を削っているケースは多く、ショットの安定性にも影響を与えます。

練習の疲れがとれていない人

前日に長時間打ち込みをしていたり、体が筋肉痛のままラウンドに臨んだりすると、前半はごまかせても後半に疲労が一気に表に出てきます。特にスイング中に無理な動きをする癖がある人は、回復が遅く、負担が残りやすくなります。

疲れが残った状態では、スイングの再現性も落ちやすく、ショットの乱れにつながります。

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ゴルフ後半の疲れ対策8選

ゴルフは長時間にわたって体を動かすスポーツだからこそ、前半のパフォーマンスを後半まで持続させるには、事前の準備やラウンド中の工夫が欠かせません。

ここでは、プレー中にできる具体的な疲労対策として以下の7つを紹介します。

  • 歩幅を広げて歩く
  • スイングは7割の力感で振る
  • カート移動中は足を休める
  • スタート前に肩と股関節をほぐす
  • 日陰を活用して体力を温存する
  • BCAAやクエン酸入りのドリンクを飲む
  • 昼食は食べ過ぎ注意
  • ミスしたらすぐ気持ちを切り替える

歩幅を広げて歩く

小さな歩幅でせかせか歩いていると、ふくらはぎや足の裏ばかりに負担がかかり、足の疲れがたまりやすくなります。意識して歩幅を広げ、大きな筋肉(太ももやお尻)を使って歩くことで、疲労を分散させることができます。特にアップダウンの多いコースでは、歩き方ひとつで体力の持ちが変わってきますよ。

スイングは7割の力感で振る

前半でスコアが良かった人ほど、後半もそのままの勢いで振ろうとしてしまいがちです。

しかし、フルパワーのスイングを繰り返していると体力を一気に消耗してしまいます。特に後半は7割の力感を意識し、下半身を使ったスムーズな動きで打つ方が、飛距離と安定感のバランスがとれます

カート移動中は足を休める

移動中に立ちっぱなしで談笑していると、足が休まりません。カートに乗るときは軽く足を伸ばしたり、足首を回したりして、こまめにリセットしておきましょう。

カートの揺れで足が張ってきたと感じたら、膝を伸ばして軽く深呼吸するだけでもリラックスにつながります。

スタート前に肩と股関節をほぐす

プレー開始前の数分間に肩甲骨と股関節を軽く動かしておくと、ラウンド中の疲れがたまりにくくなります。とくに朝は筋肉が固くなっているため、クラブを使って肩を回す、しゃがんで股関節を緩めるなど、簡単な動作だけでも効果があります。深呼吸とセットで行うと、気持ちも落ち着きやすくなります。

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日陰を活用して体力を温存する

日差しを浴び続けると、知らないうちに体力を奪われます。ティーショットの待ち時間やパットの順番待ちでは、できるだけ木陰やカートの影を使いましょう。

帽子やサングラス、アームカバーなどで直射日光を避ける工夫も、後半の体力維持につながります。

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BCAAやクエン酸入りのドリンクを飲む

プレー中の水分補給は、水だけでなく疲労軽減に役立つ成分が含まれたドリンクを選ぶのがおすすめです。

BCAA(分岐鎖アミノ酸)やクエン酸入りの飲料は、筋肉疲労の軽減やエネルギー回復に役立つとされています。ラウンド前やハーフターン時に飲んでおくと、後半の集中力が持続しやすくなります。

昼食は食べ過ぎ注意

昼食を食べ過ぎると、後半に体が重く感じたり、スイングのキレが落ちたりする原因になります。満腹になると消化にエネルギーが取られ、体が回りづらくなるうえ、眠気が出て集中力も下がりがちです。

特に初心者はスイングが安定しにくいため、影響が出やすい傾向があります。後半も気持ちよく回るために、昼食は腹八分を意識し、重すぎないメニューを選ぶとスムーズにプレーできるでしょう。

ミスしたらすぐ気持ちを切り替える

後半での疲れは肉体だけでなくメンタルにも関係しています。ミスショットを引きずると集中力が途切れ、さらに力んだスイングが増えてしまうことも……。

失敗した直後は一呼吸置いて、「次の一打に集中する」と気持ちを切り替えるだけで、後半のペースが安定します。

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ゴルフ後半で疲れたときの打ち方のコツ

どれだけ準備や対策をしていても、後半にかけて疲労感が出てくることは避けられません。ここでは、疲れを感じたときでも大崩れを防ぐための打ち方の工夫を紹介します。

スタンスをやや広めに取る

足元がふらつくと、スイング全体が不安定になりがちです。疲れてきたと感じたら、スタンスをほんの少し広めに取ることで下半身の安定感が増し、スイングの軸がぶれにくくなります。

特にフェアウェイウッドやアイアンショットで方向性をキープしたいときに有効です。無理に飛ばそうとせず、安定重視で振りましょう。

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クラブ選びで無理をしない

疲れてくると、以前と同じ距離を出そうとして力んでしまいがちです。そんなときは1番手大きいクラブを選び、軽く振るのがコツ。

たとえば本来は8番で届く距離でも、7番に持ち替えてゆったりスイングするだけで、精度も体力も無駄にしません。力を入れずに振れる距離感を優先することで、ミスショットも減らせます。

フィニッシュをコンパクトに収める

疲れてくるとスイングのバランスが乱れ、フィニッシュが取れなくなることが増えます。そんなときは、あえて大きなフィニッシュを目指さず、体の中心で収める意識を持つと安定感が増します。

無理に振り切ろうとせず、バックスイングとフォローの長さを揃えるイメージで打つと、リズムが整いやすくなります。

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ゴルフで後半崩れにくくなるトレーニング

後半の崩れは、その場の気力や工夫だけではカバーしきれないこともあります。やはり、日頃の体づくりがベースにあるかどうかで、プレーの安定感には大きな差が出てきます。特にラウンド後半に必要なのは、体力の持久性と、疲れても崩れないスイングを支える筋力や柔軟性です。

以下に、ゴルフ後半に強くなるためにおすすめのトレーニングを3つまとめました。

種類やり方の例頻度の目安期待される効果
スクワット足を肩幅に開き、背筋を伸ばしたまましゃがむ週2〜3回下半身の安定、スイング時の軸ぶれ防止
プランク肘とつま先で体を支え、一直線をキープ毎日30秒〜体幹強化、疲れてもフォームが崩れにくくなる
股関節ストレッチあぐら姿勢から上体を前に倒し股関節を伸ばすラウンド前・就寝前可動域アップ、足運びやスイングが軽くなる

どれも道具いらずで取り組めるメニューですが、継続することで体の使い方に違いが出てきます。

とくに股関節まわりや体幹は、スイングの安定や疲れにくさに直結するので、空いた時間に無理のない範囲で続けていくことが大切です。

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参考:ゴルフ翌日に疲労を持ち越さないコツは?

ラウンド翌日に体が重いと感じる人は、当日の過ごし方やケアを見直してみましょう。

プレー後はなるべく早めにストレッチを行い、筋肉の緊張をほぐしておくのがポイントです。水分とミネラルの補給も忘れずに。入浴ではぬるめのお湯にゆっくり浸かることで血行が促進され、疲労回復を助けます。夜更かしは控え、しっかり睡眠を取ることも大切です。

効率の良いスイングから、疲れにくいラウンド進行もステップゴルフで学べる◎

ゴルフは、ただ飛ばす力や技術だけでなく、体力の使い方やプレーの運び方もスコアに大きく影響します。後半で疲れてミスが増えてしまうのは、スイングに無駄な力が入っていたり、ラウンド中の動き方に工夫が足りていなかったりすることが原因です。

ステップゴルフでは、効率的なスイングフォームを基礎から丁寧にティーチングしています。力に頼らず、全身を連動させたスイングを習得することで、疲れにくく、安定したショットが打てるようになります。

また、実戦を想定したコースレッスンでは、体力の使い方やプレーの流れにも自然と意識が向くようになり、18ホールを通して崩れにくいゴルフが身についていきます。

初心者の方はもちろん、後半のスタミナ切れに悩む経験者の方も、ぜひ1度ステップゴルフのコースレッスンイベントにご参加ください。

また、練習場としても使えるインドアゴルフの店舗では無料体験レッスンを開催しています。雰囲気を味わいに1度足を運んでみてくださいね。

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