ゴルフをやっている人のなかには、「何度もゴルフに行っているのになかなかスコアが上がらず、このままではずっと上手くならないのでは？」と思ったことがある方もいるでしょう。
ゴルフはただ、体を鍛えたり、練習をしまくればそれに比例してうまくなるというものではありません。ふとしたタイミングで突然コツをつかんで上達するというケースもあるでしょう。
そもそも、ゴルフが上手くなるきっかけはあるのでしょうか？この記事では、どのようなきっかけでゴルフが上手くなるのか、そして上達する人の特徴や上達するためのポイントなどについて解説していきます。
ゴルフが急に上手くなることはある？
ゴルフを続けていると、急にコツをつかんで上達するケースがあります。実際にそのような経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
実際にはどれくらいの人が「急に上手くなった」と感じたことがあるか気になりますよね。
ここでは、実際にゴルフをやっている人のアンケートをもとに、ゴルフが急に上手くなった人について解説していきます。
5.5割の人が急に上手くなったことがあると回答
インドアゴルフスクール「ステップゴルフ」にて、会員様に向けてアンケートを実施しました。
これによると、回答したゴルファーのうち約54.8％が、ゴルフが急に上手くなったと感じた経験があるようです。
また、急に上手くなったタイミングから、その上達レベルを維持できているかという質問では、およそ67%以上の方が「維持している」と回答しています。
ゴルフが急に上手くなった経験がある方の多くは、一時的なものではないと感じているようですね。
きっかけひとつでシングルが出ることも！
ゴルフを長い間つづけていると、ときどき驚くほどよいスコアに恵まれることがあります。
プレイ前の練習で気持ちよくクラブを振れたり、パター練習でカップにピタリとボールを寄せられたり、その日の最初のショットで思ったとおりにボールを飛ばせたりという前触れのようなものに導かれて、終わってみればシングル（ハンディキャップが1桁）だった！ということもあるでしょう。
それが偶然なのか日々の積み重ねのたまものなのかはともかく、よいスコアが出るのは何より嬉しいですよね。
ただし、ゴルフで大切なのはベストスコアよりもアベレージでよいスコアを出しつづけることです。
ゴルフが上手くなった人のきっかけにはどんなものがある？
ゴルフが上手くなるきっかけのようなものがあれば知りたいですよね。
先述したアンケートで、急に上手くなったきっかけについても聞いてみました。以下は上手くなったきっかけの上位5つをまとめたものです。
| 上手くなったきっかけ | 回答数（全体での割合） |
|---|---|
| ゴルフスクールに通い出した | 1,258(54.4%) |
| スイングを変えた | 665(28.8%) |
| 第三者からアドバイスをもらった | 518(22.4%) |
| 理由は分からないが突然 | 309(13.4%) |
| 道具を変えた | 215(9.3%) |
スクールに通っている方へのアンケートということもあり、「ゴルフスクールに通い出した」という理由が最も多くなっています。ほかにも、道具を変えるなどスキル以外のプレー環境から変えてみたという方も多いようです。
このアンケートの回答結果を参考に、以下のような取り組みが急に上手くなる可能性を高めると考えられます。
- ゴルフをする環境を変えてみる
- こつこつと練習しつづける
- よい指導者や上手い人からアドバイスをもらう
それぞれ解説していきます。
ゴルフをする環境を変えてみる
ゴルフの練習で行き詰まっている人は、環境を変えることが効果的です。
設備の充実しているゴルフ練習場、たとえばフォームを動画で撮影して解析してくれるマシンが常備されているところは、そのマシンの活用で自身のフォームを客観的に観察できます。
ボールポジション、グリップの位置、スタンス幅、頭の位置などを改めて確認し、修正することで正しい構えに近づけられます。
また、より詳しく分析するために、ヘッドの軌道や入射角、飛距離ボールの軌道なども解析してくれるマシンの活用も効果的です。
スライスの出やすい人はアウトからクラブが入ってきてしまっていることや、ダフりやすい人はボールの手前からヘッドが入りすぎていることなども数値でわかります。
ヘッドスピードの計測では、どれくらいクラブが振れているのか、どのくらい飛距離が出ているかも正確に把握できます。
こつこつと練習しつづける
ゴルフの練習は、できる限り定期的に行いましょう。
ゴルフでは、反復練習をしなければ、せっかく身につけた動作を最短3日で忘れてしまうといわれています。できれば間を開けず、「この曜日は必ず練習する」といったような習慣があれば理想です。
そのためには、生活エリア内で通いやすく、設備が整っていて綺麗で、親切なスタッフが常駐しているゴルフ場が見つけられるとよいでしょう。
よい指導者や上手い人からアドバイスをもらう
実際にゴルフの上手い人からアドバイスをもらうことも大切です。
豊富な知識と経験を持ち、いろいろな修正方法を知っている人にアドバイスしてもらえば、より理想のゴルフに近づけるでしょう。
たとえばシングルプレイヤーと一緒に練習をして、その人のフォームをよく観察し、真似てみることも大切です。さらにフォームやスイングで気をつけていること、心構えなどを聞いてみて、実践できそうなら取り入れてみることも効果的でしょう。
自分では気づかなかった癖を発見したり、あるいは持っていなかった知識を手に入れることでスキルアップする可能性は十分あります。
ステップゴルフは月々5,478円 (税込) からの定額制。経験豊富なコーチがいるので、初心者の方でも安心です！
ゴルフが上手くなったと実感できるまでの期間は？
一般的にゴルフを始めてからどれくらい経てば「ゴルフが上手くなった」と実感できるようになるのでしょうか。
こちらもアンケートをもとに見ていきましょう。
こちらの回答を見てみると、「上手くなったと感じたことはない」がもっとも多く28.8%です。次いで「2年以上」「1年~2年」「半年~1年」となっています。
この結果だけ見ると、「思ったより長い」と感じると思います。ただし、「上手くなった」と感じるかは個人の目標設定や周りの環境によって異なってきます。
「80代で回れないと上手いと言えない」という人もいるでしょうし、「半年前の自分と比べれば上手くなった」と考える人もいるでしょう。そのため、「ゴルフが上手い」という抽象的な感覚よりも、スコアなどの具体的な数値を目標として取り組むことをおすすめします。
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ゴルフが一瞬で上手くなる方法はある？
世界的なゴルフツアーでしのぎを削るトッププロは、瞬く間に素晴らしい技術を手に入れたのでしょうか？
残念ながら答えはノーです。
プロゴルファーたちは質の高い練習を、早い時期から長い時間かけて繰り返します。それがたとえツアーの最中であっても、プレーが終わった後コースに居残ってバンカーで練習をしたり、練習用のグリーン上でさまざまな角度から何度もカップインさせる練習をしたり、辺りが暗くなっても止めないそうです。
トッププロでもこのような果てしない練習を繰り返しているのに、一般の人たちが一瞬で上手くなることはなかなか考えられませんよね。
もし一瞬で上手くなれるなら、シングルプレイヤーがあふれかえっているはずです。
ゴルフは複雑な動作が要求されるスポーツなので、その動作を身につけるには動作のメカニズムを学び、その動作を繰り返して時間をかけて身体に覚えこませることが必要です。
これらを身につけることは独学でもある程度可能です。
どのような理屈で身体を動かし、クラブをまわせばヘッドが正しくボールに当たるのかを熱心に研究し、実際に自分で身体を動かしてみましょう。YouTubeなどでプロやハイアマチュアのスイングを何度も見返して、自分のスイングと見比べてその違いを見つけ出し、修正するというメニューを繰り返して上達する人もいます。
もっとも理想的なのは、正しい知識を持った人にアドバイスを受けて、修正しながら練習することでしょう。
つまり、ゴルフは一朝一夕で上手くなるものではなく、時間をかけて習得するものだといえます。
ゴルフの上達が早い人の特徴は？
ゴルフにかかわらず、あらゆるスポーツの上達にはセンスが関係しています。
ただし、はじめは上手くなくても練習の仕方によって、上達しやすい人がいるのも事実です。
とくに、以下の特徴をもつ人はゴルフが上達しやすいいえます。
- コツコツと続けられる
- 正しい知識を学ぶ熱意がある
- 身体を鍛える
順番に解説していきます。
コツコツと続けられる
技術を習得するためには、ある程度の時間と前向きな姿勢が必要ですが、同じ練習を何度も繰り返し、飽きずにつづけられる人が上達する人の特徴です。
何も考えず同じ動作を繰り返すことも大切ですが、できれば1ショットごとにボールポジションやアドレス、グリップなどを確認しながら行うとよいでしょう。
ショット数のみで満足するだけではなく、その過程と結果を確認し、必要であれば修正することが、上達への近道です。
正しい知識を学ぶ熱意がある
ゴルフだけでなく、正しい知識はとても役に立ちます。
間違った知識で、ある程度正確なショットが打てる人もいますが、身体のコンディションやクラブセッティングなどが変わると、対応が難しくなります。とくに自己流でプレイしている人が急に調子を崩すのは、間違った知識が原因のひとつといえます。
基礎的な正しい知識を軸にすると、調子を崩したときにその基礎に立ち返ることで、さまざまな変化に対応できます。
身体を鍛える
ゴルフはクラブを理想的な軌道でスイングさせて、きちんとヘッドにボールを当てるスポーツです。
そのためには複雑な動作をきちんと再現できる技術が必要ですが、その動作には筋力や柔軟性も必要です。
トッププロは、体幹を含めた筋力と関節の可動域の広さを高い次元で兼ね備えています。アマチュアではプロほどの身体能力は必要ありませんが、あれば上達につながるでしょう。
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ゴルフが上手くならない人の特徴は？
ゴルフが上達しやすい人がいる一方で、長い間つづけていてもなかなか上手くならない人もいます。
このような人には以下の特徴が当てはまるでしょう。
- 練習をさぼりがち
- 間違った練習方法を繰り返す
- 人のいうことを聞かない
それぞれ解説していきます。
練習をさぼりがち
当たり前ですが、練習をさぼりがちな人の上達はなかなか見込めません。
繰り返しますが、ゴルフは日常生活では使わない動作を必要とするので、質にもよりますが練習を重ねることで習得する確率が上がるスポーツです。
一説によると、あるひとつの動作を習得するためには、10,000回繰り返さないと身につかないといわれています。さらに、習得した動作は最短で3日行わないでいると身体が忘れてしまうともいわれます。
そのためせっかくコツをつかんだとしても、長い間クラブに触れなければその感覚も失ってしまうでしょう。
間違った練習方法を繰り返す
間違った練習方法は上達しないだけでなく、間違った技術を修正するのには多くの時間と手間がかかってしまいます。
間違った練習方法は、手間と時間のロスが大きいうえ、一度身についてしまった技術は悪い癖となって身体に馴染んでしまい、正しい技術を身につける機会を拒んでしまいます。
人の言うことを聞かない
自分のやっていることが正しいと思い込むことも、ゴルフが上手くならない要因のひとつです。
ある程度ゴルフ歴が長い人は、自分のフォームや練習方法が確立されていて、そのやり方が自分に合っていると思い込んでいることがあります。それでスコアをよくまとめられればよいのですが、そうではない人がすべきことのひとつは、自分のやり方の改善です。
他人のアドバイスを受け入れることは、ゴルフ歴が長ければ長いほど難しくなりますが、今以上に上手くなりたいと考えている人にとっては、避けることのできない方法です。
自分に馴染んだやり方を繰り返していてもショットが安定しない場合は、練習が間違っている、あるいは身体を正しく動かせていないと仮定して、他の練習方法を試したり、上手い人のアドバイスを聞き入れて練習に取り入れることが上達へとつながります。
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結局、ゴルフが上手くなるためのコツは？
結論、ゴルフが一瞬で上手くなるコツのようなものはありません。
ゴルフが上手くなるための唯一のコツ、それは地道な基礎練習の反復しかないでしょう。
何事にも共通しますが、物事の上達には基礎作りと、それを継続する力が求められます。ゴルフは特に「継続は力なり」が結果に出やすいスポーツだといえるでしょう。
まずは、ゴルフスイングが安定するまで徹底的に繰り返し再現性を高めることが、ゴルフ上達のコツ、近道です。
また、「そもそも正しいゴルフスイングがわからない」という初心者は、ゴルフを教えるプロにスイングを見てもらいましょう。初心者がイチから正しく学ぶには、ゴルフスクールがおすすめですよ。
「友人と打ちっぱなしに行ったけど、全然打てなかった……」「会社の人にゴルフに誘われたけれど、一度もやったことがなく不安」このように、これからゴルフを始めたいけれど何から手を出せばよいかわからない、という方は多いのではないでしょう[…]
ゴルフが本気で上手くなりたいならゴルフスクールがおすすめ
たとえば、あなたがゴルフに興味を持ったとします。
道具やルール、マナーなどの情報はネットで調べればある程度は手に入りますが、初めは1人で練習するのはちょっと気が引けます。
思い切って練習場に行ってみたとして、練習やプレイにも慣れてきても、そこから上達するまで長い時間と手間とお金がかかります。ゴルフを始めて間もないころは目新しさもあって新鮮に感じるかもしれませんが、そのうち不満と不安からくるストレスを抱えてしまうかもしれません。
あるいは、あなたが独学でゴルフを楽しんでいて、あるところで行き詰まったとします。
どうしても思ったように打てず、スコアは減るどころか増える一方。何を試しても成果が得られず、いわゆるスランプに陥ります。以前にも増して練習に力を入れますが、練習場である程度回復しても、コースでその成果を再現できないことはよくあります。
このようにゴルフが本気で上手くなりたいと願っている人たちにこそ、ゴルフスクールへの入会で得られるメリットがたくさんあります。
そのメリットとは、どのようなものでしょうか？
ゴルフ上達までの過程をしっかりサポートしてくれる
ゴルフスクールでは、最初にレッスンプロからいろいろ質問を受けます。これまで経験したスポーツや日常生活での運動の頻度、どれくらい上達したいのかなど、質問内容は多岐にわたります。
次に、実際にクラブを持ってスイングしてもらい、どのような癖があるか、どれくらいの筋力と柔軟性があるかをチェックします。
ひととおりのチェックが終わると、基礎からわかりやすく丁寧に教えてくれます。
グリップの握り方、アドレスの構え方、ボールポジションの確認など、細かく、レッスンプロの手本も目の当たりにしながら教わります。それに並行して、ワンレバーやツーレバー（小さなふり幅でのスイング）で胸や骨盤をしっかり捻転させ、10ヤード前後の距離を的確にボール運びができるよう練習します。
最初は地味に感じますが、たとえばボールポジションは、そもそもクラブヘッドがきちんと当たる場所にボールをセットするという意味合いがあります。当たり前ですが、当たりづらい場所にボールをセットしてしまうと、正確なスイングをしてもきちんとボールは当たりません。
また、短い距離でのスイングを覚えると、長い距離、たとえばロングアイアンやウッド系のクラブにも応用でき、安定します。
練習というとドライバーなどの長いクラブを思いきり振り回しがちですが、短い距離のショットを正確に打てるようになることで、結果的に長い距離のショットが安定します。
ゴルフスクールでは、このような基礎をしっかりとレッスンしてくれるだけでなく、レッスンプロがその人特有の癖や身体の動きをチェックし、適切な修正方法を教えてくれます。
自分では気づかなかった、あるいは気づいてはいるけれどなかなか直せなかった動作を、さまざまな修正方法の中からその人に合った方法で修正し、改善につなげます。
ときには動画で自分のスイングをいろいろな角度から撮影し、専用のアプリを使ってどのように修正すると改善するのかを具体的に教えてくれることもあるでしょう。
この一連の流れを繰り返しているうちに、上達が目に見えるようになります。
狙った場所へ繰り返しボールを運べるようになり、力んでいたスイングが少しずつリラックスした状態でより遠くにボールを打てるようになります。ミスショットが出たときはレッスンプロにアドバイスをもらい、ときには1度の修正で自分でも驚くほどよいショットが出ることもあるでしょう。
初心者は独学よりもレッスンを受ける方が効果的
ゴルフスクールにはやや敷居が高い印象もあり、それなりに費用がかかるなどのデメリットがあるのも事実です。また、通いつづけられるだろうかという不安もあるでしょう。
しかし、効率的にしっかりとしたゴルフの技術と知識、経験を身につけたいと考えているのであれば、その技術と知識と経験の質と量が豊富なレッスンプロから手ほどきを受けることで、最短距離でゴルフを上達させることができるでしょう。
しかもそこから成功体験が得られたら、ゴルフそのものが楽しくなり、より積極的にレッスンに通い、その成果をコースで試すという連鎖が生まれることで、よりゴルフが楽しく、そしてさらに上達するかもしれません。
もし身近にゴルフスクールがあれば、試しに覗いてみてはいかがでしょう？そして少しでも興味がわいたら、まずは無料体験レッスンに参加してみることをおすすめします。
