新しい趣味を探す中で「ゴルフを始めてみたい」と思う人は多いものです。とはいえ、身近に経験者や仲間がいないと、どう始めればいいのか迷ってしまいますよね。
ゴルフは本来、1人でも始めやすいスポーツです。道具選びから練習、コースデビューまで順を追って進めれば、未経験でもしっかり上達できます。
この記事では、1人でのゴルフの始め方をステップごとに紹介し、無理なく楽しみながら続けるコツをお伝えします。

1人でもゴルフは始められる!
ゴルフというと「誰かに誘われて始める」イメージを持つ人も多いですが、実際には1人で趣味として始める人も少なくありません。近年は、初心者1人でも安心して通えるレッスンや、マンツーマン指導が受けられるスクールが増えています。
さらに、ラウンド未経験者でも気軽に参加できる「1人予約」サービスなど、練習からコースデビューまでをサポートする環境も整っています。
仲間がいなくても、正しいステップを踏めば問題ありません。今では1人で始めて上達し、後からゴルフ仲間をつくる人も多いのです。
1人でのゴルフの始め方5ステップ
ゴルフを始めるとき、何をどう進めればいいのか迷うのは自然なことです。
特に1人で始める場合は、周りに相談できる人がいないぶん、順番を押さえておくと安心です。
まずは、以下の5つのステップで進めていきましょう。
- 道具をそろえる前に、まずは体験レッスンへ
- 必要最低限の道具をそろえる
- 練習場で基礎を固める
- コースを想定した練習(コースレッスン)
- ラウンドデビュー
順にみていきましょう。
1)道具をそろえる前に、まずは体験レッスンへ
最初は道具を買うことから?と考える人も多いでしょう。
ですが、まずはゴルフスクールの体験レッスンに参加してみるのが得策です。クラブの握り方、構え方、スイングの動きなど、ゼロから丁寧に教えてもらえます。道具を持っていなくてもレンタルできるところが多いので、「ゴルフ」を気軽に楽しめるでしょう。
2)必要最低限の道具をそろえる
体験レッスンの結果、「続けてみたい」と思えたら、道具をそろえてみましょう。
といっても、最初からフルセットを買う必要はありません。初めは7番アイアン、サンドウェッジ、パターなど、必要最低限のクラブでOK。中古や初心者向けセットでも十分です。
3)練習場で基礎を固める
レッスンで学んだ内容をもとに、練習場での反復練習に取り組みましょう。ゴルフでは、同じクラブで同じ動きを繰り返すことが基礎固めになります。
焦らず、コツコツとスイングの感覚を体に覚えさせていきましょう。
4)コースを想定した練習(コースレッスン)
ある程度打てるようになってきたら、次はコースでの動きを意識した練習に入っていきます。
芝の上でのアプローチやパターなど、実践感覚は実際のコースでしか養えません。スクールのコースレッスンなら、ピンポイントレッスンやコーチ帯同のラウンド経験もできるので、コースデビュー前の不安も解消できます。
5)ラウンドデビュー
ここまできたらいよいよ初ラウンドです。
とはいえ最初は18ホールすべてを回る必要はありません。ショートコースや9ホールなど、気軽に回れるコースから始めるのもおすすめです。完璧を求めず「楽しむこと」を大切にしてくださいね。
【1人ゴルフの始め方】1)ゴルフスクールの体験レッスンへ参加
ゴルフを始めるなら、まずはスクールの体験レッスンを受けてみるのが1番の近道です。
特に1人で始める人にとっては、安心してスタートできる環境かどうかが重要になります。
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最初に体験レッスンに参加したほうがよい理由
未経験者がいきなり練習場に通っても、正しいフォームやルールがわからず戸惑うことが多いものです。
その点、体験レッスンではグリップの握り方から姿勢、スイングの動きなどゴルフの基礎をゼロから教えてもらえるので、自己流のクセがつく前に基本をしっかり学べます。
また、初心者の1人参加を前提にしているスクールも多く、通いやすさの面でも安心です。
クラブ選びの相談に乗ってもらえたり、マナーやルールのことを教えてもらえたりと、スクールのインストラクターは「ゴルフのことを何でも相談できる存在」にもなってくれるでしょう。
体験レッスンの選び方
さまざまなゴルフスクールで無料の体験レッスンを開催していますが、次のようなポイントを確認して比較するとよいでしょう。
- 初心者・未経験者歓迎と明記されている
- クラブやシューズの無料レンタルがある
- 通いやすい立地(駅チカ、駐車場ありなど)
- 少人数制や個別対応のレッスンがある
こうした条件がそろっていれば、気負うことなく初めてでもリラックスして参加しやすくなります。まずは気になるスクールを調べて、いくつか体験レッスンに参加してみるのもよいでしょう。
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【1人ゴルフの始め方】2)必要最低限の道具をそろえる
体験レッスンでゴルフに触れ、「続けてみたい」と思えたら、次は道具の準備です。
とはいえ、いきなり高価なフルセットをそろえる必要はありません。最初は必要最低限のアイテムから、無理なく始めていきましょう。
最初に買うものリスト
ゴルフに必要な道具は複数ありますが、初心者がまず用意しておきたいのは以下のとおりです。
| アイテム | 費用相場(税込) | 選び方のポイント |
|---|---|---|
| クラブ(3〜5本) | 約20,000〜40,000円 | 7番アイアン、サンドウェッジ、パターがおすすめ。 |
| ゴルフシューズ | 約5,000〜25,000円 | 履き心地とグリップ力を重視。 |
| グローブ | 約1,000〜2,000円 | 利き手と反対側の手に着用(右利きなら左手)。 |
| ボール(ロストボール) | 約500〜2,000円/1ダース | 中古でOK。最初は消耗品と割り切って。 |
| キャディバッグ(必要に応じて) | 約10,000〜30,000円 | 持ち運びや保管のしやすさを重視。 |
最初は最低限のアイテムで十分です。続けるうちに、自分のスイングやスタイルに合った道具が見えてきます。
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クラブ選びの相談は誰にすべき?
初心者にとって一番難しいのがクラブ選びです。サイズ、重さ、硬さなど、見た目以上に違いがあります。
基本的にはゴルフショップで相談できますが、もしスクールに通っているなら、インストラクターに相談することもできます。実際のスイングを見たうえでアドバイスしてくれるため、合わないクラブを買ってしまうリスクが下がります。
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初心者セットのメリット・デメリット
最初は「初心者セット」として売られているクラブを選ぶのも1つの方法です。メリットとデメリットを理解しておきましょう。
メリットは以下のとおりです。
- 一式がまとめて手に入る
- コスパが良く、手軽に始められる
- 初心者向けの設計で扱いやすい
一方で以下のようなデメリットもあります。
- 自分のスイングに完全に合うとは限らない
- 上達してくると物足りなくなる可能性がある
- 品質や耐久性がやや劣ることがある
初心者セットは、はじめの一歩としては便利ですが、必要に応じて買い替えていく前提で使うのがよいでしょう。ゴルフ道具は奥深く、上達するほどこだわりが必要になります。焦らず、自分に合うものを少しずつそろえていく感覚で進めていくのがベストです。
道具のレンタルもあり◎気軽に通えるゴルフの「庭」ならステップゴルフ。
【1人ゴルフの始め方】3)練習場で基礎を固める
ゴルフの練習といえば、やはり「練習場」が定番です。実際、経験者でも1人で通って黙々と練習しています。自分のペースでじっくりフォームを整えたり、課題に向き合えたりする場所として、初心者にとっても心強い存在です。
ここでは、練習場の種類や、それぞれで効果的な練習方法を紹介します。
ゴルフ練習場の種類
練習場は主に「打ちっぱなし(屋外)」と「インドア(室内)」の2種類に分かれます。それぞれの特徴は以下のとおりです。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 打ちっぱなし | 開放感があり、実際の飛距離や弾道を確認できる。屋外なので天候の影響を受けやすい。 |
| インドア | 天候に左右されず常に快適に利用できる。弾道シミュレーターやスイング解析機器が充実していることが多い。 |
それぞれの特徴を踏まえて、通いやすさや目的に応じて選ぶとよいでしょう。
打ちっぱなし練習場でおすすめの練習
打ちっぱなしでは、実際の飛距離や打球の方向を確認できるのが最大の特徴です。初心者の場合は、以下のような手順で練習すると効果的です。
- 7番アイアンなど扱いやすいクラブを使う
- フルスイングではなく、ハーフショット(小さめのスイング)でフォームを安定させる
- 1球ごとに構えを整え、目的を持って打つ
コツは「力を入れすぎないこと」です。飛ばそうとすると、スイングが崩れやすくなります。フォームや軸を意識しながら、リズムよく打つ練習を繰り返すことで、安定したショットが打てるようになるでしょう。
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インドアゴルフ練習場でおすすめの練習
インドアの最大の強みは、正確なデータと映像でスイングを客観的に分析できることです。屋外より感覚を養いにくいものも、以下のような練習には向いています。
- シミュレーターで打球の方向・回転・スイング軌道を確認する
- スイング映像を見ながら、腕や体の動きを微調整する
- 苦手なクラブや場面ごとに反復練習する
特に1人で練習する場合、自分では気づきにくい動きのクセを数値や映像で把握できるのは大きな強みです。
また、インドア練習場の多くはレッスンと併設されており、気になる点をその場でインストラクターに相談できる点も魅力です。フォームづくりの段階では、こうした施設での反復練習とアドバイスの組み合わせが、スムーズな上達につながります。
【1人ゴルフの始め方】4)コースを想定した練習
練習場で基礎を固めたら、次のステップは「コースを想定した練習」です。
実際のラウンドに向けて、より実践的な感覚を養う段階に入っていきます。
コースを想定した練習とは
基礎練習では、安定したスイングやフォームづくりに集中してきたかと思います。
ここからは、実際のコースに出たときの状況をイメージした練習が中心になります。
たとえば、傾斜のあるライからのショットや、グリーン周りでのアプローチ練習。
また、10ヤード、30ヤードといった距離を打ち分ける練習も、コースでは必要になります。
こうした実践練習は、芝の感触や地面の硬さといった感覚も含めて、自宅や打ちっぱなしだけでは身につきにくい部分です。
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コースレッスンに参加するメリット
コースを想定した練習を1人で行うのは限界があります。そこでおすすめなのが、ゴルフスクール主催のコースレッスンです。
コースレッスンとは、実際のゴルフ場でコーチと一緒にプレーしながら実戦形式で学べるレッスンです。
たとえばステップゴルフでは、毎月70企画以上のコースレッスンイベントを開催しており、インストラクターのアドバイスを受けながら、ラウンドに近い環境で練習できます。
さらにコースレッスンでは、正式なラウンドに出る前でも、「コースの流れ」「クラブ選択の考え方」「マナー」などを体験できるのが大きな魅力。
1人でも参加できるうえ、ラウンド前に不安を解消できる貴重な機会として、多くの初心者が利用しています。
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【1人ゴルフの始め方】5)ラウンドデビュー
スクールなどで練習を積み、ある程度ショットも安定してきた。そうなると次はいよいよラウンドに出てみたくなりますよね。
しかし、「周りに一緒に回れる仲間がいない……」という人も少なくないでしょう。
ここでは、1人でもラウンドデビューができる方法を紹介します。
ゴルフ仲間がいない初心者がラウンドする方法
初心者が1人でいきなりゴルフ場を予約するのはハードルが高く感じるかもしれません。
ですが、最近では1人参加専用のサービスも充実してきており、無理なくデビューできる環境が整っています。
たとえば以下のような方法があります。
1人予約
「1人予約」とは、あらかじめ設定された日程・コースに1人で申し込み、ほかの参加者と組み合わせてラウンドする仕組みです。
全国のゴルフ場で広く導入されており、初心者向けのプランや、レベル別にグループが組まれる形式もあります。
気軽に参加できるうえ、当日は同じように「ゴルフを楽しみたい」と思っている人たちとプレーすることになるため、プレッシャーも感じにくいのが特徴です。
また、通っているゴルフスクールのコンペイベントなどに参加する方法もあるでしょう。
「ゴルフがしたいけど、友達とスケジュールが合わない……」このような悩みは、ゴルフ好きなら1度は経験したことがありますよね。そんなときはゴルフの1人予約がおすすめです。ゴルフの1人予約なら、自分の都合のいい日に合わせて予約がで[…]
1人ラウンド
「1人ラウンド」は、ショートコースなどで1人きりでプレーできる形式です。
自分のペースでラウンドができるため、初心者が実際のコースの雰囲気を知るのに適しています。ほかのプレーヤーの目を気にせず、落ち着いてプレーできるのもメリットです。
ただし、すべてのゴルフ場で実施されているわけではなく、対応している施設は限られています。地域やコースによっては受け入れのない場合もあります。
「ゴルフは楽しいけど、ほかの人とスケジュールを合わせたりラウンド中に相手に気を遣ったりするのが大変……」そんな方には自分の都合に合わせて好きなときにゴルフができる「1人ラウンド」がおすすめです。この記事では、1人ラウンドの特[…]
1人でゴルフを始める前に知っておきたいこと
ここまでの解説で、ゴルフについて右も左もわからない方でも、ある程度始め方のイメージができたでしょう。
最後に、1人でゴルフを始める方が知っておきたい心得のようなものを3つお伝えします。
ゴルフスクールなら、ゴルフの大抵のことは学べる
ゴルフスクールは「スイングの基本だけ教えてくれる場所」というイメージを持たれがちですが、実際には「総合案内所」のような存在といえます。
フォームやクラブの扱い方はもちろん、ルール、マナー、クラブ選び、ラウンド前の準備まで、ゴルフにまつわる一通りのことを学べます。
初心者1人で始めると、誰に聞けばいいのかわからないことがたくさん出てきます。
そんなとき、「何でも相談できる相手」としてスクールのインストラクターがいてくれるだけで大きな支えになりますよ。
ルールよりも先に「マナー」を理解しておく
ラウンドデビューを考えているなら、ルールを完璧に覚えることよりも、まずはマナーを覚えることが大切です。
たとえば「人の前で素振りをしない」「打つ人の邪魔をしないよう静かにする」「グリーンを傷つけないよう注意する」など、基本的なマナーを知っておくだけで、初めてのラウンドでも周囲に迷惑をかけにくくなります。
ゴルフは「紳士のスポーツ」といわれるほど、プレー中の振る舞いが重視されます。
ゴルフはマナーを重んじる紳士・淑女のスポーツです。初心者の中には、「くだらない」「めんどくさい」と感じる方もいるようですが、皆がマナーを守ることでプレーが成立し、楽しむことができると言っても過言ではありません。今回は、ゴルフのマナー[…]
最初から完璧な道具は必要ない
初めから「ちゃんとした道具をそろえないといけないのでは」と身構えてしまう人は少なくありません。
しかし、ゴルフの道具は使ってみないと自分に合うかどうかわからないのが正直なところです。
最初はレンタルや中古でも問題ないため、必要最低限のクラブセットから始めて、徐々に買い足していけば問題ありません。
ステップゴルフは1人でゴルフを始める方にも最適な環境です!
ここまでご紹介してきたように、ゴルフは1人でも無理なく始められるスポーツです。
ただ、上達していくには、自分に合った環境と正しいステップで練習できる場所を見つけることが大切です。
私たちステップゴルフは、そんな方のスタートを全力でサポートしています。
累計会員数・店舗打席数ともに業界No.1のインドアゴルフスクールとして、どなたでも通いやすい環境を整えています。
レッスンはすべて1人ひとりの課題に合わせたオーダーメイド方式。無理のないステップで、自分に合ったやり方でスピーディーに上達できます。
また、レッスンだけでなく、施設を自主練としても自由に使える通い放題のシステムも強みのひとつ。
仕事終わりや休日の合間など、隙間時間を活用してゴルフに取り組みたい方にもぴったりです。
さらに、月70企画以上のコースレッスンも開催中。初心者から上級者まで、それぞれのレベルに合った多彩なレッスンプランをご用意しています。無料送迎付きで、ラウンド前の不安を実戦形式で解消できます。
「これからゴルフを始めたい」「コースに出てみたい、でも何から始めればいいかわからない」そんな方は、まずはお近くの店舗で開催している無料体験レッスンにぜひお越しください。