ゴルフ初心者の方は、ドライバーやミドルアイアンばかり練習しがちです。どうしてもまっすぐ遠くに飛ばしたいという気持ちからフルショットの練習ばかりになるのはわかりますが、上達のためにはアプローチも重要です。
この記事では、具体的にどのように練習すればよいのか紹介していきます。アプローチは練習場だけでなく自宅でも練習できます。スコアアップにつながるよう、ぜひ試してみてください。

そもそも、アプローチ練習でゴルフは上達する?
アプローチでは、フルショットの7割以下のスイング幅でボールを打つことになります。そのため、アプローチショットが確実にできるようになると、以下のメリットが得られます。
- フルショットに比べてボールに当てやすい
- ボールを打点でしっかりと見ることができる
- スイングの軌道がわかりやすい
ゴルフにおけるアプローチの意義
アプローチショットは、全体のショット数においてどのくらいの数を占めるのでしょうか。
具体的に説明しましょう。
パーオンとは、パー5のホールではティーショットから3打目で、パー4では2打目、パー3ではティーショットでグリーンに乗せること。それぞれの打数にグリーン上での2パットを加えてパーとなります。
18ホールをラウンドしてパーオンできた比率を「パーオン率」といいます。
プロゴルファーなら、平均のパーオン率は約70%と言われているため、アプローチショットでグリーンに乗せる機会はさほど多くありません。
しかし、平均スコアが100前後のアマチュアゴルファーの方なら、パーオン率は約10%。つまり、ほとんどのホールでアプローチショットが必要になります。
せっかくグリーンの近くまで来ているのに、アプローチでミスをするとスコアやメンタルへの影響は大きいですよね。
アプローチは、ゴルフのスコアアップにとても大切なショットだといえます。
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アプローチばかり練習するのはあり?

練習時間のほとんどをアプローチに費やしているプロゴルファーもいるほど、アプローチは重要です。
ティーショットは平らな場所から打てることが多いので、スイングが固まっている方なら、ボールの打ち出し方など少ない練習でも十分かもしれません。
ところがアプローチの場合、打つ場所はさまざまです。しかも、傾斜の角度によって打ち方が変わってきます。
とくに日本のゴルフ場の場合、砲台のグリーンが多いので、そのまわりは左足上がりのショットになりがち。(サウスポーの場合は逆)
要するに、練習すべきことがたくさんあるため、その分練習時間も多くなるというわけです。
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上達に必要な4つのアプローチ
40ヤード以下の距離になると、高いボールでグリーンに乗せて止めるのか、低いボールでグリーンの上で転がるボールを打つのか、といった打ち分けも必要になってきます。
具体的には以下のような4種類のアプローチがあります。
- チップショット:転がりに重点を置いたアプローチ
- ピッチエンドラン:ボールをある程度上げて転がるボールを打つアプローチ
- ピッチショット:上がるボールで転がりが少ないアプローチ
- ロブショット:高いボールでぴたっと止まるアプローチ
初心者の場合はチップショットかピッチエンドランを基本としましょう。
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アプローチ専用の練習場はある?
アプローチ専用の練習場はあります。
多くは通常の打ちっぱなし練習場に併設されており、グリーンやバンカー、傾斜付きのエリアを備えているのが特徴です。
例えば千葉の練習場では天然芝からのアプローチ練習が可能な施設もあります。都内ではショートゲーム専用エリアを設け、30ヤード以内の距離感やラン・キャリーの打ち分けを重点的に磨ける環境も増えています。
本番に近い状況で練習したい人には、こうした専用エリア付きの施設もおすすめです。

アプローチ練習時のポイント
フルショットの場合はクラブを変えて、飛距離を変えます。例えば、ドライバーは220ヤード、7番アイアンは140〜150ヤードというようにクラブの番手によって距離を設定できます。
しかし、70〜80ヤード以下のアプローチは1本か2本のクラブで飛距離を調整する必要があります。
このことを前提にして、どのような練習をすればアプローチが上手くなるのか、考えていきましょう。
アプローチの飛距離を知る
腰から腰の間のハーフスイング(テークバックでグリップ位置が右腰の高さまで、フィニッシュ時のグリップ位置も左腰の高さまで)を「ビジネスゾーン」といいます。
7番か8番アイアンを使ってビジネスゾーンのショットを繰り返し、キャリー(ボールが落ちた地点)が何ヤードなのかを把握してみましょう。
多くの方は、30ヤードから40ヤードくらいが落下地点となるはずです。低いボールは落下した後にけっこう転がるので、そのことも重要な情報です。
同じことをピッチングウェッジとサンドウェッジでもやると、7、8番アイアンに比べてボールが高く上がって飛距離が短くなり、ボールの転がりは少なくなります。
練習では、飛距離や転がりを把握するとともに、なるべく一定になるよう、反復練習をするとよいでしょう。
ダフりやトップを減らす
コースでアプローチをダフったり、トップしたりするとすぐに+2打、+2打とスコアが悪くなってしまいます。
アプローチの練習でダフりやトップを減らす練習をすると、フルショットにもよい影響を与えます。
ビジネスゾーンのハーフショットはダフったのかトップをしたのかすぐにわかるので、これらが出ないようにスイングの調整をおこないましょう。
注意するのはダフりやトップを出さないために手打ちになってしまうこと。きちんと肩と腰を回転させて打つよう心がけましょう。
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方向を安定させる
アプローチは方向も重要です。グリーンに乗せるためのショットですが、できればピンの方向に打ちたいですよね。
アプローチショットの方向のぶれはダフりが原因となる場合が多いです。
クラブの底の部分のヒール側(根本部分)がダフった場合は、フェースがかぶり左方向に飛び、トウ側(先端部分)のときは右方向に飛ぶことが多いです。
練習時にボールが右や左に飛ぶ場合は、クラブのソールがマットと水平になっているかどうかを確認し、アドレスしましょう。
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アプローチの練習器具
アプローチを早く上達させたいときには、適切な道具を使うのもおすすめ。
特にアプローチやパターは自宅でも練習できるので、練習器具を使うと早い上達が期待できます。
練習場でのアプローチ練習におすすめの器具
練習場でなら、特別な器具を購入しなくてもアプローチ練習の効率を高められます。
一例として、毛糸を使ったダフりの矯正練習を紹介します。
- 長さ1cmの毛糸を10本用意します。
- マットの上に、打球の進行方向を横切るように、8〜10cm程度の間隔で毛糸を2本おきます。
- 毛糸の間にボールをセットします。
- アプローチショットを打ちます。
もし手前側の毛糸が動いたり飛んでしまったりしたら、その場合はダフっています。
毛糸が動かないようにスイングすることで、ボールを芯でとらえやすくなるでしょう。
自宅でのアプローチ練習におすすめの器具

室内でのアプローチ練習は、ラン(ボールの転がり)を入れて5〜10ヤードを想定したものになります。
実際のゴルフボールを打つ練習もできますが、マンションなど音が気になる場合を想定し、それを解決できる器具も紹介します。
小型のネット
小型のネットがあれば、室内でもアプローチの練習ができます。
折りたたみが可能なものもあり、持ち運びにも便利です。種類はさまざまですが、安いものなら約2,000円で手に入れられます。
柔らかいボール
実際のゴルフボールでは、ミスをしたときに家具に傷をつけたり、音が気になったりするでしょう。
そこで、柔らかくて音が出にくいボールでの練習がおすすめです。ウレタン製やプラスチック製のボールがあり、室内のアプローチ練習に適しています。
自宅にアプローチ練習場を作るのは可能?
狭い室内でもアプローチの練習は可能ですが、もっと本格的にアプローチの練習をしたい方は、屋外、屋内にかかわらずネットを四方に設置することで狭いスペースでも練習場に変えられます。
ボールを多少強く打つ練習もできるようになりますよ。
【実践】練習場(打ちっぱなし)でのアプローチ練習ドリル

ここからは、練習場における「アプローチ練習ドリル」を、ゴルファーのレベル別に紹介します。
ゴルフを始めたばかりの超初心者向けのドリル
ゴルフを始めたばかりの初心者は、クラブのフェースにボールを当てられるようになることから始めましょう。
具体的な練習ドリルは以下の通りです。
- ピッチングウェッジを短く持って、クラブのヘッドでマットをこするように数回素振り。マットをこする“シュッ”という音がしているかが大切です。クラブの振り幅は腰から腰まで。
- 実際にボールを打ちます。腰から腰までのスイングで1球打ったら素振りを数回する、という流れで10球打ってみましょう。ボールがきちんとあたらない場合はスタンスをボールから近くしたり遠くしたりして自分に適した場所を探します。
- 少し振り幅を大きくして10球打ったら、②に戻ってください
この2〜3のプロセスを40球から60球おこない、フェースの芯でボールを当てる感覚を身につけましょう。
初ラウンドを控えた初心者のドリル
実際にラウンドとなると、さまざまな距離のアプローチを打たなければならなくなります。
練習場では距離の感覚を身につける練習が効果的です。
- ピッチングウェッジを短くもって、腰から腰までの振り幅でボール10球打ちます。このときに落下地点がどのあたりかを目測します。練習場で距離の看板がある場合はそれを参考にましょう。
- サンドウェッジを短く持って、1のドリルをしてください。そのあと、7番か8番アイアンで同様にドリルをすると、番手による飛距離の違いを理解できるのでラウンドで役に立ちます。
- 最後にサンドウェッジとピッチングウェッジのフルショットで飛距離を把握します。
これで100ヤード以下のアプローチの距離感とクラブの振り幅を身につけられます。
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スコア110以内を目指す人
何回かラウンドし、さらにスコアを良くして初心者を抜け出したいという方は、アプローチでグリーンに乗せる確率を高める必要があります。
そのためには振り幅の調整を入念におこなうのが効果的です。
腰から腰までのスイングより小さなスイング、フルショットの約70%のスイングを増やして練習をしましょう。
このとき、1球ごとに落下地点の目標を決めてその近辺にボールを落とすという意識が重要です。
【実践】自宅でのアプローチ練習ドリル
室内で練習する場合はアプローチの距離もボールを落とす地点も2メートルから3メートルが限度でしょう。
クラブのフェースにどれだけ正確にボールを乗せることができるかという練習が基本になります。
クラブフェースに正確にボールを乗せる
サンドウェッジを使って練習します。
サンドウェッジはロフトが大きいのでフェースにボールが乗る時間が長くなり、その分スピンがかかりやすくなります。
- 練習用のマットを準備してその上にボールを置きます。
- サンドウェッジで1メートル飛ばす練習をします。このときにボールがフェースの上で滑っている感覚がわかるとGood。
週に数回、30〜40球を打ちましょう。ボールの落下地点に絨毯やバスタオルなどを置いておくと音も静かで、転がりすぎないので安心です。
自分の最適なボールポジションを見つける
ボールを左足寄り、右足寄り、遠め、近めなど置く場所を変えながら打つ練習を繰り返しましょう。
1球ごとに場所を変えると効果的です。位置によってボールがどうなるかを1球ごとに見てください。
例えば左足寄りに置くとボールは少し上がり、右足寄りに置くと低めのボールが出ます。
さらにどんなミスがでるのかも把握できます。
左足寄りの場合はダフり、右足寄りの場合はトップが出やすくなります。どんな時にミスが出やすいのか理解すると上達が早まりますよ。
手首だけを使った手打ちの防止
上の2つのドリルができるようになったら、グリップ部分にタオルを二重三重に巻いて、手のひら全体でクラブを持って打つ練習をしましょう。
1メートル前後の近い距離の場合、手先だけでコントロールできてしまうので、手打ちの癖がつく可能性があります。
グリップを太くして手のひら全体でクラブを持つと、手首を使って打つことができず、体幹を使って打てます。
この感覚が身に付けば、フルショットでも手打ちではなく大きな筋肉を使ったスイングができるようになるので飛距離アップにもつながります。
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室内のアプローチ練習にはインドアゴルフスクールがおすすめ
アプローチは身につけるべきスキルが多岐に渡るため、練習方法も複雑になりがちです。自分が何を習得できていて何ができていないのか、見つけるのも一苦労です。
そこで便利なのが、ゴルフ経験豊富な專門スタッフによるコーチングです。自身の弱点を見抜いてもらい、適切な上達方法を教えてもらえるので、ゴルフ初心者でも遠回りをせずにすみます。
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